落語倶楽部

メールの詳細(トピック表示)

【落語会 陰の演出者たち】 (1)亡くなった談志師匠の楽屋を用意 佐藤謙次さん

投稿者:若旦那さん  2012/02/19 17:46  MLNo.906   [メール表示]

産経新聞の記事(18日付け)です。

>>
 知られていないが、1月31日、東京・有楽町のよみうりホールで「追悼立川談志」と題して行われた「リビング名人会 談志 ザ・ムービー」では、談志師匠の楽屋がひそかに用意されていた。

 談志師匠が同ホールでの落語会でいつも使っていた楽屋には、入り口に「立川談志」の名前が書かれていた。中には談志の着物が掛けられていて、テーブルの上には、フルーツや、いつも食べていたサンドイッチが用意され、“主”を待っていた。

           ◇

 「心意気です」

 会の主催者であるサンケイリビング新聞の佐藤謙次さん(59)は、このことに関して多くを語らない。この楽屋をお客さんに公開するわけではなかった。出演者は、いつもの落語会のように、談志師匠に「お先に勉強させていただきます」と挨拶をするため、この楽屋に足を運んだ。

 「打ち上げもいつもやっている談志師匠が好きな場所でやりました」と佐藤さん。それだけ、佐藤さんにとって談志師匠は大きな存在だった。

 佐藤さんは社のイベントとして落語会を担当するようになり、都内の寄席や落語会を巡った。それまでは前の担当者が行っていた落語会を継続していただけだったが、自分で落語会を見て、自分らしい新しい会をやろうと思った。いろいろな落語会を見て、「やはり談志師匠だ」と思った。落語は学生時代から好きで、談志師匠も好きだった。

 「談志師匠が面白かった。家元(談志)の落語会をやるのは存在が大きすぎて無理かもしれないが、飛び込みで事務所に行った」

 そこで「年末最後の落語会」という趣旨でなら、と了解をもらい、談志師匠の落語会を行うようになった。それが落語界の伝説となる談志師匠の平成19年12月の「芝浜」につながることになる。

           ◇

 社の営業推進局長である佐藤さんが落語会を主催するにあたり、基本にしていることがある。「興行師として赤字は出せない」ということ。それがどんな落語会を行うにも基本にある。とはいうものの、それほど簡単なことではない。

 年6回の「大手町落語会」は3年目に入った。毎回、豪華なメンバーでチケットが取れない落語会のひとつだ。佐藤さんは自分の目を信じて、落語会を開催する。

 「いい落語会でしょう」と、前回終わった後に、佐藤さん自身がこの落語会を喜んでいた。

 「豪華なメンバーだから、もうけはないが」と言いながら、「ソロバン勘定だけでなく、これからは若手落語家も応援していきたい」という。

 所属しているのがリビング新聞ということもあり、読者である女性たちに対して、新たに落語に触れてもらいたいという重要なテーマもある。読者優先販売を実施することで、チケットが取れないという落語会にも触れられるようにしている。

 「他の落語会は気にならない」と佐藤さんはいう。「それぞれの落語会がきちんと棲み分けができているから」と。

 次回の「第11回大手町落語会」は、柳家権太楼、古今亭志ん橋、柳亭市馬、古今亭菊之丞、柳亭こみちの出演で、2月25日に開催される。問い合わせはサンケイリビング新聞社事業部(電)03・5216・9235まで。

           ◇

 本連載では、落語会の笑いを陰で支えている知られざる人々にスポットを当てます。(松垣透)
<< 引用ここまで


Gg[ubN}[N
 読み込み中...

メールへの返信はMLのメンバーしかできません。