小売りの先端農場という記事 - オリーブ栽培のこと
午後から雨が降ったので本や新聞を読んでのんびり過ごす。畑ネタが無いので日経の1面にあった「小売り先端農場」という新聞の記事について思うところを。記事の要旨は、TPPに備え小売り(セブン&アイやローソンなどの大手)が直営農場をどんどん始めますというもの。1.大規模化によってコストダウンができますよ2.クラウド化によってもコストダウンができますよ3.生産と小売りが直に繋がる中抜きでコストダウンができますよというが要旨。小売り 先端農場記事抜粋「日本の農業は生産性が低く、衰退の一途を辿ってきた・・・だが規模を大きくして生産性を高めれば収益性はさらに上がる可能性もある。」というのが結び。本題に行く前に、この記事を書いた記者は大丈夫かということ。何しろ、いろいろ書き並べて最後の言葉が「・・・さらに上がる可能性もある。」なんだもの。「可能性」「も」「ある」って言い回し、セブンさんはこんな風に言ってますよ、僕は分からんけどなみたいな、どんだけ逃げとんねんという話し。恥ずかしいひと。まあ、記者の質の低さは置いといて。前提としてコストダウンできないから農業はダメなんだという理屈だが、そもそも日本の農産物はそんなに高いか?と思うがどうだろう。ちょっと、雨が多く降ったり、降らなかったりするとお決まりのようにニュースで野菜の値段が高騰して主婦が困っていますみたいなのをやるが、そういう雑なヒマネタ見るたびに悲しくなる。どうもみなさん忘れているのかもしれないが、野菜というのは、スーパーに並ぶ前は生きているのであって、雨や気温や日照やなんやかんやに当たり前に左右される。そういった環境に全く左右されない工業製品のような野菜なんか食べたくないけどな。それに、沢山取れて安くなっているときはあまりニュースにならなくて高いときだけ嘆かれるのもアンフェアだと思う。つまり、野菜はお日様やその他諸々の自然環境で値段が上がったり下がったりするからいいんだよということ、別に他の消費財の価格と比べてもそんなに高くないでしょということが、まず言いたい。次に、前段のコストダウンができる3つの方法について。1の大規模化でTPPの参加国アメリカやオーストラリアに勝てないだろうという話しは以前に書いたので割愛し2つめのクラウド化について。NECや富士通がシステムを開発して云々と書いてあるが、ほとんどこれまで他の業界で起きたことと同様にNECや富士通だけが儲けて、使い物にならないシステムが農場に残るよと予言しておく。詳しい理由は、次に雨が降ったときにでも。で、最後の中抜きのコストダウンについて。これだけは、間違いなくコストダウンになるだろうと思う。生産者が作ったものは通常、農協に出荷し、卸業者を経由して小売りに届く訳だから、その間を抜かすと、安くなって当たり前。なので、この部分こそコストダウンの肝として取り上げるべきだと思う。セブン&アイ等の大手小売りVS農協という図式。さて、弱小ひとり農業の当オリーブ農園としては、大規模化やクラウド化なんていうので大量生産できないようなこの畑でたくましく生きている木を育てればいいだけだと、改めて、そう思う。なんにも恐くない。



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