合宿2日目は午前中は峠を2つくらい攻めて、午後は軽井沢へ行くことになりました。宿の中庭が日本庭園のようになっていて、池には鯉が泳いでいます。朝食は庭にテーブルを出して、そこで摂ることができます。食後にはコーヒーを飲んでまったりしながら今日のコースの打ち合わせをしました。心配していた天気も崩れることなく、朝からよく晴れています。
午前8時に宿を出発、しばらくは平坦な県道を走って南下しました。最初の峠まではみんな一緒にいく約束で、5kmごとに先頭交代をしながらゆっくりと走りました。しかし、ゆっくりとしたペースも長くは続かず、だんだんとスピードが上がっていきます。それでも西尾さんは頑張ってついてきました。小森さんはチェーンが外れたらしく、いつの間にか脱落していました。僕が思うところ、小森さんのペダリングは一定のトルクで回しておらず、チェーンが振動して脱落しているものと思われます。
20kmほど走ると山道に差し掛かり、アップダウンも多くなってきました。これから登る峠は馬越峠といい、最大斜度が18%あるとか。39×25Tでは少し心もとないかんじ。峠の上り口まできたところでmassyさんは小森さんと西尾さんを迎えに引き返し、僕と青田さんで登りに突入。
序盤から結構な急登で、心拍は一気に上昇。先が見えない峠なのでプログレッシオーネでいくことに。本当は峠の頂上付近で心拍が上がりきるといいのですが、峠が予想以上にながく、頂上に近くなる前に心拍はレッドゾーンに入ってしまいました。序盤は相当きつそうだった青田さんが後半に入って復活し、僕を置いて先に行ってしまいました。青田さんを視界に捕らえながら何とか踏ん張りますが、体が全然動いてくれません。延々とつづく九十九折れを、鬼の形相で踏み倒し、やっとの思いで峠に到着。酸欠でしばらくは気分がすぐれません。
いつもなら峠に到着すると、後続のメンバーを迎えにいくためにゆっくり下るのですが、今回の峠はきつすぎて下るのをためらってしまいました。しばらく頂上でウロウロする二人組。息が整ったところで、勾配のゆるい反対側に下って乳酸の分解に努めました。
そのうちmassyさんが西尾さんを伴って峠に到着、そのまま4人で向こう側に下ってしまいました。例によって小森さんには放置プレイを楽しんでもらうことになりました。僕らは峠を下りきってジュースを飲みながらのんびりと談笑。一方、放置された小森さんは峠にたどり着いたものの、あまりの苦しさに峠から身を投げようと思ったそうです。
当初は三国峠まで足を伸ばす予定でしたが、午後のスケジュールを考えてコースを短縮することになりました。このまま野辺山まで行って、ヨーグルト・ソフトを食べて帰ることに。野辺山までの区間も高速巡航になりましたが、massyさんのハイペースに不覚にも付き切れしてしまいました。情けないことこの上ない。
僕は野辺山でソフトクリームを食べてなんとか復活。少し元気になりました。ここからは下り勾配。合宿一日目に頑張って登ったコースを今度は下ることになりました。この区間は面白いほどスピードが乗りました。先頭にでるとかなり踏まなければならず、結構きついのですが、後ろについているときは足を止めていても大丈夫なくらい。
小海で休憩してパン屋に入ったときのこと。昼食のパンを食べながらmassyさんが、「今日は全然速くなかったよな?」と聞くので、僕は「ええ、楽勝でしたよ」、と冗談で答えました。さきほど付き切れしておいて楽勝なわけがありません。するとmassyさんがオロナミンCを買ってきて飲み始めました。なんでも、皆がいい練習になるように先頭を引きまくるため、これを飲んで元気ハツラツになるんだとか。これを聞いた僕と青田さんが凍りついたことは言うまでもありません。
さっさとパンを食べてしまった人は店を出てしまい、食べるのが遅い僕は一人取り残されました。残りのパンをゆっくり食べていると、massyさんが西尾さんと小森さんを先に出発させ、自分も自転車にまたがって待っているのが見えます。これには僕も泡を食って店を出ました。
宿までは約20km、ここからは多少のアップダウンはあるものの、ほとんど平坦です。3人揃うとすぐに出発です。残り距離も少ないので最初から高速巡航でした。3人で交代をしていますが、明らかにmassyさんの引くスピード、時間が他を圧倒していました。向かい風でも42〜45km/h、風がなくなればすぐに50km以上に上がります。
平坦のあまり得意でない青田さんにとっては地獄でしょう。青田さんは前に出るのがやっとでスピードがキープできずに苦しんでいます。僕も後ろについているぶんには足を休められましたが、先頭にでると風圧がきつく、15秒以上引くのはきついペース。先行していた西尾さん、小森さんグループを抜き去り、容赦のない平坦練習になりました。結局佐久市内に入り、信号が多くなるまでスピードは緩みませんでした。もう少し頭数がいればもっと面白い練習ができたと思いますが、信号につかまらずにあれだけの距離を巡航できるのは合宿ならではのこと。非常によい練習になりました。これで一日が終わった気分。
午後の軽井沢は練習の疲れと車酔いでヘロヘロになってしまい、ほとんどお茶を飲んで体を休めていました。さすがに避暑地だけあって涼しくて過ごしやすかった。皆はショッピングを楽しんでいましたが、僕はファッションに全く興味がなく、周辺をウロウロしていました。
夜は庭でバーベキューを食べながら花火を楽しみました。バーベキューといっても食材はかなりいいものを使っているのでかなりうまかったです。特にイベリコ豚の肉は脂がのっていて最高だった。他にも新鮮なラム肉、黒毛和牛と良質なたんぱく質を摂取することができました。しかし、練習のきつさから胃腸をやられてしまい、たくさんは食べられなかったのは残念です。
お腹も満たされてきた頃、花火大会が始まり、轟音とともに夜空に綺麗な花が咲き始めました。すぐ近くで打ち上げているため、風に乗って硝煙のにおいがしてきました。庭からも花火は見えましたが、木が邪魔になって一部しか見えません。食事が済むと皆で河原に行き花火鑑賞にいきました。
外は花火を見に集まった大勢の人でにぎわっていました。僕が最後に行った花火大会はもう15年くらい前のこと。久しぶりにこんなに近くで花火を見ることができました。注意深く観察してみると花火の色や形も多種多様で、見ていて大変面白かった。ここまで表現できるようになるまでには花火職人たちの積年の研究や努力の蓄積があったのでしょう。先週、海で遊んだこと、この日に花火を見たことで、久しぶりに自分の心が少年時代に帰った気がします。この日の花火は特大のスターマインで華々しく幕を下ろしました。
合宿も2日目が終了し、最後の夜を迎えました。夜はまた酒を飲みながら皆で談笑しました。普段はお酒を飲まないmassyさんも珍しくお酒を飲んで真っ赤な顔をしています。西尾さんの解説つきでオリンピックの柔道を見たり、massyさんと小森さんの漫才のようなトークで笑わせてもらました。このときすでに練習と家族サービスで疲れた青田さんは夢の中。いつしか夜もふけてゆき、会はおひらきになりました。
読み込み中...










絵文字入力パレット



※入力欄では、コード文字で表示されます。

読み込み中...
来年コーチはBR1で登録しておきます(笑