自動車(じどうしゃ)とは、
原動機の
動力によって推進し、
軌条によらないで進路を変更できる、車(
車輪で接地し陸上を移動する輸送機械)である。主に人や荷物を運搬するために使用される。
車の進路と速度を、運転者の意思と体(五感[センサー]と手足その他)を使い制御できる(車の性能と道路の状態、法律等による運用制限は有る)。よって自動車とは「自由に動かせる車」と解釈し、「自動的に動く」という表現は不適当と思われる。
日本法においては、自動車という単語には、三輪以上の
普通自動車だけでなく、排気量が50ccを超える
自動二輪車も含まれる。
英語では automobile または motor car という。automobile はもともと
フランス語で、[オートモウビル]という発音もフランス語読みから来ている。auto- 「自動的に」+ -mobile 「動くもの」で、まさしく「自動車」を意味する。-mobile は英語では[モウバイル]と発音される。最近使われるようになった
モバイルの語源となっている。また、英語で単に car といった場合、
車輪を有するもの全般を指す(
鉄道車両や非燃料動力の
人力車や
荷車、
馬車、
リヤカーなども含む)ので注意が必要である。
自動車の概要
外観構造
自動車の構造としては、金属などの丈夫な素材で
ボデーを形成し、ボデー内部に座席や貨物室などの空間を備え、最前部に運転席を備える。ボデーの最前部や最後部、また上部や下部に走行に必要な機関や機器、
制御装置などが組み込まれている形となっている。部品はボンネットを開けると見る事ができるものもある。エンジンやバッテリーが搭載されており、制御回路と共にライトなどが搭載されている。他に前後に
ランプが付けられたり、バンパーやトランクなどが装備されることもある。また、
公道を走行する自動車のバンパー付近には
ナンバープレートが付けられる。
分類
自動車の分類は、
乗用車、
貨物車、
特殊作業車に分類することができる。乗用車は人員を輸送するための自動車であり、自動車の中では最も数も種類も多く、自動車が登場した当初はこの乗用車のみであった。貨物車は自動車の大部分の容積を占める貨物室や、貨物台を備えており、貨物の輸送を前提に作られたものである。特殊作業車は、各種の仕事に応じて専用に作られた自動車であり、例えば土砂を掘削するための
ショベルカーや、
アスファルトの舗装を行うための
ロードローラーなどがこれに含まれる。特殊作業車は、黄色や緑などの派手な色で塗装されることが多い。
また、
排気量による分類、車体の大きさによる分類もされることがあり、各国において
運転免許の階級によるライセンスの及ぶ範囲を区別するために使用される。
日本においては、道路交通法第2条第1項第9号において、自動車とは「原動機を用い、かつ、
レール又は架線によらないで運転する車であって、
原動機付自転車や自転車など以外のもの」とされており、同法第3条により、
大型自動車、
中型自動車、
普通自動車、
大型特殊自動車、
小型特殊自動車、
大型自動二輪車、
普通自動二輪車の7種類に分類されている。
動作原理
現在の自動車ほとんどは、次のような原理で動作する。
#動力源となる
原動機が
力を発生させる。原動機は、多くの場合、回転運動の形で力を発生、出力する。
#:*原動機は、現在のところ
内燃機関が主流であるが、
外燃機関や
電気モーターを用いるものも存在する。
#:*力を発生させる動力源は、燃焼機関においては
燃料、電気モーターにおいては
電池(
二次電池、
燃料電池など)を用いている。
#原動機で発生した力は、
クラッチ、
トランスミッション、ドライブシャフト、デファレンシャルギア等の動力伝達機構を通じて、
駆動輪に伝達される。
#駆動輪が回転し、路面との
摩擦力により推進する。ただし従輪(駆動輪以外の車輪)は、推進の結果として回転する
ただしこれらの過程は必須ではなく、ある種の自動車はこれらの過程の一部が違ったりなかったりする。一部の電気自動車は、シャフトを使わず
電気モーターと車輪を
ダイレクトドライブで直結し、車輪を直接回転させる。
電気式自動車(電気自動車とは別)では、シャフトを使わず、原動機で
発電機を回し、その電力で車輪を直接回す。
ロケット自動車は、原動機の出力がそのまま推進力となり、駆動輪が存在しない。
…
続きを読む