メールの詳細(トピック表示)
(産地の声)vol.1028 2012.2.13
有機や自然食をめざす人たちの中では味噌作りが盛んです。お酒と同じく寒仕込みがいい、といってやっています。味噌の材料はお米と大豆。その大豆も95%が輸入になっています。その輸入大豆も半分以上が遺伝子組み換え大豆といわれます。
そこで大豆の自給も広まってきています。私も自給組の方ですが、あちこちから大豆が欲しいと頼まれます。つくろうという人は意識が高いので、国産で無農薬の大豆ならなおのこと良い、ということになるのです。なにより手前味噌がおいしい、と感じられるのはなぜなのでしょうか。
大豆は、一晩水につけて煮込みます。一晩漬けると大豆が水を吸って3倍くらいの量になります。大きな煮釜が必要になります。ドラム缶を半分に切断してその上に乗る位の大きな釜です。自家用の味噌釜は、近所の人や自然農の人たちに我が家の大釜は大いに役立っています。
昨年の冬、始めて玄米味噌を造りました。玄米味噌と言っても玄米そのままではうまく麹菌が回りません。そこで精米器で少し傷をつけてやります。いわば菌の侵入しやすい形にするのです。そうして米麹をつくり、煮大豆を一緒に搗くのです。まだ前年の味噌があるので玄米味噌は食べていませんが、楽しみです。
私の祖父にあたる人は醤油絞りを農家の片手間に仕事にしていたようです。かっては醤油も自前で作っていました。でも搾ることは道具とちょっとした技が必要だったので、ムラ内や知り合いなどに頼まれて醤油絞りをしていたという。
それが近代化?でだんだんやらなくなり醤油を自前でつくる家はなくなってしまいました。我が家も2年前までは自前で醤油を仕込み、搾っていたのですが都合でできず今は買って食べています。今年は再び始めようと考えています。
醤油も味噌も大豆を使いますが、たぶん日本人は気がつかないまま大半の人が遺伝子組み換え食品を食べてしまってします。それは食用油、味噌醤油、ショートニングなどの形を変えて広範に出回っています。しかも遺伝子組み換えの表示をしなくても良い、ということになってしまっています。知らない内に表示義務を無くしてしまっています。TPPの前触れであり、従米化の流れができてしまっています。
食べ物がどんどん自然の摂理を離れて進行中です。こわいことだと思うのは私たちだけでしょうか。
byおかげさま農場・高柳功
読み込み中...

