進む中国の晩婚化
恋人を借りる「余(売れ残り)男」「余(売れ残り)女」 進む中国の晩婚化 女性の権利意識向上
中国で独身男女を対象に「恋人役」を貸し出すサービスがインターネット通販サイトなどに次々と登場して話題になっている。
「結婚はまだか」と催促する親からの圧力をかわすため、独身者が帰省中などに「レンタル恋人」を利用するケースも出ているという。
晩婚化の背景には、女性の権利意識向上がある。中国の「男」と「女」に何が起きているのか。
親の圧力をかわす
共同通信によると、中国最大手の通販サイト「淘宝(タオバオ)」で「恋人レンタル」と入力すると、「親の圧力に疲れていませんか? 恋人をレンタルして帰省すればすべて解決」といった数十件の検索結果が出るという。値段は一元(約12円)から数十万元までさまざま。
30日以内に4件の成約記録がある河南省の女性のページを開くと、サービス項目に「一緒に食事、1時間15元。映画鑑賞、1時間10元(ホラー映画は2倍)。(親類などの)集まりに参加、1時間20元」などと記載されている。
晩婚化 が指摘される中国では両親の期待を重荷に感じる若者が増えており、こうしたサービスが横行する要因になっているとみられる。
高収入が条件
1億8000万人もの適齢期の男女がいる中国ではここ数年、「売れ残り」を意味する「余男」「余女」という新語がメディアを賑わしている。晩婚化 はなぜ進んでいるのか。
中国民政省主管の団体は先月、中国人の結婚と恋愛に関する調査で、月収4000元(約4万9000円)以上の男性とでないと恋愛できないと考える独身女性は80%近くに上ったとのアンケート結果を公表した。
中国の2010年の平均月収は約3000元なので、高収入が条件ということになる。7割近くの女性が、家をもっていることを結婚相手に求める条件と考えていると回答した。
この団体は、中国では女性への財産分与などに対する理解が進むのに伴い、多くの女性が権利を主張するようになったと分析する。
「中国の独身男性は結婚や恋愛に非常にお金がかかる」と指摘している。
男性が家を買う際、4割の男性が不動産権利書に妻や婚約者の名前を載せたがらない一方、女性の側は4割が権利書に名前が記載されることを望むと回答した。
(2月12日付け SANKEI EXPRESS トップ記事より)
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