トルコの農林水産業
農林水産業の概況 アジア大陸西端のアナトリア半島とヨーロッパ大陸東端のバルカン半島南東部の両大陸にまたがっており、北を黒海、西をエーゲ海、南を地中海で囲まれている。 地中海に面した地域は地中海性気候、黒海に面した地域は年間を通じて温暖で降水量が多い。中西部のアナトリア高原は寒暖の差が激しく雨が少ない大陸性気候、東南部高原地域は夏季が高温、冬季の寒さは厳しく、年間通じて降雨量は少ない。 耕地の大部分は降水量の少ないアナトリア高原にあるため、全耕地の18%を休耕地が占めている。しかし、現在も継続中の南東アナトリア地区(GAP地区)での大規模灌漑プロジェクトにより、農産物の生産量は近年飛躍的に向上した。 近年、灌漑の普及、休耕地への作付け奨励策等により、休耕地はここ10年で約20%減少している。主要農産物の生産状況 主な農産物は、羊、小麦、大麦、豆類、オリーブ、ヘーゼルナッツ、てん菜、じゃがいも、きゅうり、トマト、ぶどう、オレンジ、葉たばこ等である。特にヘー ゼルナッツは、世界の生産量の70%を占める。また柑橘類の大部分は地中海沿岸で栽培されている。 林業のGNPに占める割合は1.7%であるが、自然環 境保護や雇用創出に役立っており、経済上も重要な地位を占めている。 水産業は、国土の三方を海に囲まれており、更に湖や河川が豊富にあるため、水産資源 に大変恵まれている。漁獲量の約半分はカタクチイワシである。また近年養殖が伸びてきている。 (1) 価格支持政策 現在、主要穀物については価格支持政策が適用されている。政府は1980年代前半から徐々に価格支持水準を引き下げてきており、93年から直接支払いを導 入した。これによって農家は、指標価格と販売価格との差額を受け取ることが出来る。この制度は穀物、綿花、甜菜、タバコに適用されている。 (2) 貿易政策 トルコは96年1月からEUと関税同盟を結んでいるが、農産物については、一部農産加工品を除いて関税同盟の対象外となっている。トルコは自国の農業政策 をEU共通農業政策に適合させる意志を有しているものの、EUとは農業構造に大きな相違があり、具体的な進展があまり見られていない。情報提供:農林水産省http://rpc.technorati.jp/rpc/ping
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