ジャブ()は、
ボクシング等の打撃系
格闘技において、格闘技界最速のパンチである、
フックやストレートほどには腰を使わず、力をあまり入れずに放つパンチの事。特にボクシングでは使用頻度が非常に高い攻撃であり、かつ最も重要視される基本テクニックの一つである。
概要
腰の回転を使わず腕の瞬発力をもって放つため、相手に与えるダメージは大きくない。これは、ジャブという攻撃テクニックがパンチによってダメージを与える事に主眼を置かず、相手を牽制し間合いを計る事で試合をより有利にコントロールする事を目的としているためである。特に近代格闘技においてその意味合いが強く、突進してくる相手の出鼻を挫く、正確に当て続ける事でポイントを稼ぐなど、試合の中でジャブが有効とされる局面は非常に多い。
しかしいかに力を抜いた軽いパンチといえども、訓練を積んだ競技者が放つジャブを無数に被弾し続ければ体力の消耗は免れない。元
WBC世界
ライト級チャンピオンの
ガッツ石松は「世界レベルの選手が放つジャブは効く」と発言しており、ジャブが有効な打撃力を秘める攻撃である事を実体験に基づき語っている。また、ジャブを
カウンターのタイミングで被弾しダウンを奪われる場面もしばしば見られる。
ボクシングで有名な格言として「左を制する者は世界を制する」という言葉がある。これはボクシングにおいてジャブがいかに大切であるかという事を指し示しており、近代ボクシングの基礎として非常に的を射た言葉といえる。正確かつ俊敏に放たれるジャブの習得は、相手を翻弄し試合を支配する事を可能にするための非常に重要なファクターといえよう。
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