真実の泪
タイトルの通り「true tears」の視聴し終えたので、日記書こうと思います。「true tears」っていうのは全13話のテレビアニメです。要は中学生の恋愛話なんですけど、ちょっとドロドロした三角関係が見所です。私の解釈をもとに日記を書くので、色々と反論があるかもですが、あしからず。
主人公は眞一郎という男の子で、比呂美という女の子の事が好きなんです。この比呂美という女の子も眞一郎の事が好きです。つまり始めから相思相愛なわけですな。ですが、そう簡単に事は進みません。「好きな人の前では素直になれない!」的なことで、互いに本心を知れないまま、すれ違うわけです。そして、互いに違う人と付き合う事になります。眞一郎は乃絵という子と、比呂美は乃絵の兄と付き合うのです。ここで眞一郎と比呂美と乃絵の三角関係が完成するわけです。
さてさて、この乃絵という子が作中のヒロインな訳ですが、こいつが「true tears」の肝。とりあえず、本当に頭のおかしい子なんですね。休み時間はいつも一人鶏小屋にこもり、鶏に餌をやってます。おそらく制服は家畜臭いでしょう。言動もおかしくて、眞一郎と知り合ったその日から「眞一郎の靴の底にはあぶらむしー♪」と、本人の前でも、家でも辺り構わず謎の呪いの歌を口ずさむのです。当然、学校には友達もおらず、むしろ悪い噂ばかりが囁かれているような子なんですね。
それと大事な設定として、この子はかつておばあちゃんを亡くしており、「涙を持って行かれた」というものがあります。「涙を持って行かれた」というのは、おばあちゃんが亡くなる直前に、泣き止まない乃絵を慰めるために「泣き止んで」という意味を込めて、おばあちゃんが乃絵に「涙を持って行く」と言った事から来ています。しかしこの祖母不幸の娘は何を勘違いしたのか、今現在も泣けないという設定なのです。
それで本編の内容としては、結局乃絵と付き合ったものの、やっぱり比呂美が忘れられない眞一郎が最終話でどっちを選ぶのか、みたいな展開になるわけです。結論から言うと、眞一郎はやはり最初から好きな比呂美を選び、話は完結します。ま、眞一郎も乃絵のメンヘラっぷりを察知しての事でしょう。賢明な判断をしました。と、まぁ乃絵は失恋してしまうのですが、この点が私がこの作品をまだ好意的に受け止められている要因ですね。ネットなんかでの評判では、絵柄的にも可愛らしい乃絵とうまく行って欲しかったって声もありますけどね。私自身「成功を描かれるよりも、挫折を描いてくれる方が好き」っていう気持ちがあるんですよね。特に乃絵みたいな世間知らずのバカには。
ま、言うとりますけど実はこのオチの方が乃絵にとっても良かったんじゃないかと思ってるんですね。私は全編見て思ったんですけど乃絵は「思春期を経てない女の子」と思ったんですね。突拍子もない言動や独りよがりな部分などに、私は無邪気な子供を感じました。子供と中学生の違いって何かと考えたら、それは「思春期」の体験なんですよね、たぶん。眞一郎を急に異性と意識し出して「恥ずかしくて顔も見れない」みたいな描写がありましたけど、端的に私の言ってる部分を表してますよね。それに「涙」についても、要は「涙流さずに大人になれない」みたいな事で、「涙を流さない」っていう設定もそういうことなんでしょうね。乃絵の涙は文字通り「おばあちゃんが持って行った」ままであって、彼女はまだおばあちゃんに寄り添ってでしか生きて行けてないわけですな。
そんなアマちゃんの乃絵が、ラストに失恋することによって初めて「思春期」を体験するっていう作品だと思うんですね。失恋して以降の描写で、友達を作って仲良くやってるみたいなカットもありましたし、ラスト背中越しでわかんないですけど恐らく泣いている描写もあって、まぁ痛みを経験したんでしょう。それは、彼女の成長には決して欠かせないもので、それを得られたんだから良かったじゃないですか。
はじめ「あんまり書く事ないから、ちょっと長く書いてやろう」と思って書いたらだらだら長くなってしまった。100点満点中、45点くらいの作品でした。正直大して面白くないよね。作品全体に流れるダササが半端じゃなかった。
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