まず、番組のはじまりが最高の出来だった。
二人の言葉が交互に飛び、最期に
「この戦いに何を見るか」
「この戦いに何を感じるか」
つまり 視聴者に問うのである。
僕は 内藤さんのチャンピオンになった瞬間を現場でみたから
複雑な心境だった。
「お魚君」のように喜ぶセコンドの人を思い出し、
暖かい内藤陣営、
それに比べると ピリピリしたムードに 無邪気さが痛くさえ見える
亀田陣営
僕は なぜ今まで亀田を応援していたか みていてわかった。
お行儀の悪い亀田陣営
それは試合の中でも 現れた
だが 大勢が「内藤コール」をして
まるで 悪者のように 亀田を扱うのは嫌いだ
スポーツというものは みていると、時に自分を重ね合わせてしまうことがある
「亀田は俺だ」
馬鹿でかい夢を追い 周りからは 不器用な生き方を批判される
「やっぱりダメだ」という言葉を 「大衆は期待している」
やっぱりオチこぼれだから、態度がおかしいから、
うまく話せないから。
解説の言うとおり
「試合展開に開きはないのに 判定は圧倒的に内藤大助」
ファイナルラウンドに 熱くなった大毅が 投げ技を披露したことには
まさに 「待ってましたと言わんばかりのブーイング」
大毅は まったくもって劣ってなどいなかった。
内藤さんはもちろん強いが
「若造にボクシングを教えてやる」という 左翼的な期待を具現化するような
試合ではなかった
試合後の大毅のファイトを褒める内藤さんはすばらしかったが、
それが大衆の亀田への批判の餌になるのならば くだらん話だ。
『素直に亀田に勝てたことを喜びたい』(内藤)
これが 一番しっくりくる言葉だろう。
僕も素直に 内藤さんの勝利を祝いたい、
大毅にとっては
今回は あまりに相手が悪かった。
それは ファンを敵に回して、まして内藤のような不遇の過去を背負った相手に
「亀田節」を振り回してしまったという意味においてであり
決して 大毅が弱いわけではない。
だが あのファイナルラウンドのラフプレーと大毅の不器用さ。
これほど ある意味で ドラマチックな展開もあるまい、
大毅よ、次は心置きなく勝ってくれ。
そのときは きっと大衆も 心置きなくお前を応援するだろう。
ウィキペディアでおもしろ荒し(切腹で死亡など)がおきているが
あんなものは「亀田いずむ」であり
「おもしろい」んだからいいと思う。
つまらない「敵対」や「偏見」のほうが
よっぽど くだらん。
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