アトリエ系建築設計事務所について
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アトリエ系建築設計事務所 は、個人の
建築家が主宰する
建築設計事務所のうち、特に建築家個人の作家性を強く反映した設計を行う
設計事務所に対する通称であり、
組織系建築設計事務所としばしば比較される。建築家、
磯崎新が自身の設計事務所を設立するにあたり、当時主流であった「建築設計事務所」という呼称に抵抗を感じ、
芸術家の
アトリエのような個人の製作場所を指向して「アトリエ」と名付けた
[磯崎新、「建築家さがし」、岩波現代文庫、2005年]のがそもそもの始まりであり、次第に追随する設計事務所が出始め、この呼称が定着していった。
組織系事務所や
ゼネコンの建築設計部に比べると、企業体として利潤を追求するよりも、事務所を主宰する
建築家個人の作家性・作品性を追求する傾向にあるため、どちらかといえば芸術家としてのスタンスに近い場合が多い。しかしながら一口にアトリエ系事務所といっても、建築作品の芸術性を追求する者から、ローコスト
住宅を手がける者までそのスタンスは千差万別であり、
建築家個人の名称を冠した事務所でも大規模のものもかなりあり、組織系事務所も一人の
建築家による個人事務所が巨大組織化したものが大半であるため、事務所によってアトリエ系という呼称が相応しいかどうか議論が別れるところである。
スタッフも、
建築家の作家性・作品性に強く共感し、将来
建築家として独立を考えている者が集まってくる傾向にあるが、組織系事務所に比べると経済的環境が良くない点で(一般的にスタッフの給与は非常に低い)建築学生が進路を選ぶ上での大きな試金石となっている。
代表的なアトリエ系事務所
脚注
関連項目
アトリエ系建築設計事務所について