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飛虎隊休養 (2)

2010/08/23 00:27

今夜は、

 

 

「フライング・タイガース(以下、飛虎隊と略)」とは、蒋介石軍(支那軍)の空軍顧問だった米軍佐官・クレア・リー・シェノールト(支那名は陳納徳、日本では一般にシェンノートと書かれる事が多い)が、蒋介石夫人・宋美麗の資金提供を受け、米国陸海軍航空隊に所属していた一癖も二癖もあったならず者の現役戦闘機パイロット約100名と、整備士等の地上支援要員約200名をもって創設した傭兵戦闘部隊「アメリカン・ヴォランティア・グループ(American Volunteer Group:略称「AVG」)の事です。

 

 

…というお話をネタにするつもりだった。特に、

 

米国陸海軍航空隊に所属していた一癖も二癖もあったならず者の現役戦闘機パイロット約100名と、整備士等の地上支援要員約200名をもって創設した傭兵戦闘部隊「アメリカン・ヴォランティア・グループ(American Volunteer Group:略称「AVG」)

 

…という箇所。


これを読むと簡単に「傭兵戦闘部隊」の隊員が集ったような印象を受けるが、実際にはそうでもなかったらしいという事実。

それと、「一癖も二癖もあったならず者」の内実をテーマにしてみようとの目論見。



この後者の観点で興味深い人物が二人ほどいる。

スペイン内戦の従軍経験者が一人。それから、日米開戦後に、「AVG」が正式に米陸軍航空隊に組み入れられてから航空隊に所属したポーランド人パイロットの存在。

つまり、ここからは、極東の軍事的紛争の展開を超えた、世界史的な視野が開けるはずである。

日支間の「事変」は、ヨーロッパにおける、ファシズムvs反ファシズムの闘いと重ね合わせてイメージされていたという事実。



で、今日は昼間、立川まで用事があったので、ミリヲタ御用達書店にも足を延ばして、フライング・タイガース関連の本があれば買ってしまおうと目論んだのだが…

…残念ながら、それ系の書籍は見つからなかった。


しかし、オスプレイのシリーズの一冊に、カルロス・カバリェロ・フラド『コンドル軍団 スペイン内戦に介入したドイツ人部隊』(大日本絵画 2007)があるのを発見。スペイン内戦のフランコ側(ファシズム側)の「義勇兵」のお話である。

早速、帰宅後に読んでしまったわけだ(で、この時間になってしまった)。


コンドル軍団をめぐるエピソードは、ファシズムvs反ファシズムという当時の世界史的構図の中での、ファシスト側の軍事的介入の形式として興味深いものだ。

「支那事変」の進展の中で、日独伊三国同盟結成を通じて、ファシスト側に自身を位置付けていったのは大日本帝國であった。

その意味で、スペインのフランコを義勇兵を用いて援助したドイツと、支那国民政府の蒋介石を義勇兵を用いて援助しようとした米国という構図の対比は面白い。

要するに、支那の「事変」での米国の行為を「卑劣」と非難すると、同盟国ドイツのスペインの「内乱」での行いも「卑劣」だということになってしまうわけだ。


…と、まぁ、そんな視点も交えて、あらためて明夜にでもまとめてみたい。








Binder: いぢわる、あるいは神の姿(日記数:2143/全体に公開)
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最新コメント

  • Comment : 1
    umasica :桜里
     2010/08/23 01:04
    他に、ミリヲタ御用達書店では、

    大内建二 『悲劇の輸送船』 (光人社NF文庫 2007)

    大内建二 『戦時標準船入門』 (光人社NF文庫 2010)

    …も購入。

    前者のサブタイトルは、

     言語道断の戦時輸送の実態

    後者のサブタイトルは、

     戦争中に急増された勝利のための量産船

    …となっている。

  • Comment : 2
    umasica :桜里
     2015/09/21 16:01
    加筆修正の上、ココログ版の「現代史のトラウマ」記事としてアップ。


     飛虎隊伝説 (3)
     http://uma-sica.cocolog-nifty.com/blog/2015/09/post-c531.html

  • Comment : 3
    umasica :桜里
     2015/09/21 22:12
    《タイトルを変更した》

     飛虎隊伝説 (3)

       ↓

     飛虎隊(フライング・タイガース)伝説 3

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