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憲法9条の賜としての安倍政権という現実

2007/05/07 21:40

憲法改正について考えてしまったので、書いておくことにする。

本来なら、連休も終わり、神様の出番なのだが、もう一日お休みを続けてもらおう。


たまたま、NHKの「クローズアップ現代」で、憲法9条をめぐる話題を取り上げていた。それを見ているうちに思いついたことを書いておきたい。



結論から言えば、安倍政権は、憲法9条の賜(たまもの)だろうということだ。
憲法9条がなければ、現在、自民党に政権があったかどうかも疑わしい、そんな問題を取り上げてみる。

憲法改正をして、9条条文を改変することの目的とされているのは、自衛隊を軍隊として公式に認定することと、国際貢献の名の下に戦闘行為も含めた海外派遣を可能にすることである。

イラク戦争当時、自民党小泉政権は、自衛隊の海外派遣まではなんとか実現させたものの、その任務は非戦闘地域内の復興支援業務に限定せざるをえなかった。9条の縛りがあったからだ。
9条改定により、戦闘地域内での戦闘行為にも参加出来るようにすることが可能になるわけだ。
つまり、戦後復興における、非戦闘地域内限定の復興支援業務だけではなく、開戦当初からの戦闘への参加、つまりイラク戦争への参戦も可能になるということだ。

9条「改正」の結果もたらされるのは、あのイラク戦争を例にとれば、ブッシュ米国政権主導の「有志連合」の一翼を担い、参戦国としてイラク戦争そのものに関与することが可能になる状態である。

しかし、幸いなことに、9条の縛りのおかげで、その道は閉ざされていたのである。誰に一番幸いしていたのか。
安倍晋三氏にである、と私は思う。

イラク戦争開戦から、参戦国としてイラク国内の戦闘に加わり、占領に関与していたら、日本はどうなっていただろうか。
終わらぬ戦闘状態と、それに伴う戦死者の増加の中で、イタリアやスペイン同様に政権交代を迎えるか、ブレアやブッシュのように低支持率の中でなんとか政権の延命だけをはかることが出来ているか、いずれにせよ、自らの政権で憲法改正を企てることなど不可能な状態となっていたはずだ。

9条の縛りを抜きに、自民党政権の下、イラク戦争に直面していたとすれば、有志連合に参加し、交戦国の一員となる以外に選択肢があったようには思えない。
そして、そのことが国益につながったとは思えない。
現在、有志連合主要参加国中に、イラク戦争参加が、国家的利益として評価されている国があるだろうか。ありはしない。
米国内では、いわゆるネオコン連中の利益がかつては語られたが、今では彼らはマヌケの代名詞である。
イタリア・スペインでは、当時の与党は政権を失い、国家的利益どころか自党の利益さえ損なっている。

小泉政権の下の総選挙で自民党が勝利を得られたのは、9条の縛りのおかげで、自衛軍ならぬ自衛隊の任務が、非戦闘地域内での復興支援業務に限定されていたればこそのことなのである。
現在の安倍政権誕生も、その結果を受けてのことであった。


私自身は、国民主権という原則から考えれば、シビリアンコントロールの下、自衛軍を持つこと自体には、論理的には反対ではない。
マジョリティーとしての国民を信頼するのであれば、主権者としての国民の下でシビリアンコントロールを機能させることは可能であるはずであり、「自衛」軍として軍事力を持つことから問題が生まれるとは考え難い。

しかし、イラク戦争をめぐる9条抜きの日本国家の決断をシミュレーションしてみた結果は、上記の通りなのである。
イラク戦争開戦にあたり、米国を支持した自民党政府の決断がいかに誤りに満ちたものであったのか、それがよぉく理解出来るはずである。そのような政治家によるシビリアンコントロールの危うさを考えざるを得ないだろう。

9条を保持することが自民党の政権維持にさえ有利に働いていたという現実を、もう少し、直視してみても良いのではないか、そう私は思ったわけだ。


Binder: 現代史のトラウマ(日記数:665/全体に公開)
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最新コメント

  • Comment : 1
    まみちゃーな
     2007/05/07 21:52
    その番組、私も見ていました。
    とても良心的で、丁寧に作られた番組だと思いました。
    ああいう番組を見たり、日ごろ周囲の友達としゃべっているとわからないのですが、
    実は50代より若い層では改憲派の方が多いんですよね。
    そのことが私にはビックリです。

  • Comment : 2
    にんにん
     2007/05/07 22:24
    マジョリティーが間違わないなら憲法なんかいらない、ということばを思い出します。これを言った人の意図したように、マジョリティーは間違う可能性があるんですよね。


    でも、いつまでもマジョリティーがマジョリティーのままではいられない、ということも、この間の「9条は守れ・つまり今改憲はすんな」の世論が、ようやく増えだしたことで、嬉しさとともに理解できました。


    熱湯浴、じゃないや、ネット右翼も9条があるからこそ引きこもりを続けられるわけで、、、って知ってんのかなぁ、坊やたちは。

  • Comment : 3
    umasica :桜里
     2007/05/07 22:46
    まみちゃーな様

    番組に出てきた、フリーター系の31歳の姿には考えさせられましたね。

    9条改正の結果、何が訪れるかといえば、名誉ある戦死。少なくとも、意味ある死が、自分のものとなるだろうという希望のあり方。
    閉塞感を開くものとしての戦争というイメージ。
    それだけ追い詰められているのでしょうか。格差社会の現実。ワーキングプアの現実がもたらす戦争という名の希望。
    戦争の現実に対するリアリティの希薄さを感じる一方で、しかし格差社会の現実に対するリアリティがそのような思考を生み出しているのだろうななどと想像していました。

    とにかく彼らにとって、現に生きている社会がまったく価値あるものとして感じられていないということだけは理解出来ました。

    しかし、9条「改正」が彼らにとって、現状からの脱却をもたらすかといえば、そんな可能性はゼロ。
    想像力、思考力を鍛えろよお前ら、って気分ですね。

  • Comment : 4
    にんにん
     2007/05/07 22:57
    …少なくとも自分より下の世代に、30代が迷惑かける様な事をしないでほしいですね。働き盛りだろうに。でもその仕事も理想的な形ではなきゃ荒れるか…。

  • Comment : 5
    umasica :桜里
     2007/05/07 23:09
    にんにん様

    私は、自分自身をマイノリティーの範疇で考えています。
    詳しいことは、「現代史のトラウマ」のどっかに書いたはずなので、暇なときに読んでみて下さい。

    基本的に、私には、マジョリティーに対する不信感があるということでしょう。
    先日の、都知事選挙での外山恒一さんの政見放送の演説はよぉく理解出来ます。
    まぁ、私は政府転覆しても、マジョリティーによる新しい政府が出来るだけなので意味ナシと思っているだけですがね。

    …なんてことを書きながら思うのは、(にんにんさんのコメントからの発展型(?)としてですが)マイノリティーにとっての憲法の役割として、マジョリティーの暴走の危険に対する歯止め・担保とでも言いうる側面ですね。
    これは、実際にはマジョリティーの利益にも適うことであるはずです。

  • Comment : 6
    bon
    bonさん
     2007/05/07 23:10
    脳天気な僕が思うに、憲法9条ってE=mc2的完璧な法則で美しいよ!

  • Comment : 7
    umasica :桜里
     2007/05/07 23:11
    にんにん様(こっちはコメ4へ)

    一ヶ月の月収が12万円という状況はマズイですよ。本人の責任と言い切れない側面を感じます。

    自暴自棄になるのも、少しだけは、理解出来ます。

  • Comment : 8
    umasica :桜里
     2007/05/07 23:14
    ん?!様

    そう、美しい!

  • Comment : 9
    にんにん
     2007/05/07 23:16
    えぇッ。月12万??それはひどい。人生設計もできない。結婚も子育てもできない。

    しかし、ホントに、絵に描いたように自暴自棄になるんですね。

    戦争したければ貧困層を作ればいいわけですが、これほど思い通りになるとは…!

  • Comment : 10
    umasica :桜里
     2007/05/07 23:18
    にんにん様

    で、兵隊として死んでいくわけですからねぇ…

  • Comment : 11
    にんにん
     2007/05/07 23:25
    って、僕も手取り14万+残業代じゃんか。ま、昇給は約束されてるか。失業も健保も入ってくれるし。まだまだ先があるよな…、って思えますから。

  • Comment : 12
    umasica :桜里
     2007/05/07 23:32
    にんにん様

    12万円て、30年近く前のサラリーマン時代の初任給がそんなもんだった記憶があるので、この時代に30過ぎてそれじゃぁ、やっぱキツイでしょう。
    昇給、ってのがない世界が日本経済を支えているというわけ。

  • Comment : 13
    にんにん
     2007/05/07 23:41
    非正規雇用を増やせば増やすほど、その企業に援助が出る仕組みとか、消費税率が上がればあがるほど、その分の輸出戻し税が還付される仕組みとか。それが福祉目的税ですよ〜なんていう子供だましにまんまと乗ってしまう悲しき人々。もっと宣伝せねば、と思うわけです。

    なんで、稼ぐ能力の無い小学生が、あめ玉を買っただけでも納税者にされてしまうのか。

    そうそう、消費税(売上税)って、戦中は戦争税として軍事費をまかなったんですよ。当時は一律に取ることを思いつかなかったから、「美容整髪税、写真撮影税etc…」だったんですよ。

    取られてる意識が低いから、使われ方にも鈍感なんですよね。

    …おお、経済やら税金の話になってきて、たくましさを増したなぁ。って思ってんのは僕だけか…。

  • Comment : 14
    umasica :桜里
     2007/05/07 23:51
    にんにん様

    私自身は、年金や健康保険の今後を考えると、財源としての消費税にはリアリティーを感じています。

    結局、それもこれも、「主権者としての国民」を心から信じることが出来れば、何の問題もないハナシなんですよ。
    税金てのは、自分の金を自分のために使うということなんです、究極的には(あくまでも理念ではありますが)。
    お上への年貢とは違うということなんですね、「国民主権」の下での税金というものは。

  • Comment : 15
    にんにん
     2007/05/08 00:00
    そうですよね。ただ、使われ方として、老人も病人もどーーーでもいいよ、と言いたいであろう今の政府が、ちゃんと健康保険や年金(あれ?そもそもなんで年金がなくなっちゃったんだよ)使ってくれるとは、極めて考えにくいんですよね(号泣)

    税金は、広げて考えたら「自分の金を自分も含めた他人のため、同じ国の、自分も含みつつ、弱き仲間のために使う」ってことだと思うんです。


    自分のためにのみ、だったら、米国型のただの保険になってしまうけど、日本の国保制度は、少ない財源で、効率よく全体の健康を保ってきたわけですよ。誰が壊しちゃったんだ…?お上・及び保険会社の皆々様ですよ。さらに、非営利で仲間同士助け合ってるだけの自主共済制度も、市場拡張のために潰そうっていうのが「改正」保険業法なわけで…。

  • Comment : 16
    umasica :桜里
     2007/05/08 00:08
    にんにん様

    「国民主権」を謳った憲法がありながら、なぜそんな現実があるのか、って考える時、それをお上のせいにしちゃあいけないね、ってのが私の考えの基本。

    複数政党制の下での自由選挙で、国民の選んだ代表の多数派により政府は構成されているわけなので、みぃんな自己責任です。
    ってことをこの国のマジョリティーがいつ理解できるのか、そこにこそ問題の根源があるんじゃないか、ってのが私の意見。

  • Comment : 17
    あつこ
    あつこさん
     2007/05/08 00:08
    アフガニスタンで、市民援助の フランス人が、捕虜に されて
    います。兵隊でなくても、新聞記者でも、捕虜に されてしまう
    時代です。それに 最近は、捕虜でも 簡単に 殺されてしまうように
    なって います。憲法9条の おかげで、悲劇から、遠くに いられて
    日本は、恵まれていると 思います。開発途上国に、ボランテアを
    送るほうが、有益なのですが、市民レベルで、学校を 建てに行く
    等とか。。。

  • Comment : 18
    umasica :桜里
     2007/05/08 00:13
    あつこ様

    そう、20世紀型の在来型の戦争でものを考えてはいけない時代になっているんですね。
    戦争の形態自体が変化しているにもかかわらず、第二次世界大戦的イメージで戦争を考えているのが、今の改憲論の土台でもあります。

    21世紀の視点で、9条の価値を再確認することが大事だと感じます。

  • Comment : 19
    斎藤博之
     2007/05/08 08:53
    「うん」と頷く者だけを傍において置く。
    逆らうやつは寄せ付けないから安心だ。
    お父さん(アメリカ)が与えてくれた憲法は嫌だ。
    自前の憲法が欲しい、と言っては見たものの、
    ほんとうはお父さん(アメリカ)の家(安保)を出るのは怖い。
    小心者だと知られたくはないから、
    不必要に強面に叫んで見せる。

    この国の政権は、こんなファルスセントリックな
    コンプレックスの塊で出来ているように見える。
    こんな危ういお坊ちゃまに政治を委ねるこの国民の危うさ。
    「いつか来た道」などという時代錯誤なことは言わないが、
    自由なコミュニケーションが追いやられていく時代になった。
    と感じています。

  • Comment : 20
    よたよたあひる
     2007/05/08 14:12
    >にんにん様・・・横レスですが、

     私は、破綻状態になっている国民健康保険の現状や、国民年金の未納問題をみるにつけ、やっぱり「保険」じゃなくて「税」でやらなくちゃだめだ、と日々思っています。その場合のターゲットはやっぱり消費税ですね。一番やばいと思うのは、ここのレスの中でも言及されていた、ワーキングプア、およびそこに準じた人たちなんですが、日々の生活に追われて、国民年金はもちろん、場合によっては健康保険税も納めることができないでいたりします。
     年金は・・・払えないようだったら、役所に減額免除の手続きに行くという手もあるのですが、もちろん、そんなことを知らないでただ未納になっているわけです。ワーキング・プアのその日暮らしの方は、同時に、事故や病気の大きなリスクを背負う仕事をしていたりするのですが、未納が長すぎると、障害を負ったときの障害年金がもらえません。
    20歳以上から、障害の原因になった怪我や病気の初診日までの期間の3分の2以上を収めていることが必要だからです。
     あとから収めてもだめなんですから。
     ただ、収入が少なくて収められない場合、役所に行って、減額免除の手続きをすることはできます。でも、みなさん、なかなかしないんですよね。知らないのもあるし、知っていても、「明日こそ仕事が見つかるかもしれない」と思っているときに手続きになかなかいく気にならないでしょう。その結果、たくさんの無年金障害者を生むことになっています。
     だったら、基礎年金は税にして、税源は消費税・・これって、倹約した人は倹約した分が税を倹約できるわけで、応能負担としても悪い方法じゃないと思ったりします。

     ながなが失礼しました。

  • Comment : 21
    umasica :桜里
     2007/05/09 21:11
    斎藤博之様

    20世紀末以来、戦争の基本は内戦になってしまってますね。国家間の正規軍同士による戦争は姿を消したかと思われました。

    21世紀になって、他国の領土に侵攻した戦争は、米国によって主導されたアフガン戦争とイラク戦争だけではないでしょうか。
    つまり、戦争の危機、侵略される危機があるとすれば、それを主導するのは米国であることが、可能性としては一番高いわけです。
    まず、それが21世紀に踏まえなければならない、基本的な事実認識でなければならないはずです。

    憲法を「改正」して米国との戦争に備えるというのなら、論理的には矛盾はないでしょう。
    しかし、そうではないのは明らかですから、現状認識のお粗末さについてのみならず、議論の土台自体が論理的に破綻しているのではないかと、安倍政権及びそれに追従する皆さんの主張を目にする度に思います。

  • Comment : 22
    umasica :桜里
     2007/05/09 21:26
    やわらかああひる様

    実際の経験から言って、今の仕事を一度やめた後(その後、引き戻されたが)で、しばらく失業状態だったわけですが、求職中の状態というのは、収入は無いにしても、それがいつまで続くのかなんてわかりません。最短でその状態の終結を望んでいるわけです。
    ところが、年金免除というのは、事前申請なんですね。いつからいつまで収入が無いから免除しろと申請しろと言うのですが、これほど非現実的なシステムは無いでしょうね、失業者にとって。いつまで失業期間が続くのか、そんなことわかるわけはないし、出来るだけ早く次の仕事にありつこうとしている人間に、収入の無い期間の予測を立てて申請することを求めるというのは実にナンセンスなやり方だと、心から、思いました。
    そういう意味でも、年金行政自体に問題ありだったと考えています。

    要するに弱者に対する保障がメインと考えれば、消費税で何の問題もないはずです。弱者に対してはまず消費税負担分を補填し、その上に生活保障を積み上げればよいのですから、弱者にしわ寄せが行くというのは論理の転倒です。ただし、あくまでも、これは、論理的には、という話なのであって、現実の行政がそのようにシステムを構築するかどうかはわかりません。
    しかし、主権者は国民なのであり、現実の行政をコントロールするのは、本来は、国民自身の仕事なはずです。

  • Comment : 23
    s06007
    s06007さん
     2007/05/09 23:31
     最悪のことを考えると自衛の戦争もしなければならないことになるかもしれません。しかし、可能ならば限りなく戦争の実施には慎重であれば慎重であるほど良いということなのでしょうね。
     独、仏は米国に対してそれが今回のアフガンやイラク戦においてはできていたと思います。日本の9条ほど「革命的」平和条項は持っていなかったと思います。
     それにしても9条のおかげで限りなく慎重な態度をとれたと思います。これはとても貴重かつ重要なことだったと思います。
     さて、改憲後に賢明なる戦争慎重の態度を日本は保持できるのでしょうか。

  • Comment : 24
    umasica :桜里
     2007/05/10 08:40
    s06007様

    大東亜戦争って、「帝國の自存自衛」のための戦争でした。
    仕掛けたのは大日本帝國。イラクでの米国並みの先制攻撃でしたが、「自存自衛」のための戦争。
    そして「自存自衛」のために自ら仕掛けた戦争で滅んだのが大日本帝國。

    「自衛」するってのも、難しいモンです。

  • Comment : 25
    にんにん
     2007/05/11 21:24
    横横レス。消費税のどこが応能負担なん?俺らが取られた分が大きな企業に補填されてるだけのシステムですよ。

  • Comment : 26
    umasica :桜里
     2007/05/11 21:40
    にんにん様

    そのシステムを作り上げたのは、主権者としての国民により選ばれた人々なわけだし、システムに対する究極的な責任は国民自身にある、って思わないと、真の意味での主権者にはいつになってもなれっこない。って、私なら思ってしまうが…

  • Comment : 27
    にんにん
     2007/05/12 02:21
    それは、認識の後に出てくる意見であって、現在の消費税体系がどういうものかをまず検証しましょうよ。どこが応能負担かってことでしょ?

    大体生活費にまで課税する消費税って、この国だけだし。何が応能負担やの?僕の5000倍の所得を待ってる人は毎日僕の5000倍の値段の食事をするってことではないでしょう?

    で、作り上げた人々の話なんですが、その中の見抜いて反対した人は、一体なぜ、いっしょくたにされて負担も押し付けられなアカンの?

    騙されたんだから仕方ない、ではちょっと、納得いかない。

  • Comment : 28
    umasica :桜里
     2007/05/12 10:02
    にんにん様

    騙されたんじゃない。

    システムを作り上げるのは自分達なんだということ。

    秘密警察もない、強制収容所もない、複数政党制があり、自由選挙が保障されている国家の国民が、自らの税体系に責任を持つのは当然。
    問題があれば改善すればよいだけのこと。
    現行の消費税に問題があるのならば、「改正」すればよいのであって、消費税という手法自体に問題があるのではない。

    コメ22に書いたけれど、弱者に対する保障として年金制度や健康保険制度などの社会保険を考えれば(性格づければ)、消費税負担分は「補填」するのは当然だし、その上に「生活保障」としての年金体系を構築すれば済むことだと思う。もちろん、消費税の対象となる商品の見直しも視野に入れるのも一つのあり方だし、とにかく、それは国民に決められることなんであって、それを忘れちゃぁいけない。

    日本国憲法下の日本で、「騙された」なんて言葉を使ったら、それは主権者であることの放棄を自ら宣言するようなものだと思う。
    立法が行政をコントロールし、その立法をコントロールするのが主権者である国民だということ、そこを理解しないと、憲法の精神も泣くんじゃないかと思うけど。

  • Comment : 29
    にんにん
     2007/05/12 19:19
    >秘密警察もない、

    公安は残ってるわけで、、、

    >強制収容所もない、複数政党制があり

    いまだに思想差別は根強いし、二大政党制に誘導されていってるし。。。。

  • Comment : 30
    にんにん
     2007/05/12 19:23
    しかし、主権者の権利を放棄した多くの人が、中流意識と「括弧つきバランス感覚」で漂って流されて、後で後悔して、パニックになって、お門違いの方向に攻撃的になって、そんな国。

  • Comment : 31
    よたよたあひる
     2007/05/12 20:45
    >にんにん様

     えーと、確かに「絵に描いた餅」みたいな話をしても仕方ないのはわかっているのですが・・

     私が書いた、「消費税が応能負担」という考え方は、前提として、
    「健康で文化的な最低限度の生活」が保障されていなければ成り立ちません。現行の消費税を含む税体系の問題は、また別の大きな問題です。

     精神科リハの仕事をしていると、「年金制度」の矛盾が身にしみてきくるのです。年金の未納期間があるために障害年金受給資格のない人は多いです。収めるべき期間にわずか2ヶ月分、足らなかったために受給資格がない人もいますし、病気を抱えながら働いて厚生年金を納め続けていたにもかかわらず、初診日の前が未納だったために受給資格なし、ということになってしまっている人もいるのです。
     消費税は、「ものやサービスを買う」時にかかる税なのですから、生活保障がきちんとなされていれば、現行の国民年金、国民健康保険の聴取よりもよっぽど「応能負担である」といいたいわけです。

     
     年金が「相互扶助による社会保障」の仕組みであるならば、受給する人もそれなりの負担をしていた方がどうどうと受けることができると思います。ほどこしをうけるかわいそうな人、ではなく、納税者としての当然の権利ということなので。

     まぁ、「健康保険」も「年金制度」も、戦争の産物であるわけですが。

     

  • Comment : 32
    よたよたあひる
     2007/05/12 21:05
    追記

    健康保険に加入していないと、医療機関の窓口で、10割負担ではなくて20割負担の徴収されるはずなんです。懲罰的意味合いのようですが・・

  • Comment : 33
    umasica :桜里
     2007/05/12 21:47
    にんにん様

    公安も含め、警察組織も行政機関として考えなければなりません。
    行政組織とは、国民の上にあるものではなく、国民の下に存在するものです。

    もちろん、それはあくまでも理念としてということですが、しかし、そこをしっかり把握しておかないと、主権者としての国民の責任を棚上げにして、いわゆる「お上」批判という罠にハマってしまうだけです。

    国民主権という理念の下では、あらゆる国家機関は、国民の上に存在するのではなく、国民の下に、国民がコントロールするもの(コントロールすべきものであり、コントロール出来るもの)として存在しているのだと考えなくてはならないはずです。

    「国家権力」というものを、国民に対立するものとして考えるのではなく、国民自らが作り上げたものと考えなくてはならないということです。


    ただし、ここでの私の議論は、あくまでも法的な側面としての議論です。

    現実の社会関係の中での権力関係の問題、支配―被支配の問題とは別の話であることは理解していただく必要があります。



    そのあたりの議論をしっかり出来るように、「現代史のトラウマ」シリーズ初期の文章を再録しておきました。
    ご参考にしていただければと思います。

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