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検証: ハイファ通りで米軍ヘリが群衆を攻撃

差出人: act63…さん
送信日時 2004/09/16 12:03
ML.NO [URUK_NEWS:0622]
本文:


2004年 9月16日 木曜日       (転送・紹介歓迎)
[飛耳長目録]
 ☆ハイファ通り: 集まった群衆を米軍ヘリが攻撃
     矛盾だらけの米軍発表  ニュー・スタンダード 9月14日
 ★パウエル国務長官: 大量破壊兵器の発見断念
 ☆国連総長: 「イラク戦争は違法」 初めて明言

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☆★ハイファ通り: 米軍ヘリによる虐殺動機は謎のまま
 Motive for Haifa Street Helicopter Massacre Remains a Mystery
  ニュースタンダード 9月14日 by Brian Dominick
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(バグダッド駐在のOrly Halpernがこの記事に貢献した)
http://newstandardnews.net/content/?action=show_item&itemid=982

 9月14日発:

 13日朝、バグダッド中心部にある住宅地のハイファ通りで住民
13人を殺害し、子どもを含めて最少でも60人にケガを負わせた事
件について、アメリカ軍は少なくとも二つの異なる説明をしている。

 米軍の最初の説明は、見物人の安全を確保するために、放棄さ
れた米軍車両を破壊するためのありきたりの作戦だったというもの
だった。そして、その後の説明では、米軍車両の兵器をレジスタン
ス戦士の略奪から守るためであり、攻撃ヘリの搭乗員が破壊され
た米軍車両近くからの発砲に応じたのは、米軍による自衛の行動
だったと述べた。

 その標的と状況がどうであろうと、何十人もの住民が負傷したな
かで、十数人のイラク人とパレスチナ人ジャーナリストが死亡したの
である。彼らは、ハイファ通りで展開された1時間のわたる銃撃戦
が終わって、米軍歩兵部隊が立ち去ったあとに近くのビルから出て
きたところだった。

 多数の目撃者の証言は、ヘリコプターが群衆にむかって直接攻
撃するのを撮影したテレビ映像で裏付けられた。すくなくとも、群衆
の大部分が武装してないことが明白だ。

 米軍の最初の説明は、攻撃があった直後におこなわれた。イラク
に駐留する外国占領軍のスポークスマンであるスティーブ・ボイラン
米軍中佐は、日曜日(12日)、「われわれは一般市民を傷つけるつ
もりはなかった」とニュー・スタンダードに語った。「われわれは市民
を狙って撃ったのではない。(放棄された米軍の)車両そのものを撃
ったんだ」。

 第1騎兵師団のフィル・スミス少佐は、インディペンデント(英紙)
に、「先に攻撃を受けて、燃えていたブラッドリー(米軍の戦闘車両)
を破壊するために、ヘリコプターがその車両を撃った」と話した。

 彼の説明には皮肉めいたものは感じられず、彼はさらに、「周囲
の人々の安全のためだった」と述べた。

 しかし現場でアルアラビヤTVの取材チームが撮影していた画面
には、燃えているブラッドリー戦闘車両からはかなり離れた非武装
の群衆のなかで起こった爆発(ヘリからの攻撃:訳注)が鮮明に映さ
れていた。その車両は戦車に似た装甲付きの兵員輸送車である。

 実際、パレスチナ人のTV制作者マゼン・アル・ツメイジが現場で
実況中継をしているとき、そのブラッドリーは遠い背景に映っていた
にもかかわらず、米軍機から発射された数発のミサイルのうちの1
発はアル・ツメイジを殺害し、カメラマンのセイフ・フアドにケガを負
わせるだけの近くに着弾したのである。

 米軍はその後、プレス発表において事件の説明を訂正し、「空か
らの支援が要請されたのを受け、燃えているブラッドリーの上空を
ヘリが飛行した際、ヘリはその車両近くにいる反乱分子から小口径
の銃による攻撃を受けた」と発表した。

 この事件についての米軍の公式発表は、米軍ヘリの搭乗員は最
初は明らかに「反乱分子」と一般市民を識別することができていて、
一般市民への攻撃を回避しつつ、「反乱分子に応戦」したという意
味に受けとめられる。

 米軍の発表はさらに、「当局者によれば、明らかに従軍規則の範
囲で米軍ヘリは応戦し、ブラッドリー近くの反イラク勢力を粉砕しつ
つ、機密に関する設備と兵器が失われるのを回避した」と述べてい
る。

 この声明は、記者たちがそのまま引用しやすいように、報道記事
の形式で書かれていた。

 二度目に上空に来たときは、搭乗員はもはや戦士と非戦闘員を
識別できず、攻撃しなかったと声明は述べている。

 上記の説明は、ニュー・スタンダードその他の報道陣に寄せられ
たイラク人の報告のすべてと抜本的に異なっており、現場で撮影さ
れたテレビ映像との類似点もない。

 アルアラビヤ(中東のテレビ局:訳注)の映像では、地上から銃撃
があった兆候はなにも存在せず、破壊されたブラッドリーから離れ
たところにいた非戦闘員を殺傷する爆発(ヘリからのミサイル:訳
注)に先立つ銃撃も存在しない。

 事実、現場で負傷したフォトジャーナリストでコラムニストのガイ
ス・アブドル・アハドは、イギリスの新聞ガーディアンに、群衆を攻撃
した最初の爆発の数分後に起こった3度目の爆発で負傷したと記
事を書いた。

 ※訳注: ガーディアンの写真と記事(英字) 
   http://www.guardian.co.uk/g2/story/0,3604,1303807,00.html

 米軍のミサイルで足を切断された幼い少年が現場から搬送される
のを含めて、現場は負傷して助けを求める瀕死(ひんし)の市民で
地獄と化したと彼は詳述しているが、地上からの銃撃はなかったと
述べた。

 犠牲者を助け写真を撮るために負傷したあともずっと現場にとど
まったアブドル・アハドによると、複数の米軍ヘリがその後5分以上
も過ぎて、また攻撃したという。

 しかし米軍の発表は、ヘリは攻撃を中止する前に、「ブラッドリー
近くの反乱分子」に対して、一度しか攻撃しなかったみたいに主張し
ている。

 米軍の公式声明には、「ヘリが最後に上空を飛んだとき、ブラッド
リー戦闘車両は燃えており、群衆がその車両の周囲に集まってい
た。搭乗員は地上にいる一般市民と武装した反乱分子を見分ける
ことができず、それで攻撃しなかったと当局者は語った」と書かれて
いる。

 地上にいた者による説明は、皆、群衆は少なくともヘリが到着す
る5分前には集まっていて、−−子どもやそのほかの非武装の市
民は米軍兵士が立ち去ったのとブラッドリーが攻撃されたことを祝
って、車両の周囲で踊りまわっていた−−いったんヘリが上空から
攻撃を始めると、ほぼ全員が被害にあったというものである。

 テレビ記者アル・ツメイジに致命傷を与えた爆発の直前、彼は米
軍機が彼の周囲の群衆を攻撃しようとしていることにほとんど気づ
いてなかったように見える。そのことは警告がまったくなされなかっ
たこと、そして集まった一般市民はまさしく最初の攻撃で標的にされ
たことを示唆するものである。

 その日の朝、ミサイルと機関銃の両方が群衆に向けられたと証言
した近所の住民たちは、アメリカ軍の公式の説明に異議を唱えた。

 アメリカ軍の当局者によると、ブラッドリーが悪者の手に奪われな
いようにするために、車両は破壊されなければならなかったという。
ボイラン中佐は、「車両を移動することができなかったので、破壊さ
れるべきだと決定した」と説明した。

 しかし、これまで、アメリカ軍がバグダッドで放棄された車両を破
壊するために空から攻撃を要請したという例は、めったにない。

 実際に、米軍兵士とシーア派レジスタンスの戦闘が夜ごとの儀式
となってしまったサドル・シティーの付近は、米軍の空からの攻撃で
破壊されないままの装甲車両やハンビー(米軍用車)の残骸が、し
ょっちゅう散在している−−イラク人はそのように指摘した。

 ハイファ通りの一部の住民は、公然と彼らの信じるところを表明し
た。つまり、「アメリカ軍」が日曜日(12日)の事件の報復に出たの
だろう、と。

 アブ・モハメッドとだけ名乗ったハイファ通りに住む男性は、「(レジ
スタンスが)米軍戦車を攻撃したので、今度は米軍が市民に復讐し
た」と指摘した。

 米軍の説明が有効な目撃証言のすべてと違っていることはこれま
でもあったが、そうした事件と今回の日曜日の事件が異なっている
点は、今回は報道陣によって直接目撃されており、その一部はテレ
ビ映像に撮影されたことである。

 米軍は事件を調査中だと言った。

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☆★関連 〔写真ニュース〕:
  バグダッドで市街戦発生:米軍車両が破壊され炎上
  低気温のエクスタシー 2004年9月13日 03時57分
http://blog.melma.com/00111843/20040913035759

米軍車両も破壊され炎上、米兵4人が負傷した。ロイター通信など
が伝えた。 バグダッド中心部の暫定政府庁舎や米大使館がある
米軍管理区域近くで同日早朝、米軍と武装グループが激しく交戦、
暫定政府の保健省のまとめでは、中東の衛星テレビ、アルアラビー
ヤの記者ら13人が死亡、55人が負傷した。米軍ヘリが略奪防止の
ため炎上した車両にミサイルを発射し、周囲の群衆に死者が出たと
の情報もある。 ・・・

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☆★米国務長官が表明: 
   イラク開戦根拠の大量破壊兵器の発見断念
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●東京新聞 2004年 9月 14日  【ワシントン=共同】
http://www.chunichi.co.jp/iraq/040914T1520.html
 パウエル米国務長官は13日の上院政府活動委員会の公聴会
で、ブッシュ政権がイラク戦争開戦の最大の根拠と位置付けた大
量破壊兵器について「いかなる備蓄も見つかっておらず、この先も
発見されることはないだろう」と証言、事実上の発見断念を言明し
た。  ブッシュ政権の高官が、大量破壊兵器の発見断念を公式に
表明したのは初めてとみられ、開戦前に政権が強調した「差し迫っ
た脅威」は実態として存在していなかったことが確実となった。 ・・・


●パウエル発言で終始苦しい弁明−−細田官房長官
毎日新聞 2004年9月15日 東京朝刊
http://www.mainichi-msn.co.jp/kokusai/america/news/20040915ddm005030168000c.html
 細田博之官房長官は14日の記者会見で、パウエル米国務長官
がイラクの旧フセイン政権が大量破壊兵器を保有していたとした情
報の誤認を認めたことについて「現在、発見できるかどうかについ
てはっきりしたことを言うのは適当でない。(当時は)国際的に(イラ
クが製造していたと)各国が承知していた」と述べ、日本政府として
発見への期待を捨てない姿勢を示した。 ・・・

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☆★国連総長: 「イラク戦争は違法」 初めて明言
  毎日新聞 2004年9月16日 11時30分 ニューヨーク発
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http://www.mainichi-msn.co.jp/kokusai/mideast/news/20040916k0000e030040000c.html
 国連のアナン事務総長は15日、英BBCとの会見で、米英が主導
したイラク戦争について国連憲章に照らして「違法」との見解を初め
て示した。アナン氏はたびたび同戦争に批判的な見方を繰り返して
きたが、これほど明確な批判は異例だ。アナン氏はイラク戦争は違
法かとの質問に、「私の見解では国連憲章に合致していないと思う」
と前置きし、「違法だった」と明言した。 ・・・

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     http://www.geocities.jp/urknews/  最近のニュース
     http://www.geocities.jp/uruknews/ イラク戦争の真実
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