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2008年ダラムサラ訪問記(6)

2010/02/09 13:39

2008年10月21日仏教講座テーマ

午前4時半ごろに目が覚めて、ノートをつけていた。今回はともかくよく眠れていない。5時30分荷『停電があった。街が一瞬暗くなった。まだこの時間では、街は暗いのだ。しばらくして回復するが、今回はかなり停電のときがあったように思う。
午前6時になると街は明るくなって人が動き出す。総じていえることだけど、インド人は決して怠け者ではない。彼らはよく働く。それもその仕事の役割が決まっているのだ思うが、朝早くから街の道路を清掃している男がいる。そしていつも同じ場所にごみを集めてそれを大きなリヤカーみたいな物に回収して運んでいく。意識していなかったけれど、彼らは低位のカーストの人たちなのだろう。でも毎朝決まって行われている。
6時をまわったときにはコルラに出かけた。朝いく寺は、正式にはツクラカン堂というのだ。そこにはツクラカン寺院(中央本堂)といってラサのジョカン寺にあたる寺院なのだ。そこにはもっとも重要な
仏像がある。3mの釈迦像とその左に観音菩薩像と右手にグル・リンポチェ像である。グル・リンポチェは8世紀にチベットに仏教を伝えたインド人僧侶である。
この寺の3仏像を昨年拝見した。そのときにかなりえらいお坊さんが見えていて、大騒ぎをしていた。かなりの年齢の方で、若い僧侶が支えていた。
このツクラカン寺院の左手にカーラチャクラ寺院がある。美しいカーラチャクラのマンダラの壁画と金色の仏像が軟体も祭られている。ひつ内は写真禁止と言われている。
その他に、チベット博物館があるが、見たことがない。入場料が必要だ。
そのツクラカンにはダライラマ法王事務所があり、法王はそこにお住まいに成られている。
そのツクラカンの入り口のゲートの手前に左に下っていく細い道があり、その道を下る。すぐに高い山が雪をつけていたり、この時期だと雪がないときがあるが、ヒマラヤの前衛の山だ。トレッキングコースもあると言う。6000mはある。山の名前は忘れた。(ダウラダール山脈)
道を下っていくと、ヘアピンカーブになる左手にヒンズー教の小さな寺院がある。それを見ながら、森の中に入っていく細い道がある。この道がツクラカンを囲む裏の道で、ここをめぐるのをコルラと称するらしい。本来は巡礼の意味だと思う。ラサでも街の中を左周りに回るのをコルラ道と読んでいると言う。この道は早朝チベタンの老若男女がぞろぞろとやってくる。右手でマニ車を回しながら、「オムマニベメフム」とつぶやきながら回るのだ。若い人たちは健康のためのようなところがあるが、老人は信仰のためである。
途中に小さな寺院があり、そこには広い大きな仏塔があり、その山にはチベットの五色の経文を書いた旗が所狭しと立てられている。というか、つるされている。
この寺院の下にはゲンソカンといわれる老人ホームがあるのだが、このときは知らなかった。
コルラは山道を30分ほどで一周するのだが、途中の小さな寺院からの上りがかなりきついのだ。途中によくわからないけれど豪華なホテルのような建物がある。台湾の人が建てたゲストハウスだとも言うのだが、よくわからない。
急坂を上りきるとベンチがあって、いつも年寄りが休憩している。自分も本来なら年寄りなんだけれど、遥かに私のほうが若いと思う。再びツクラカンの正面の門に戻るのだが、その途中にインド人が野菜を売っているのだ。昨年撮った女の子の写真を男たちに見せると、今はいないけれど、渡しておくと言うので手渡した。自分らも写してくれとせがまれた。彼らは写真に取られるのがすきなのだ。

7時過ぎにホテルで朝食を取り、8時にディスクールに行った。
リーダーのK氏は私のことはかまわない風だったので、こちらも勝手に行動する。実にまとまりのない集団になっている。今回は和解人が多いので、こちらも付き合い方がわからないので、あまりかかわらないようにする。

ディスクールは昨年見つけたのだが、そのときは時間がなくてよく見学できなかった。ちょうど朝のお祈りが始まる時間が8時で、そのときまでにホテルに戻らなければならなかったから、国会は8時に学校をのぞくことにした。ツクラカンにいく道の商店の立ち並ぶところに小さな階段があってそこが入り口だ。階段を降りて行くと、講堂(小さな建物だが)から子供たちのお祈りの声が聞こえてきた。窓からのぞくと児童が全員集まっていて、そこでお祈りをしている。中央にダライラマ法王の写真があって、左右にタンカが掛けられている。入り口の脇に年配のチャパを着た女性がいる。周りにも先生と思える女性がいた。
30分くらいお祈りをすると、せまい校庭に全員が出てきて、これから朝礼が始まる。子供ちゃちの写真を何枚か撮る。
このディスクールもTCVの学校で、実はTCVと言うのは大きな慈善事業団体が運営する教育施設で、われわれが訪問している学校は、その一部にすぎないのだ。それは後でわかるのだが、ともかくTCVの組織についても、この団体のリーダーはたいした知識を持っていなかった。
校長先生にこのとき訪問の挨拶をさせていただいたら、自分の親戚が日本にいるという話になって、その女性の住所を教えてもった。なんと尾久に住んでいたのだ。(帰国後に連絡をとって、訪問させてもらった。)思わぬおまけがついたのだ。

10時前にホテルに戻り、ツクラカンで第二回目の仏教講座に行く。


第2回目の仏教講座
仏教にとって大事なことは、常に正しい動機をもつことです。
自分の心の動機が正しく設定されているかが大事なのです。
大乗仏教の教えの基本は、菩提心を持つということですs。一切衆生の救いを求めて悟りを求めることであり、小乗仏教の自分だけの救済のために悟りを求めるのとちがうところである。

仏教を信仰する人たちには段階があって、
下:(初級) 自分の幸せや来世の幸せを求めて修行する
中: 出離のこころ、解脱を求める修行を積む人。より恵まれた生を求めて、輪廻転生を求める。
上: 一切衆生の救済を求めて悟りを求めて修行する。

まずは仏教とはどういうものであるか教えを聞き、実践することが大事で、仏教は知識ではなく、行動なのだ。
第1段階   教えを聞き、実践する
第2段階   聞いた教えについて考える
第3段階   瞑想(考えて理解したことを心になじませる)

第1段階の説明
教えを聞くとはどういうことか。先生を得る、師を選びその師から教えを受ける。知恵をさずかること。だから優れた師を得ることが大事。自分よりもより経験を持ち、知識もった人を選ぶ。

<学ぶ目的>
今世に置ける幸せを求めるものではない。
来世以後の幸せを求めること。

<先生の資質>
最終的な目的に至ることについて説いてくれる師、その教えが効果的に心に入っていく。仏教の教えは心の中に良い変化をもたらす。こころの中によい資質をもたらす。

自分の心の中に良い変化をもたらすのは短期間ではできない。汚水を浄化するのに長い時間がかかるようなものである。徐々に少しずつ時間をかけて行う心の準備が必要。

その次に「教えに対する信心」

信心の心がかけていては何もならない。教えを理解して、信心することが必要。信心は知恵に支えられているときに大きな力になる。知恵に支えられていないと力にならない。

<知恵とは何か>
縁起のの教えと「空」の教えを知る必要がある。知恵を得ることで、正しい行いが何であるか、正しくない行いが何であるかを知ることである。

以上入門的なお話でしたが、引き続き質問を受けられて答えられました。

質問「三毒に対する対策とは」
答え: 三毒とは、無明、執着、怒りである。

無明  空を理解することが大事で、自我は永遠に存在するものでなく、またそれ自体が存在するもの      ではないという「無我」を理解することが大事。
執着: 根こそぎ断絶するには「空」を理解すること。
怒り:  相手に対して愛をはぐくむ瞑想や忍耐の瞑想を行う。

相手の存在を消し去ることを考える。そうすれば怒ることがなくなる。忍耐は修行である。本質を考える修行。相手は三毒にまみれている凡夫であると理解すること。

<後悔の気持ち>自分が怒ったあとで、後悔の気持ちをもつこと。後悔を知ることで、次から起こらなくなる。

誰とも争わず、怒りをもたないことは、相手も幸せにすることである。自分の中に平和をもたらすこと、自分でつくりだすものです。

無明の対策とは、空を知ることで、自我の思い込みを持つ限り、間違える。

質問「布施をするときの気持ちとは」
答え: 見返りをもとめてはならない。命あるものに役立てばよいという思いで行う。
行いの効果を求めてはならない。来世のみならず、今世における幸せを求めるのは正しい心ではない。結果を求めるのはビジネスになってしまう。施しは相手ためになるもの。長い目でみた場合相手のためにならない場合もある。
与えてならないものがある。毒、武器など。出家者にとってはいけない食べ物、戒律を破るようなお酒など。

<布施行の教え>
自分が相手に施しをしたいという気持ち。施すべき時に与える。無駄になるようなものは正しくない。のどが渇いている人にひつよな水を与えなければ意味がない。正しい施しを行うこと。

質問「苦しみと悲しみは同じものですか」
答え: 同じです

質問「子供の不幸は親の責任ですか」
答え: そのとおりです。子供は皮の流れのようなもの、せき止めて流れを変えるのは親の責任です。

質問「愛と執着とは同じものですか」
答え: 両者はちがいます。愛は救済の思いがあるのです。

午前中は、以上の仏教講座ですごしました。


Binder: ひげ爺のバインダー(日記数:20/全体に公開)
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