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この羊歯は?

投稿者:虎ジロウさん  2007/12/09 09:21  MLNo.8259   [メール表示]

kuranetの皆さん 寒くなってきました、
 今朝畦道脇作業小屋の縁で見たシダ種名が判りません、何方か添付の画像で判れば教えて下さい。                        片山二郎 



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  • MLNo.8272   "池畑 怜伸"さん  (0) 2007/12/13 18:32  [メール表示する]
    片山様、皆様
    “シダ担当”みたいな池畑です。遅いお返事ですが気にはしていました。
    お尋ねのシダは2枚の添付写真から「イヌケホシダ」であろううと思います。
    全体の形・軸に毛が密生している・「羽片」(と言いますが、中央の軸から横に張り出している葉)
    の長さが中央部が最長で、下部はその半分ほどしかない・2枚目の写真で、胞子のついている
    「裂片」という櫛の歯状の部分の先端が丸みを帯びる、などからの判断です。ほかにも生えている
    場所が「畦道脇作業小屋の縁」というのもありそうな場所です。写真を添えますのでご覧下さい。
             
    (左)池畑の庭(3年前に庭師がつくった涸れ泉水の縁)、(右)家から50mほどの用水の岸 
     このイヌケホシダはよく似たホシダと区別しなければなりませんので、その写真ものせます。(池畑の図鑑から)
        
    上はホシダです。先端が槍の穂先状に伸びる形はイヌケホシダより著しい。また裂片の先は上写真のように尖る。
    これらの比較点は前記のイヌケホシダの項に列挙しています。(片山さんの写真と比べてください)

    以上はかなり丁寧な返事になりましたが、実は下心があります。
    イヌケホシダは近年分布域が次第に北に向って広がりつつあると言われています(このことについて、きしわだ自然
    資料館の村上健太郎氏が調査を行っておられます)。ところが岡山県ではその調査が
    組織的にはほとんど行われていません。たとえば「日本のシダ植物図鑑」には岡山県のデータはゼロです。
    しかし
    上記写真のように我が家の庭にも、すぐ側の川岸にも、また倉博近くの民家の溝にも、また我が家のお寺さん
    (これは岡山市のど真ん中に)の庭にも、また早くから気付いていたのは後楽園の温室東側の塀際(ここは後楽園の
    駐車場の東端からすぐ近くですので、見たい人は簡単です)など、身の回りにたくさんあるのです。
     なぜ調査が進んでないかといえば、簡単な理由は、私たちがいつも調査に出かけるのは「山の方」であるからです。
    このシダは、前記のように、町や村の人家まわりに一番に生えてくるようです。溝や小川の縁・新しい造園地・墓地など
    そのような場所には普通、我々山靴にリュックサックの調査隊はで掛けません。
     
    ついてはこの片山さんのお尋ねをきっかけに、クラネットの皆さんに「ここでも見たよ」というお知らせを頂ければ
    大変に事態が進展するかと、虫のいい妙な期待を抱きましての上記の詳しいお返事でした。お知らせよりもっと
    有り難いのは、きちんとした標本の形で倉博に届けて頂けることです。以上ですがどうかよろしくお願いします。
    池畑 怜伸
    ikehata.reishin@…
    岡山市中井406-8
    ----- Original Message -----
    From: 片山二郎
    To: 友の会メールリングリスト
    Sent: Sunday, December 09, 2007 9:21 AM
    Subject: [kuranet:8259] この羊歯は?


    kuranetの皆さん 寒くなってきました、
     今朝畦道脇作業小屋の縁で見たシダ種名が判りません、何方か添付の画像で判れば教えて下さい。                        片山二郎 
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  • MLNo.8274   "池畑 怜伸"さん  (0) 2007/12/13 22:36  [メール表示する]
    片山様、皆様
    “シダ担当”みたいな池畑です。遅いお返事ですが気にはしていました。
    お尋ねのシダは2枚の添付写真から「イヌケホシダ」であろううと思います。
    全体の形・軸に毛が密生している・「羽片」(と言いますが、中央の軸から横に張り出している葉)
    の長さが中央部が最長で、下部はその半分ほどしかない・2枚目の写真で、胞子のついている
    「裂片」という櫛の歯状の部分の先端が丸みを帯びる、などからの判断です。ほかにも生えている
    場所が「畦道脇作業小屋の縁」というのもありそうな場所です。写真を添えますのでご覧下さい。
             
    (左)池畑の庭(3年前に庭師がつくった涸れ泉水の縁)、(右)家から50mほどの用水の岸 
     このイヌケホシダはよく似たホシダと区別しなければなりませんので、その写真ものせます。(池畑の図鑑から)
        
    上はホシダです。先端が槍の穂先状に伸びる形はイヌケホシダより著しい。また裂片の先は上写真のように尖る。
    これらの比較点は前記のイヌケホシダの項に列挙しています。(片山さんの写真と比べてください)

    以上はかなり丁寧な返事になりましたが、実は下心があります。
    イヌケホシダは近年分布域が次第に北に向って広がりつつあると言われています(このことについて、きしわだ自然
    資料館の村上健太郎氏が調査を行っておられます)。ところが岡山県ではその調査が
    組織的にはほとんど行われていません。たとえば「日本のシダ植物図鑑」には岡山県のデータはゼロです。
    しかし
    上記写真のように我が家の庭にも、すぐ側の川岸にも、また倉博近くの民家の溝にも、また我が家のお寺さん
    (これは岡山市のど真ん中に)の庭にも、また早くから気付いていたのは後楽園の温室東側の塀際(ここは後楽園の
    駐車場の東端からすぐ近くですので、見たい人は簡単です)など、身の回りにたくさんあるのです。
     なぜ調査が進んでないかといえば、簡単な理由は、私たちがいつも調査に出かけるのは「山の方」であるからです。
    このシダは、前記のように、町や村の人家まわりに一番に生えてくるようです。溝や小川の縁・新しい造園地・墓地など
    そのような場所には普通、我々山靴にリュックサックの調査隊はで掛けません。
     
    ついてはこの片山さんのお尋ねをきっかけに、クラネットの皆さんに「ここでも見たよ」というお知らせを頂ければ
    大変に事態が進展するかと、虫のいい妙な期待を抱きましての上記の詳しいお返事でした。お知らせよりもっと
    有り難いのは、きちんとした標本の形で倉博に届けて頂けることです。以上です、よろしくお願いします。
    池畑 怜伸
    ikehata.reishin@…
    岡山市中井406-8
    ----- Original Message -----
    From: 片山二郎
    To: 友の会メールリングリスト
    Sent: Sunday, December 09, 2007 9:21 AM
    Subject: [kuranet:8259] この羊歯は?


    kuranetの皆さん 寒くなってきました、
     今朝畦道脇作業小屋の縁で見たシダ種名が判りません、何方か添付の画像で判れば教えて下さい。                        片山二郎 
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  • MLNo.8277   "池畑 怜伸"さん  (0) 2007/12/14 18:33  [メール表示する]
    これは(先に発信したものが届かないようなので)同じものを2回目に発信しています。

    片山様、皆様
    “シダ担当”みたいな池畑です。遅いお返事ですが気にはしていました。
    お尋ねのシダは2枚の添付写真から「イヌケホシダ」であろううと思います。
    全体の形・軸に毛が密生している・「羽片」(と言いますが、中央の軸から横に張り出している葉)
    の長さが中央部が最長で、下部はその半分ほどしかない・2枚目の写真で、胞子のついている
    「裂片」という櫛の歯状の部分の先端が丸みを帯びる、などからの判断です。ほかにも生えている
    場所が「畦道脇作業小屋の縁」というのもありそうな場所です。写真を添えますのでご覧下さい。
             
    (左)池畑の庭(3年前に庭師がつくった涸れ泉水の縁)、(右)家から50mほどの用水の岸 
     このイヌケホシダはよく似たホシダと区別しなければなりませんので、その写真ものせます。(池畑の図鑑から)
        
    上はホシダです。先端が槍の穂先状に伸びる形はイヌケホシダより著しい。また裂片の先は上写真のように尖る。
    これらの比較点は前記のイヌケホシダの項に列挙しています。(片山さんの写真と比べてください)

    以上はかなり丁寧な返事になりましたが、実は下心があります。
    イヌケホシダは近年分布域が次第に北に向って広がりつつあると言われています(このことについて、きしわだ自然
    資料館の村上健太郎氏が調査を行っておられます)。ところが岡山県ではその調査が
    組織的にはほとんど行われていません。たとえば「日本のシダ植物図鑑」には岡山県のデータはゼロです。
    しかし
    上記写真のように我が家の庭にも、すぐ側の川岸にも、また倉博近くの民家の溝にも、また我が家のお寺さん
    (これは岡山市のど真ん中に)の庭にも、また早くから気付いていたのは後楽園の温室東側の塀際(ここは後楽園の
    駐車場の東端からすぐ近くですので、見たい人は簡単です)など、身の回りにたくさんあるのです。
     なぜ調査が進んでないかといえば、簡単な理由は、私たちがいつも調査に出かけるのは「山の方」であるからです。
    このシダは、前記のように、町や村の人家まわりに一番に生えてくるようです。溝や小川の縁・新しい造園地・墓地など
    そのような場所には普通、我々山靴にリュックサックの調査隊は出掛けません。
     
    ついてはこの片山さんのお尋ねをきっかけに、クラネットの皆さんに「ここでも見たよ」というお知らせを頂ければ
    大変に事態が進展するかと、虫のいい妙な期待を抱きましての上記の詳しいお返事でした。お知らせよりもっと
    有り難いのは、きちんとした標本の形で倉博に届けて頂けることです。以上ですがどうかよろしくお願いします。
    池畑 怜伸
    岡山市中井406-8
    ----- Original Message -----
    From: 片山二郎
    To: 友の会メールリングリスト
    Sent: Sunday, December 09, 2007 9:21 AM
    Subject: [kuranet:8259] この羊歯は?


    kuranetの皆さん 寒くなってきました、
     今朝畦道脇作業小屋の縁で見たシダ種名が判りません、何方か添付の画像で判れば教えて下さい。                        片山二郎 
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  • MLNo.8280   虎ジロウさん  (0) 2007/12/15 09:22  [メール表示する]
    池畑怜伸様
     ご丁寧な御教授有難う御座います、 標本に出来るか如何か判断出来ませんが。
    博物館狩山様宛てに画像では同定が困難ではと実物を昨日郵便にて送りました。
    採取地は 岡山市平井四丁目4地先 畦道 

    ----- Original Message -----
    From: 池畑 怜伸
    To: kuranet@…
    Sent: Thursday, December 13, 2007 6:32 PM
    Subject: [kuranet:8272] Re: この羊歯は?


    片山様、皆様
    “シダ担当”みたいな池畑です。遅いお返事ですが気にはしていました。
    お尋ねのシダは2枚の添付写真から「イヌケホシダ」であろううと思います。
    全体の形・軸に毛が密生している・「羽片」(と言いますが、中央の軸から横に張り出している葉)
    の長さが中央部が最長で、下部はその半分ほどしかない・2枚目の写真で、胞子のついている
    「裂片」という櫛の歯状の部分の先端が丸みを帯びる、などからの判断です。ほかにも生えている
    場所が「畦道脇作業小屋の縁」というのもありそうな場所です。----- Original
    Message -----
    From: 片山二郎
    To: 友の会メールリングリスト
    Sent: Sunday, December 09, 2007 9:21 AM
    Subject: [kuranet:8259] この羊歯は?


    kuranetの皆さん 寒くなってきました、
     今朝畦道脇作業小屋の縁で見たシダ種名が判りません、何方か添付の画像で判れば教えて下さい。                        片山二郎 
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