Masaです。
前回の投稿を書き直しました。
数日前の記事で 三菱UFJが数年後の国債のリスクシナリオを昨年策定していたことが書かれていた。
テレビのニュースではまったく伝えられなかった。
それと、数週間前のNHKで、地方銀行で国債に対して不安がもっていることを報じていた。
できるだけ国債の保有比率を下げたがっているのだ。
これは 報道のされ方は小さいが、重要なニュースだ。
国内の銀行が国債に対して不安を抱き始めたというのだ。
これまでは、日本国債の先物を売り浴びせるヘッジファンドの動きがあっても、びくともしなかった。
これは、国債が国内で消化されているので、海外のヘッジファンドが仕掛けてきても、びくともしなかったのだ。
しかし、ここにきて国内の金融機関が不安を持ち始めたこという事実がチラホラと表面に出始めてきた。
どんなに堅固な城でも、内に不安が宿り始めると、外からの攻撃に崩れやすくなる。
一度不安心理に陥ると止められない状況になるだろう。
IMFが 来週日本に調査団を送ってくる。
日本の財政問題、あるいは国債の暴落リスクについて調べるためのようだ。
ついに ここまできたかという思いが私には強い。
わたしは、ここ4,5年 このままでは 日本がIMFの管理下に入ることも想像していたが、
ここにきて IMFが 日本の危機的とも言える財政状態に対して重大な関心を持ち始めた。
おそらく 財政破綻の可能性も視野に入れているかもしれない。
なぜ日本がIMFの管理下に入る可能性を想像したかというと、日本の政治に統治能力がないことがはっきりしたからだ。 日本は 自分で自分の尻を拭くことができない。
統治能力がないというのは、国民に厳しいことを受け容れるように説得できないということだ。
あるいは、戦略的な政策転換ができない。それには、既得権益の配置換えを伴う。
日本はこれができない。
このまえ、韓国からのニュースで、ソウルと平昌の間に予定していた新幹線建設を中止したというのがあった。
理由は、採算が取れないから。
採算が取れる目処が立たないので それまで計画していた新幹線の建設を中止したというのだ。
それに対して、日本では、この前 どこかの整備新幹線の建設をやるというニュースがあった。しかも、
採算の目処はない。
この違いが分かるだろうか。
おそらく、日本で 決まっている整備新幹線を止めるといえば、猛反発を受けるだろう。
猛反発があっても、それを政府が説得してやめさせればいいのだが、それが出来ない。
八ッ場ダムの建設中止問題も同じ構造だ。
思われている以上に日本の統治権力というのは弱いのだ。住民を説得してマイナスを受け容れさせることが
できない。
財政が膨大を赤字を出していても、そんなことはお構いなしだ。
これを統治能力がないというのだ。
韓国は、財政が黒字だ。
財政が黒字である韓国に照らして、
日本が なぜ膨大な赤字を出しているのか。
その大きな理由の一つは、韓国に照らして、
政治の統治能力が弱いからだ。
財政が赤字か黒字か、というは かなりの部分 政治の統治能力に依存するところが大きいというのが
わたしの見方だ。
えーと、新年のNHKの番組だったかな、討論番組というか情報番組をやっていて、
その中で財政危機を話していた。
驚いたのは、参加者たちから緊張感が伝わってきたことだ。
この種の討論番組というのは、まあ なんというか、ある程度のシナリオがあるだろうし、
識者にしても まあまあの感じで意見を述べるだろうし、
また正月番組ということからしても、穏やかな雰囲気になるのが普通だろう。
そういうことからすると、 かなり例外的に 危機感が伝えってきて驚いた。
NHKの司会者が あと何年で財政上の危機がやってくるかみたいなことを質問したときに、
大学の教授が5年と答えると、別の識者がもっと前倒しになるのではないか。
もしかしたら、3年とか2年の可能性もある、みたいなことだ。
それを語る参加者たちから、これまでにはない 緊張感がひしひしと テレビ画面から伝わってきたのだ。
こういうところにも、事態の厳しさが出てきたということだ。
大半の国民は、そうならないと分からない。
そうなってから、ほとんどの国民は事態を知る。
まさかそんなことが起こるかと まだ多寡をくくっているかもしれないが、
いずれにせよ、これから 日本は非常に厳しい段階に入っていく。
結局 政治に統治能力がないから、 そういう状態に陥ってしか、国民に厳しい政策を受け入れる態勢を
とらせることができないのだ。
今の国会論議を見てみろ、田中防衛相がどうだとかこうだとか、
またまた 政党間で足の引っ張り合いをやっている。
IMFの調査団が来週やってくる。
国会議員以上に IMFの方が危機意識を持っていることは確かなように思える。