国宝2
コメントをいただいたので、ちょっと追加。
群馬では、「隠れた宝物」だった古墳や古代の遺跡が、知事さんのおかげで、急にライトアップされることになりました。
知事さんとしては、観光資源としての活用を重視されるわけです。
宝物の価値を、観光に限らず、学問的にも、文化的にも、どこまで高められるか。
力量が試される感じで、緊張しますね。
「国宝」は「重要文化財」のなかでも、特に大切なものとして指定されます。
お寺をはじめとする建造物も国宝に指定されるので、ちょっと正確さを欠く表現ですが、いわば「動産」のお宝の最高峰が「国宝」。
特別史跡や特別名勝、生物種の指定を除く特別天然記念物は、「不動産」のお宝の最高峰ってことです。
「国宝」と「特別○○」の間には、上下関係は全くないのですが、「国宝」という言葉の力は絶大ですね。
文化庁のホームページを確認したら、2月1日現在の新しいデータでは、国宝が1082件、特別史跡が60件、特別天然記念物は58件となっていました。
群馬・徳島・宮崎の3県が国宝を持っていない県。
国宝が多いのはやっぱり、東京276・京都226・奈良197。
4位は大阪だけれど、桁が違って60件。
特別史跡は、持っていない県が17あります。
奈良が10件とダントツで、2位福岡は4件。
群馬、茨城、岩手、静岡、京都が3件。
それぞれ、「なるほどな」と思える県名が並びますね。
国宝の偏在は、国立3館に納められているものが多いってことでもあります。
伊香保の国宝「青磁下蕪花生」は、ハラミュージアム・アークの古美術展示室「觀海庵」に納められています。
明治期の実業家、原六郎氏のコレクションです。
アルカンシェール美術財団が管理団体になっていて、従って所在地としては群馬では無くて東京。
以前は上野の東京国立博物館に寄託されていたものだと思います。
中国龍泉窯の青磁の逸品。
ハラミュージアム・アークは、伊香保温泉の近くにある現代美術の専門館です。
小さいけれど、なかなか見応えのある、すてきな美術館です。
隣には、「伊香保グリーン牧場」があって、入場券が共通になっています。
グリーン牧場は、あの「ダッシュ村」の動物たちが避難してきていることで有名になりました。
国宝一点見に行くだけじゃぁ、ちょっとつまらないけど、美術館と牧場と組み合わせると、子供連れでも楽しめますよ。
ちなみに、五節句さんの地元埼玉は、ご存じの通り国宝が4件。
歴史と民俗の博物館にある備前長船の太刀、同じく長船の短刀。
ときがわ町の「慈光寺経」。
そしてご存知「武蔵埼玉稲荷山古墳出土品」。
稲荷山古墳出土品は一括指定で、あの鉄剣だけが国宝というわけではありません。
帯金具や鏡、玉、馬具、工具等も国宝です。
特別史跡はないけれど、特別天然記念物が3件。
春日部市牛島のフジ、さいたま市田島ヶ原サクラソウ自生地、神川町御岳の鏡石。
中でも、田島ヶ原サクラソウ自生地は、ほんとうに大切な「宝物」ですね。
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