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【一問多答】人は自分自身に嘘がつけるか?

差出人: 呟き尾形さん 呟き尾形<ZAN01231…>
送信日時 2005/05/01 06:55
ML.NO [ept:11082]
本文:

こんにちわ。みなさん。呟き尾形です。

”[ept:11052] 【一問多答】人は自分自身に嘘をつくことができるか?”へのレ
スです。

【一問多答】人は自分自身に嘘をつくことができるか? へのレスです。

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 まず、嘘をついている状態について考察します。

 嘘をついている状態とは下記のような状態であるということがいえます。
 1・事実をまげて空想したことを述べる状態。
 2・本当では無い事を主張している状態。
 3・事実を偽っている状態。
 4・事実に対して、間違っている状態。

 これを自分自身に対して、事実ないし本当を誤った認識にさせられるかどう
か。
 ということが今回の問いの回答になります。

 まず、1の「事実をまげて空想したことを述べる状態」です。
 空想とは、基本的に自覚的に行われるものですが、そもそも空想とは、現実を
無視して頭の中で想像することです。
 つまり、無自覚に空想してしまえば、自分に嘘をついている状態であると言え
ます。
 たとえば、「事実」を誤って認識する、ないし認識できない「事実」を無意識
の内に空想で補うということは可能です。
 となれば、人は自分自身に嘘をつくことができるか?
 ということにおいては、1のケースにおいては可能ということになります。

 次に、2の「本当では無い事を主張している状態」です。
 「本当ではない」事を主張するためには、「本当である」ことを自覚している
必要があります。
 本当のことを自覚しつつ、本当では無い事を主張し、かつ、自分自身に本当で
は無い事を信じ込ませるということは、論理的には不可能です。
 ただし、いわゆる「いい間違い」などによる、発音および表記によるミスに
よって、2の「本当では無い事を主張している状態」となったときは、本当を
誤って認識させた。ということになりかねません。
 しかし、それはミスであり、自分自身に嘘をついた事にはなりません。
 なぜなら、「本当」を自覚しているからです。
 2のケースが成立する、嘘がついている。という状態とは、「本当で
ない」ことを「本当」であると認識させることです。
 しかし、2のケースが成立するためには「本当」のことを自覚していなければ
ならないので、矛盾した事になります。
 ゆえに、2のケースにおいては、不可能ということになります。

 次に3の「事実を偽っている状態」ですが、これも、2と同じく、事実を偽る
ためには、事実を知っており、偽る自覚がなければ、事実を偽っていると言うこ
とにはなりません。
 つまり、3のケースが成立する、嘘がついている。という状態とは、「事実」
と知っている事を、自分自身に「事実」ではない。と認識させることです。
 しかし、3のケースが成立するためには「事実」を認識していなければいけな
いので、矛盾した事になります。
 ゆえに、3のケースにおいては、不可能ということになります。

 次に、4の「事実に対して、間違っている状態」ということですが、これは1
のケースに類似しています。
 勘違い、情報不足、早とちり、先入観、思い込み、希望的観測、楽観、悲観、
事実を誤認したいと言う気持ちを根拠とする推測、机上の空論。
 このような状態から、根拠も無く、事実と異なる事、つまり、事実に対して、
間違っていることを事実として、確信してしまうことなど、日常生活において、
多くあるある事です。
 もちろん、それをよいこととはしませんが、「事実」としてあるということで
す。
 だからこそ、人はさまざまな作業において、ミスをする原因や誤認の原因にな
るわけです。

 さて、上述の4つケースより、自分自身に嘘をついている事が成立する場合
と、成立しない場合がある。と言えます。
 自分自身に嘘をついている場合は、結果的に事実ではない認識をしたというこ
とになり、これが「嘘をついている」と言えるかどうかということになります。
 つまり、主体的に「嘘をついている」事になるのか?
 「嘘をつく」というのは、原則として、主体的に行われなければいけない事で
す。
 もちろん、上記の4のケースによって、「事実を誤認したいと言う気持ちを根
拠とする推測」という特殊なケースがあるものの、主体的に嘘をつくケースは、
2と3のケースです。
 となれば、1と4は、本人にそもそも嘘をつくという意思はないことになり、
それは、「嘘をついている」ということは成立しないと考えられます。

 すると、「嘘をついている」ということが2と3のケースであり、2も3も自
分自身に嘘をつくということはできません。

 ゆえに、「人は自分自身に嘘をつくことができない」ということになります
 
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 う〜ん、書いた本人も言うのもなんですが、ややこしい(笑)

 それでは失礼いたします。





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