喫茶店に入り、席に着くと、
隣の席が高校生のカップルだった。
初々しい雰囲気が漂い、幸せオーラーを醸し出している。
激しくイチャつくのではなく、やんわりとイチャつく様子が、
何とも、じれったい。
彼氏が彼女の携帯電話をいじると、
彼女は「やめてよ〜」「え〜、見ないで〜」という
ワードを発しながら、抵抗をするが、
本気で抵抗しているのではなく、やんわりと抵抗している。
自分の事を知って欲しいという想いと、
恥じらいが入り混じった乙女心の現れである。
乙女万歳だ。
彼氏はサディスティックな快感を覚え、
「もう、そろそろ抱けるんじゃねえ」という、ゲスな発想を抱き、
「今日、親いないんだけど、家に来る?」と言い、
さりげなさを演出しながら、誘い出すに違いない。
彼女は動揺を隠しながらも、こくりと頷くに違いない。
家に着き、二人きりになるカップル。
「へ〜、意外と綺麗にしているんだ」というお決まりの文句。
平静を装う彼氏。そして、二人は・・・
なんて、想像をしている間に、僕のコーヒーは冷めてしまった。

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