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バグダッドでは爆発、ファルージャでは会話

差出人: act63…さん
送信日時 2004/06/04 21:37
ML.NO [URUK_NEWS:0524]
本文:

※ 転送歓迎
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イラク情勢ニュース  2004年6月4日 金曜日  

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  ☆★ Violence in Baghdad, Wordplay in Fallujah
  バグダッドでは爆発、ファルージャでは会話
    −−イラク・ディスパッチ by Dahr Jamail
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ニュー・スタンダード 6月3日 10:39 AM Baghdad time
http://blog.newstandardnews.net/iraqdispatches/archives/000513.html

 爆発の轟音がちょうど私のいるホテル近くで起こった。これはアダミ
ヤ地区から戻ってあまり時間がたってないときで、アダミヤでは私は
別の自動車爆弾の現場で目撃者と話していた。ここバグダッドでは今
日、3度目である。

 アダミヤの現場では、焼けこげて崩れた自動車の骨組みが道路の
端に押しやられていた。近くの煉瓦(レンガ)塀は飛び散った破片で
穴だらけになった傷跡をとどめていた。50メートルも離れた店のウィ
ンドーが粉々に砕かれていた。爆発による小さな窪み近くの歩道に
残る乾燥した血だまりを通り過ぎて、近くの店にゆっくりと歩いていっ
て、そこで私は攻撃を目撃した不動産屋のアブデル・ハリク・アッ・サ
マリと会った。

 アブデルはまだ爆発が生々しいなかで、「2台の武装車両が通りを
4回行ったり来たりし、その時、2台の米軍ランドクルーザーが停車
中の車の横を通りすぎた」と話してくれた。「ちょうど彼らが車の脇を
通っていると、車が爆発した」。

 不動産事務所でアブデルと一緒に働く弁護士のイスマイル・オベイ
ディは、足に破片が刺さった女性を助けようと燃えている車に向かっ
て走った。「私は通りの向こう側に彼女を運び、病院まで乗せてくれる
自動車に彼女を押し込んだ」と彼は話した。最初の爆発からちょうど
3分後、損害を調べようと、何十人もの人々が燃えている車の周りに
集まってきた時、2度目の、もっと大きな爆発があって、数人が死亡し
多数が負傷した。

 「われわれの街にアメリカ軍さえ侵入しなくなったら、爆発は起こら
なくなる」−−イスマイルは鬱積(うっせき)した怒りをぶちまけた。さら
に彼は、アメリカ兵がその地域に非常線を張った時には、小さな集団
ができて米兵に向かって反米スローガンを叫び始めたと話した。

 バグダッドでは自動車爆弾は毎日の出来事になってきているが、地
元住民にはそれをどうすることもできない。

 二人は私に、アブ・ハニファ・モスクがただちに献血を呼びかける
と、すぐにモスクの周りに献血者が集まったと話した。

 たぶん二度の爆発は爆弾の不調によるもので、意図的でなかった
かもしれない。私はベイルートで採用されていた恐ろしい戦略を心配
している。そこでは、救急車が現れたあとに、最初の爆発現場を狙っ
て2度目の爆発が起こるというものだった。

 自動車爆弾の現場に私が訪れる直前、7発の迫撃砲弾がアダミヤ
にある米軍基地を揺るがした。今日の午後にもパレスタイン通りに近
い米軍基地近くに3発の迫撃砲が撃ち込まれ、少なくとも7人のイラ
ク人が負傷した。

 バグダッドは戦闘地域であり、緊迫感がみなぎっているのは簡単に
わかる。なかでも不規則な攻撃は最悪だ。ここでは安全な者は誰も
いない。

    ◇    ◇    ◇

 今朝早く、私はファルージャに行ってみた。私の信頼できる道案内
アブ・タラットと一緒にバグダッドの西へ車を走らせていると、「自分の
国へ帰れ」とか「お前たちは猿と同じだ」などと読める落書きがだらだ
らと書かれた高架橋に気づいた。そして「I will ・・・ love you」と書かれ
た印象的なものもあった。私はそれを以前、4月に包囲中のファルー
ジャに行く途中で読んだことがあって、削られた部分には、「kill」と書
かれてあった。

 ファルージャのイラク民間防衛隊(ICDC)本部で会ったメンバーに
よると、主要な検問所に詰めている米海兵隊員は今週撤退する予定
だという。私の話したICDCの数人が、米軍パトロールは彼らの都市
には形式的に月に2度入るだけだという事実をひじょうに喜んでい
た。ICDCによると、これは4月の包囲が終わったあと最初の象徴的
なパトロールに似ているという。その時は、イラク人の防衛隊員と警
察官を伴った数台の米軍装甲車両が 市長の事務所まで目抜き通
りを1マイルちょっと前進し、ビルを取り囲むコンクリート製の防護壁
の陰で30分休んで、その後は同じような仕方で出ていった。

 ICDCメンバーであるアリ・アベド(25歳)は、「前よりずいぶん良く
なって、今、私たちは嬉しいよ。ファルージャはもう安全だし、あなた
だって遅くまで外にいられる。安全だから」と話した。

 彼もICDCの他のメンバー数人も、彼らの司令部にリラックスして腰
を下ろし、ソーダを飲みながらときどき笑っていた。アリは私の方に向
きを変えて、「米軍が市の外に出ているかぎり、ここは平穏だ」と言い
足した。

 ファルージャでは、事態は確かに変わっていた。現在、ジャーナリス
トは報道用の通行証を得るために、市内にあるアル・ハドラ・アル・モ
ハムディア・モスクに行くよう要求された。だがそれでさえ、私とアブ・
タラットをGMCのモスクに案内したICDCの全員が、私のために心配
してくれた。あるICDCメンバーは、「私の従兄弟はアルアラビヤTVに
務めていて、昨日、カメラを壊されたばかりだ」と話した。「それに昨
日は、二人のドイツ人ジャーナリストが殴られた。ここでは住民は外
国人にひじょうに怒っているからね」と。

 モスク内では、二人の武装したイラク人防衛隊員が私の両側に立
ち、市議会のハシム・モハメド・アブデル・サタル副議長が、住民の怒
りを私に説明した。ファルージャに住むほぼすべての家族に4月の攻
撃で犠牲者(殺された)が出ていて、その事実から生じる怒りである。
「家族全員が殺されたケースもある」と、彼は厳粛に話した。

 彼は私に報道用通行証を発行したが、これから自分の事務所に
行き、ICDCメンバーと一緒にインタビューをおこなう、と私に告げた。
彼ら全員が私の安全を心配していると繰り返した。

 サタル氏はアメリカ兵を「侵略軍」だと指摘し、ファルージャは彼らが
市内からいなくなって恵まれていると語った。「われわれは現在、イラ
ク人警察と民間防衛隊とで、ファルージャを完全に掌握下においてい
る」と彼は話した。

 彼はファルージャがイラクで最初に、交渉よりも戦闘で米軍を追い
払った都市であることを誇りにしていると述べた。そして「イラクのす
べての都市がファルージャのように解放されることを望んでいる」と。

 サタル氏によると、ファルージャにおける報道への新たな規制は、
彼ら自身の安全のためであり、メディアに市内でより良い接触を許す
ためのシステムにそって、厳格な仕事をしているという。確かに、武
装したICDCを5人も伴ってGMC内を取材してまわっている報道陣を
他には見なかった。

 「ファルージャのグループとのあいだに問題を引き起こすために、ア
メリカ軍がスパイを送りこんでいる、という明確な情報をわれわれは
持っている」−−そうサタル氏はつけ加え、「しかし、われわれは良好
な管理をおこなっている」と述べた。

 ICDCのダシン・ジャシム・ハマディ少佐は、市内では彼らは完全に
独立しており、今ではアメリカ軍と何の関係も持たない、と私に話し
た。「4月には米軍はわれわれの司令部を爆撃し、3人を殺害した」と
彼は腹立たしげに言った。「しかし今、われわれは市長の監督下で働
き、警察との合同パトロールをおこなっている」。

 彼は豊かな笑みを浮かべて、「われわれはアメリカ軍からの独立を
要求した」と言い、「そして、われわれは独立を獲得した」と補足した。

 別のICDCメンバーは悦に入って私に話した−−市長事務所への
米軍最後のパトロールは、30分を割り当てられたのに20分しか滞
在しなかった、と。

 米軍が市内から出ていったので、彼らはファルージャ住民からより
多くの尊敬を得るようになった、と全員が主張した。ICDCメンバーで
あるアミン(28歳)は、「米軍がいなくなって、明らかにここは良くなっ
たし、もちろん住民はこれまで以上にわれわれを尊重している」と話
した。

 彼はさらに話を続けた−−6月30日以後、もしアメリカの軍隊がま
だイラクにとどまるなら、ファルージャの外で戦闘が続いているかぎ
り、何も変わらないだろう、と。

 テロという話題では、アミンはそれを通り越して、急速に不満をつの
らせた。アメリカと戦うアラブ人がテロリストと呼ばれる時に、彼はアメ
リカを偽善的だと感じていた。「彼らは自分たちの街を守るために戦
っている・・・なぜアメリカ人はホンジュラスからここに来た兵士をテロ
リストと呼ばないのか?」 「彼らはイラク人と戦っている・・・だが彼ら
はテロリストと呼ばれない、なぜか? どんな違いがあるのか?」

 その違いは言葉の選択に今でもある。アメリカ軍は治安を確保する
ためにICDC及びファルージャ市長と提携して働いているのに、AP通
信は今日もファルージャを指して「ゲリラの拠点ファルージャ」と言及
していた。だが、そのあと、4月のファルージャにおける軍事作戦は
街を「平定する」という目標を持って実行され、・・・街は今日、市長と
イラク民間防衛隊(ICDC)がこれまでで一番平穏かつ安全である主
張している、と書かれていた。

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◆ダール・ジャマイルDahr Jamailはニュー・スタンダードのバグダッド
特派員。彼はアラスカ州の出身で、 占領されたイラクからの記事を
専門に、数えきれない報道をしてきた。あなたは彼がイラクで貴重な
仕事を続けるのを 、寄付をすることによって手伝うことができる 。詳
細およびダールへの寄付については、ニュー・スタンダードのサイト
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◆おことわり: 上記メッセージにあるいかなる見解も筆者個人のも
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