色葉字類抄(いろはじるいしょう)は、
平安時代末期に成立した古
辞書。2巻または3巻より成る。
橘忠兼撰。漢詩文や漢文書簡の筆録などの目的で作られ、『
和名類聚抄』の影響を色濃く受けている。
和語・漢語を第一音節によって
イロハ47部に分け(オとヲはアクセントの高低により区別した)、さらに天象・地儀などの21門の意義分類を施した発音引き辞書である。漢語を多く含む。
天養年間から
長寛年間にかけて(1144年−1165年)まず2巻本『色葉字類抄』が成立し、その後増補して、
治承年間(1177年−1181年)に3巻本『色葉字類抄』が成立した。その後さらに増補して10巻本『伊呂波字類抄』も存在する。『
世俗字類抄』や『
節用文字』などと祖を同じくする。また『字鏡集』『平他字類抄』『
節用集』などの中世の辞書に影響を与えたと考えられている。
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2巻本『色葉字類抄』 - 尊経閣文庫蔵永禄8年(1565年)写本がある。
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3巻本『色葉字類抄』
尊経閣文庫蔵鎌倉初期写本(前田本)。中巻及び下巻の一部を欠く。
黒川真三男蔵江戸中期写本(黒川本)。完本。
学習院大学図書館蔵鎌倉初期写本。零本。
大東急記念文庫蔵室町初期写本。完本。
その他江戸時代の写本多数。
参考文献
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