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拘束・釈放決定に軍諜報機関が深い関与

差出人: act63…さん
送信日時 2004/06/01 10:31
ML.NO [URUK_NEWS:0519]
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イラク情勢ニュース  2004年6月 1日 火曜日  

[飛耳長目録]
 ☆軍諜報部の思惑次第で長期拘束、虐待受けた者も
       ニューヨーク・タイムズ 5月30日 英字報道から抄訳
 ・その他の報道: 「反日」発言、議事録から削除etc
 ☆絵本『戦争のつくり方』 −−有事関連法案の危うさ訴える

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  ☆★軍諜報部の思惑次第で長期拘束、虐待受けた者も
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★Evidence Cited in Long Detention of Iraqis
イラク人の長期拘束、証拠は乏しいまま
ニューヨーク・タイムズ 5月30日 by Douglas Jehl & Kate Zernike
http://www.nytimes.com/2004/05/30/international/middleeast/30ABUS.html?ex=1086972622&ei=1&en=f50955fe4b8e1f35

 ワシントン発/昨秋仕上がった米陸軍の報告によると、アブグレイ
ブ刑務所に収容された何百人ものイラク人は、米軍にとって治安上
の脅威とされる証拠が乏しいにもかかわらず、長期に拘束されてい
た。

 ドナルドJ.ライダー少将(憲兵司令官)による未公表の報告は、在
バグダッドの米軍最高司令官が治安拘束者の釈放を拒否したことを
めぐって、イラクに滞在する一部のアメリカ軍将校と政府高官のあい
だで深い関心が持たれていると陸軍高級将校が記述していた問題
を取りあげている。そうした収容者のなかには、アブグレイブ刑務所
で最悪の虐待現場となった独房に入れられ尋問を受けた者もいた。

 ライダー少将は、一部のイラク人のなかには、アメリカ占領軍に対
して「不快感または嫌悪感」を表明しただけで、数ヶ月も拘束されて
いた者がいると報告した。11月5日の報告には、投獄を認められた
イラク人逮捕の決定過程と彼らの釈放期日決定の過程は、ペンタゴ
ン自身の方針にも違反していた、と指摘されていた。報告にはまた、
拘束されていた状況はジュネーブ条約に違反することもあったと書
かれていた。

 ニューヨーク・タイムズは、イラク駐留米軍最高司令官のサンチェス
中将に宛てたライダー少将の報告を入手した。

 それは昨年夏と秋におこなわれたイラクの刑務所の調査にもとづ
いているが、アブグレイブでの虐待には言及しなかった。

 しかし、アメリカ占領軍が絶え間ない反乱と戦ったさいに拘束する
収容者が増え続けることは、国際法が求める6ヶ月ごとに収容を再
検討するというシステムを歪めるだろうと警告していた。
 
 アブグレイブでの虐待現場が明るみに出始めた先月以後、米軍は
収容者を急に速まった速度で釈放しはじめた。

 28日(金曜日)には、624人のイラク人収容者が刑務所から解放
され、それは5月になって5度目のものだった。しかし軍は、誰が釈
放され、誰が拘留され続けるべきかの決定過程について、ほとんど
公式の説明をしなかった。

 バグダッドでは今週、米軍の広報責任者(キミット准将)が、イラク
人収容者が釈放されるべきだとする決定過程を必死に弁明した。
「一時的な拘束や無実が証明されるまでの拘束の場合、われわれ
は彼らをアブグレイブには収容しない」とキミットは言った。

 だが複数の陸軍の高級将校はインタビューで、サンチェス将軍の
スタッフである先任将校がアブグレイブから収容者を釈放するうえで
障害になってきたと述べた。その将校たちは、特に駐イラク米陸軍
諜報部隊責任者のファスト准将が、昨年秋、収容者の釈放に反対
し、ときには同刑務所の憲兵指揮官と軍諜報将校の推薦に反対して
まで裁定したと指摘した。

 ライダー少将による報告は、治安関係の収容者を釈放する最終判
断がイラクに設置された3人委員会から国防次官補レベルに上げら
れると勧告した。しかし、バグダッドにいるアメリカ軍司令官はそのよ
うな手続きの変化を知らせなかった。

 キミット准将は今週、釈放の理由を尋ねられて、「服役期間を終え
て釈放される収容者の割合は、ゼロだ」と答えた。「無実だったとして
釈放される者の人数? それもゼロだ。収容者は治安上の危険と判
断されてアブグレイブに拘留されるのだ」。

 昨秋、アブグレイブ収容者の釈放をめぐって、カーピンスキー准将
(憲兵隊)など刑務所の米軍当局者と、ファスト准将(軍諜報機関)な
どバグダッドにいる陸軍高級将校のあいだに緊張があったことは、
先月出てきたタグバ少将による虐待問題の調査報告で初めて公式
に記述された。

 その報告書には、釈放に関して3人委員会を率いるファスト准将
が、収容者を釈放するというカルピンスキー准将とアブグレイブ担当
指揮官、そしてサンチェスの参謀ウォーレン大佐による勧告を時折り
拒否していたと書かれていた。

 赤十字国際委員会(ICRC)による2月の内部報告には、「軍の諜
報将校がICRCに、イラクで自由を奪われた収容者の70〜90%は
誤って拘束された者だと話した」と書かれていた。

 陸軍高級将校によって詳細が書かれていたある事例では、9月の
攻撃的なあるゲリラ狩りで57人のイラク人が拘束されてきた。だが
アブグレイブの軍諜報将校は重要情報を持つのは二人だけで他の
者は釈放されるべきだと決定した。ところがバグダッドの司令部にい
るアメリカ人将官がその決定をくつがえして、57人全員の拘留を指
図した。

 さらにその将校は、誰が治安拘束されるかという即決はしばしば性
急なもので間違いがあったと指摘した。彼は上層部からの報復を気
にせず、匿名を条件に、「それでも、いったん治安拘束の札をつけら
れると、彼らを釈放するのはひじょうに難しかった」と説明した。

 以前には、ライダー少将による報告書のうち、幾つかの段落だけ
が公表されていた。それはタグバ報告に要約されるか引用された。
タグバ報告は3月に仕上がり、初めて軍の虐待調査の結果を発表
し、憲兵の行状に焦点をあてた。

 2番目となったフェイ少将による報告は、軍の諜報機関の役割に焦
点をあてており、来週仕上がる予定だ。

 当時グアンタナモ(キューバ)にある拘禁施設の米軍司令官だった
ミラー少将による第2の調査は、機密扱いになったままだ。

 しかし、ペンタゴン高官と米軍の高級指揮官による公式の説明で
は、それは尋問に関する問題にさらに接近して焦点をあて、拘禁施
設の警備を担当した憲兵が軍の諜報将校によって監督された尋問
手続きにいっそう深く組込まれていたことを指摘した。

 バグダッドでは今週、キミット准将が米軍司令官のとった手続きを
弁明し、国際法が求める条件よりもっと厳格なものだったと述べた。

 米軍の広報担当ジョンソン中佐はバグダッドで28日、イラクにはま
だ6500人のイラク人拘束者がおり、アブグレイブだけで3000人い
ると発表した。だが彼は、拘束された者の事案は5月初めにサンチ
ェス将軍が描いた手続き促進の一環として、軍の判事と弁護士に
よって見直しがおこなわれている、と述べた。

 昨年11月に報告が出された時点で、ライダー少将は約3400人
の治安拘束者が拘禁されており、約900人が釈放されたと述べてい
た。

 どれほど多くの拘束者が現在イラクで治安拘束と分類されている
のか、判らない。

  (John H. Cushman Jr. contributed reporting for this article.)

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 ☆★その他の報道: NYタイムズ/「反日」発言削除
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▼<イラク報道>NYタイムズに猛省迫る オンブズマンが記事
毎日新聞 5月31日 >Yahoo海外ニュース 11:36
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20040531-00001020-mai-int
 ・・・同紙の報道によって、フセイン元大統領が大量破壊兵器を保
持していると事実上、全世界が信じる結果となってしまったと指摘、
そうさせたかった人々による「巧妙なキャンペーン」に利用されたとし
て自己批判を促した。今回の記事掲載に象徴される最近の同紙の
“変身”ぶりは今後、イラクをめぐる国際世論の行方にも影響を与え
そうだ。 オクレント氏は「大量破壊兵器か、大衆錯乱か」と題した記
事で、・・・「イラク開戦前の一連の報道は、ばか正直だった」と指摘、
同疑惑をたびたび1面の派手な扱いで報じたことに反省を迫った。


■議事録から2カ所を削除 自民・柏村氏の反日的分子発言
朝日新聞 5月31日 19:59
http://www2.asahi.com/special/jieitai/houjin/TKY200405310265.html
 鴻池祥肇委員長が職権で2カ所を示した。柏村議員は「反日という
表現は信念に基づいた発言なので自分からは削除しない。しかし、
委員会に支障があってはいけないので対応は委員長に一任した」と
話した。

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●「戦争」の法律絵本で考えて 有事関連法案の危うさ訴える
 絵本「戦争のつくりかた」
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http://www.asahi.com/kansai/news/OSK200405310007.html
 「世界がもし100人の村だったら」をまとめた翻訳家池田香代子さ
んらが書いた子ども向けの絵本「戦争のつくりかた」が1日、発行さ
れる。国会で審議中の有事関連法案の危うさを問いかける内容。 
・・・ 絵本は1部300円(税込み)。
問い合わせは、りぼん・ぷろじぇくと(FAX020・4665・1339)。
ホームページ(http://www.ribbon-project.jp/book/)でも絵本を公開
している。   (2004/05/31朝日新聞)

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