無縛さんのマイページ

藤沢宿ガイドツアー

2009/10/16 17:27


去る10月10日は第2土曜日なので、神奈川県東海道を歩こう会主催の宿場めぐりガイド
ツアーの日です。今月の宿場は藤沢宿でした。藤沢宿は江戸から見て、戸塚宿の次、平塚宿の
前に当たり、それぞれより8〜10km離れています。

その藤沢宿なのですが、明治の大火、関東大震災とたび重なる災難で町はほとんど壊滅して
しまい、旧道としての東海道も道としては残っているのですが、その有様に往時を伝えるものは
ほとんど残っていません。ということで今回のツアーはむしろ、藤沢駅周辺名所ツアーの趣でした。

まず行ったのが遊行寺(ゆぎょうじ、画像1)、一遍上人が開祖の時宗の総本山です。
そもそも藤沢の街は、宿場になる前から、遊行寺の門前町として発展した歴史があります。
時宗は、今でこそあまり聞かなくなりましたが、室町・戦国時代には今の曹洞宗や真言宗
ほどの大勢力を誇り、歴史の随所に顔を見せます。例えば「○阿弥」という名前の人を結構
聞きますが、時宗起源の名前です。

遊行寺には歴史の重みを感じさせる事物が多くあります。まず大イチョウの木(画像2)、
まだ色づいていませんが、県の天然記念物です。大きくてカメラに収まりきりませんでした。
それから上杉禅秀(ぜんしゅう)の乱の供養碑。これは敵味方なく戦没者を供養してあります。
これらがこの寺にあるのは、当時時宗の僧たちが聴聞僧として戦役に従った背景があります。

次に小栗堂、遊行寺に数ある塔頭(たっちゅう、境内内末寺)の一つですが、能で有名な小栗
判官(おぐりはんがん)のご当地です。堂の庭には小栗判官と十勇士の記念碑もあります。
このお堂は、数奇な運命をたどった後最後に残った照手姫(てるてひめ)が余生を過ごした所
だそうです。

この寺を後に、旧東海道(碑が画像3)を通って、白旗神社(画像4)に向かいました。白幡
神社は相模二宮の寒川神社から分祀した神社ですが、悲運の武将である源義経公の魂を鎮める
ために建てられました。

伝承によりますと、衣川で打ち取られた義経の首は、鎌倉での首実検の後、海岸に打ち捨てられ
ましたが、金の亀がこの首を今の白旗神社の地まで運び、土地の人があわれに思って供養した
ものを、のちに鎌倉方が、鎮魂のために神社を建立したそうで(画像5に碑)、「白旗」とは
源氏の白旗です。境内には、弁慶塚も義経公の碑を見守るように建てられていました。


Binder: 無縛のバインダー(日記数:1328/全体に公開)
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最新コメント

  • Comment : 1
    熊ヶ峰
    熊ヶ峰さん
     2009/10/16 20:45
    備後国・鞆の浦に浮かぶ仙酔島、昔は海水浴に行った
    であります。白砂の浜、浜から40胆茲砲鱶除けの
    ための網が張られておました。

    何年か前、その仙酔島へ行きましたところ、浜に天女
    の池がありました。昔むかし羽衣の天女が水浴びした
    とか。私がガキの頃、そんな池はありませんでした。

    義経碑、この種のもの、ここに限らず遠近で見ること
    ができます。民俗学者の柳田国男が言いましたなあ、
    昔話には一定のストーリーがあるが、伝説は語り継ぐ
    人の都合で如何様にも作り上げられる。

    みちのくの一の関近きに矢越山なる名の山があります。
    家人は疎開中、この山を見あげて幼少期を過ごしたとか。
    なんでも、この山、義経が衣川から射た矢が越えたそう
    であります。

  • Comment : 2
    無縛
    無縛さん
     2009/10/17 08:40
    私は民間伝承が大好きです。民草たちのファンタジーが
    生きているからです。たとえそれが客観的には明らかに
    不可能なことだとしても、依然大好きです。
    つまらない事実よりも面白いホラの方が「立って」いるからです。
    義経には北避行伝説もあります。北海道から蝦夷を経て
    モンゴルに渡ってジンギスカンになったというのです。
    この伝承は白幡神社の言い伝えと明らかに矛盾しますが、
    でも私はどっちも同時に「信じ」られます。どちらも
    妙味があるからです。私は将来時間ができたら、
    義経南避行説の小説を書きたいと思っています。
    北でなく、叔父の鎮西八郎為朝をたよって南にのがれて、
    朝鮮王国の開祖の瞬天王になったというあらすじです。

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