サービスエリア
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主として日本などの高速道路等に設けられる休憩施設のこと。この記事で扱う。
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放送局や携帯電話会社、サービス業などがサービスを提供する意思がある地域のこと。放送局の場合は放送区域より、一回り広い区域をサービスエリアとしている。
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バレーボールなどで、そこでサーブをするように定められた、それ以外へのサーブは無効となる区域のこと。
サービスエリア(SA)とは、日本などの高速道路等に概ね50kmおき(
北海道は概ね80kmおき)に設置される休憩施設のことである。
Wikipedia画像へのリンク(海老名SA航空写真(1988年度撮影)。)
Wikipedia画像へのリンク(
伊芸SAの建物。
沖縄県国頭郡金武町で撮影。)
日本のサービスエリア
高速自動車国道法により、高速道路内の路肩に、商業施設などを建ててはいけないために設けられている。
休憩、食事、自動車の給油・整備点検のための施設として設置される。一般に、
駐車場、
トイレ、無料休憩所、
緑地や遊具施設のほか、
レストラン、売店、情報コーナー、給油所・修理所(
ガソリンスタンド)などが設けられるのが普通である。もっとも、各SAごとにその施設態様は様々で、入浴施設や宿泊施設があるところもある(後述)。また、近年は食堂に
マクドナルドなど
チェーン店を導入したり、売店に
コンビニエンスストアを導入するSAが増加している。
一般に
パーキングエリア (PA) よりも規模が大きいが、明確な規定はない。SAとPAで大きさが逆転する場合もある。
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例えば北海道では、一番大きいエリアは輪厚PAであり、北海道内では同エリアにしかない施設(インフォメーション、24時間営業のガソリンスタンド)もある。また北海道でハイウェイショップの営業時間が一番長いのは野幌PAである。逆に、一般的なSAにある施設(ガソリンスタンド等)がないSA、さらには一般的なPAにもある施設すらないSA(十勝平原SA)もあるなど、施設の態様はエリアにより様々である。
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道路によっては売店のあるエリアのみサービスエリアとし、売店のないエリアはパーキングエリアにしている所もある。(例:八戸道、大分道)
東日本高速道路株式会社(NEXCO東日本)分を
ネクセリア東日本株式会社、
中日本高速道路株式会社(NEXCO中日本)分を
中日本エクシス株式会社、
西日本高速道路株式会社(NEXCO西日本)分を
西日本高速道路サービス・ホールディングス株式会社がそれぞれ管理している。
道路サービス施設
Wikipedia画像へのリンク(奈良県・香芝サービスエリア(
西名阪自動車道))
本節ではSA・PAに共通する道路サービス施設について記述する。
SA/PAは道路の一部として道路管理者により開設され、まず道路管理者が駐車場やトイレなどを設置する。そのうえで各休憩所、給油所及び自動車修理所(これらは
道路サービス施設と総称される)を運営する事業者(後述)が、個々の判断により、占用料または連結料を負担して設置・運営する。したがって、駐車場やトイレなどは道路管理者が直接管理し、事業者はSAそのものではなく個々の道路サービス施設を運営しているというのが正しい。トイレがわざわざ道路サービス施設とは別の独立棟とされているのはこのためである。
このような形式を採るために、道路サービス施設の設置態様は様々なものとなっている。例えば
豊栄SAはSAでありながら駐車場とトイレ以外には設置されていない。また、
新井PAのPA内には駐車場しかなく、道路サービス施設を設置するかわりに
道の駅への連絡路を設置しているエリアもある。
事業者
かつては
1967年の
建設省(当時)道路局長
通達に従い、高速道路の道路サービス施設は一括して同一の占用主体に占用を認めるものとされており、たとえば
日本道路公団の路線では、ごく初期に開設された
大津SAの全施設と
名神高速道路上の給油所(8ヶ所)が公団直轄とされた例をのぞくと、
一般有料道路上のものを含めすべて
財団法人道路施設協会(
1965年5月27日設立)が独占して設置、施設営業やテナント契約を一手に引き受けていた。なお、他の道路関係公団においては以下の通り。
しかしながら、
猪瀬直樹ら一部の評論家や研究者等によって、次第に事業独占の弊害が強く指摘されるようになった。その最初期の対応策として、
1997年10月28日の道路局長通達により、いわゆる
第三セクター企業による占用が可能となった。続いて
12月26日には、道路施設協会を分割し、当該事業への民間企業及び地方公共団体の新規参入も促進するとの閣議決定がなされ、同協会は財団法人
道路サービス機構(J-SaPa、旧法人格を承継)と財団法人
ハイウェイ交流センター(HELLO SQUARE、
1998年7月1日設立)に分割された。
2005年の公団民営化では、設立された各道路会社が道路サービス施設の事業と資産を承継することが決定された。その方針に従って、公団民営化3か月後の
2006年1月1日付で、旧阪神高速道路公団の路線における道路サービス施設(阪神高速道路協会と阪神高速道路利用協会が管理)が阪神高速道路会社系列の管理会社(
阪神高速サービス)に、公団民営化6か月後の2006年
4月1日付で、旧日本道路公団の路線における道路サービス施設(道路サービス機構とハイウェイ交流センターが管理)・旧本州四国連絡橋公団の路線における道路サービス施設(本州四国連絡橋道路管理協会が管理)・旧首都高速道路公団の路線における道路サービス施設(首都高速道路協会が管理)が地域ごとに各高速道路会社系列の管理会社(
ネクセリア東日本、
中日本エクシス、
西日本高速道路サービス・ホールディングス、
JBハイウェイサービス、
首都高速道路サービス)にそれぞれ承継された。なお、道路会社に引き継がれなかったJ−SaPaとハロースクエアがもっていた一般道路分のサービスエリアとパーキングエリアは、財団法人
高速道路交流推進財団(旧・J-SaPa)に承継された。
法令上の位置付け
道路法により道路管理者の占用許可が必要となる施設として、法施行令は以下の施設を掲げている(抄)。
#
高速自動車国道又は
自動車専用道路に設ける休憩所、給油所及び自動車修理所
# 高速自動車国道又は自動車専用道路の連結路附属地(
インターチェンジの敷地)に設ける食事施設、購買施設その他これらに類する施設
これまでSA等の敷地は全域が
道路区域に含まれていたため、エリア内の道路サービス施設はいずれもこの法令に従い設置されていた。公団の資産たる道路区域の上に、事業者の資産たる道路サービス施設が占用許可にもとづき設置されていた訳である。
公団民営化にともなう権利関係の変動
公団民営化に際し、J-SaPaやHELLO SQUAREなどの財団法人が所有する休憩施設等の資産は敷地と一体で各道路会社が承継し、機構は所有しないものとされた。従来の事業者である各財団法人は、事業と資産を道路会社に譲渡し、解散することになった。
このスキームに沿って、当該道路サービス施設の敷地は道路区域からはずされ、土地建物一体で道路会社に帰属することとなった。これは、道路法の縛りからはずれ、しかも機構とは無関係に事業展開できるようになることを意味する。一方、残りの敷地やトイレ等は道路区域として機構に承継されている。あわせて改正された各法令では、道路サービス施設をこれまでの“道路を占用して設置できる施設”としての位置付けに加え、“道路に連結できる施設”としての位置付けも想定した整備がなされた。
なお、高架下のPA(例:
近畿自動車道東大阪PA)など、一部は道路区域のまま存置するものも存在する。また、第三セクターなど他の団体が占用主体となっているいくつかのSA/PA(例:
伊勢湾岸自動車道刈谷PA)は、敷地を道路区域として機構が所有する従前のスタイルで運営されるものとみられる。
特徴的なサービス内容
インフォメーションコーナー
サービスエリアの大半及びごく一部のパーキングエリアではインフォメーションコーナーと呼ばれる案内所を設けている。なお、中日本高速道路管内では「
サービスエリアコンシェルジュ」という名称を使っている。
ここではインターチェンジ間の料金案内や交通情報・地域情報・ベビールームの貸し出し、無償による
飲料水や
お茶の提供等を行っている。
インフォメーションコーナーが無い施設でも場合によっては情報端末による情報案内が入手できる場合もある。
NEXCO中日本、NEXCO西日本コーナーのインフォメーションコーナーおよび、サービスエリアコンシェルジュではハイウェイメディカルコールという、高速道路使用中に病気やけがにより応急手当方法や 医療機関を案内して欲しいというお客様のご要望のお応えするサービスが実施されている。
エリアガイド(地図)
道路施設協会の頃から該当する高速道路周辺の
地図とサービスエリア・パーキングエリアに関する案内を記載したエリアガイドを配布していた。
これはその後の道路サービス機構・ハイウェイ交流センターに移行した後も続けられたが、民営化後は各高速道路会社でそれぞれの異なった形態となる地図の配布に変わった(例として、東日本高速道路の場合は「
ハイウェイウォーカー」など)。
なお、中日本エクシス(株)から、全国の高速道路地図を載せている、「全国版高速道路地図」(300円)が全国のサービスエリアコンシェルジュおよびインフォメーションコーナーで販売されている。
宿泊施設
東名高速道路足柄SA上り線、
名神高速道路多賀SA、および
東北自動車道佐野SAにはそれぞれ「レストイン足柄」・「レストイン多賀」・「E-NEXCO LODGE 佐野SA店」という名の
宿泊施設が設置されている。詳細は各SAの項目を参照。
Wikipedia画像へのリンク(刈谷ハイウェイオアシスには
観覧車や
スーパー銭湯も設置されており、
刈谷PAの利用者も利用できる。)
給油所(ガソリンスタンド)
高速道路外の
ガソリンスタンドとは異なる、独自の価格決定方法を持っている。一部のエリアにはセルフ式のスタンドも存在する。
阿智PA上り線(
中央道)、
ひるがの高原SA上下線(
東海北陸道)、
美濃加茂SA上下線(
東海環状道)、
土山SA上下線(
新名神高速)、
鶴巣PA下り線(
東北道)、
淡路SA下り線(
神戸淡路鳴門道)、
三木SA下り線(
山陽道)
ハイウェイオアシス
一部SA・PAには、高速道路外の都市公園・地域振興施設として
ハイウェイオアシスがエリアに隣接して設置されている。高速道路の料金所を出ることなく、エリアに隣接する高速道路外の公園・レクリエーション施設を利用できる。
特殊な形態を持つSAの例
錦秋湖SA(
秋田道)、
寒河江SA(
山形道)、
城端SA(
東海北陸道)、
美濃加茂SA(
東海環状道)、
浜名湖SA(
東名高速)、
土山SA(
新名神高速)、
姫路SA(
姫路バイパス)、
はわいSA(
山陰道)、
来島海峡SA(
西瀬戸道(瀬戸内しまなみ海道))など
thumb
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階段、歩道橋、バス停、ウェルカムゲート等を使い上下線を行き来できる上下線施設利用可能なSA
岩見沢SA、
砂川SA(
道央道)、
佐野SA、
花輪SA(
東北道)、
高坂SA(
関越道)、
東部湯の丸SA(
上信越道)、
姨捨SA(
長野道)、
尼御前SA、
名立谷浜SA(
北陸道)、
高松SA(
能登有料道路)、
富士川SA、
牧之原SA、
上郷SA(
東名高速)、
双葉SA(
中央道)、
多賀SA、
大津SA、
吹田SA(
名神高速)、
明石SA(
第二神明道路)、
市川SA、
朝来SA(
播但道)、
西宮名塩SA、
加西SA(午前7時 - 午後8時)、
大佐SA、
吉和SA(
中国道)、
宍道湖SA(
山陰道)、
福山SA、
下松SA、
佐波川SA(
山陽道)、
佐方SA(
西広島バイパス)、
津田の松原SA(
高松道)、
上板SA、
吉野川SA(
徳島道)、
古賀SA(午前7時 - 午後10時)、
広川SA、
宮原SA、
山江SA(
九州道)、
金立SA(
長崎道)、
別府湾SA(
大分道)など
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レストランを併設しないSA
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北海道内は全エリアにレストランがないため省略する。
花輪SA(
東北道)、
ひるがの高原SA(
東海北陸道)、
吉和SA(
中国道)、
佐波川SA(
山陽道)、
高梁SA(
岡山道)、
吉野川SA(
徳島道)など
姨捨SA(
長野道)、
高松SA(
能登有料道路)、
伊賀SA、
伊賀上野SA下り線、
五月橋SA上り線、
高峰SA(
名阪国道)、
市川SA、
朝来SA(
播但道)、
はわいSA(
山陰道)、
鴻ノ池SA(
瀬戸中央道)、
上板SA(
徳島道)など
民営化後に利用者の低迷などから給油所が廃止された事例がある。かつては給油所の廃止されたSAの大部分はNEXCO東日本管内であったが、NEXCO西日本管内の廃止されたガソリンスタンドも大幅に増えた。例 -
津軽SA(
東北道)、
西仙北SA(
秋田道)、
阿賀野川SA(
磐越道)、
塩沢石打SA(
関越道)、
妙高SA下り線(
上信越道)、
伊賀SA下り線(
名阪国道)、
大津SA(
草津PAに移転したため)(
名神高速)、
鴻ノ池SA下り線(
瀬戸中央道)、
鹿野SA(
中国道)。
樽前SA、
岩見沢SA(
道央道)、
折爪SA(
八戸道)、
塩沢石打SA(
関越道)、
妙高SA(
上信越道)、
印南SA上り線(
阪和道)、
宍道湖SA(
山陰道)、
来島海峡SA(
西瀬戸道(瀬戸内しまなみ海道))、
南国SA下り線(
高知道)、
伊予灘SA(
松山道)、
玖珠SA(
大分道)、
山之口SA(
宮崎道)など
十勝平原SA(
道東道)、
八郎湖SA(
秋田道)、
豊栄SA(
日本海東北道)、
別所岳SA(
能越道・
能登有料道路)、
城端SA(
東海北陸道)、
印南SA下り線(
阪和道)など
近くに未開通区間がある場合が多い。
トイレのみでも
ハイウェイオアシスを併設して施設を活用している事例もある。
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インフォメーションコーナーを併設しないSA
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北海道内は輪厚PAにしかないため省略する。
阿武隈高原SA(
磐越道)、
伊賀SA上り線、
伊賀上野SA下り線、
五月橋SA上り線、
高峰SA(
名阪国道)、
紀ノ川SA上り線(
阪和道)、
高梁SA(
岡山道)、
鴻ノ池SA(
瀬戸中央道)、
来島海峡SA(
西瀬戸道(瀬戸内しまみな海道))、
上板SA、
吉野川SA(
徳島道)、
山田SA(
大分道)など
民営化後にインフォメーションコーナーが廃止された事例がある。これも大部分はNEXCO東日本管内である。例 -
上河内SA、
国見SA、
紫波SA、
津軽SA上り線(
東北道)、
東部湯の丸SA(
上信越道)、
姨捨SA(
長野道)、
米山SA(
北陸道)、
七塚原SA、
鹿野SA(
中国道)など
砂川SA(
道央道)、
錦秋湖SA(
秋田道)、
寒河江SA(
山形道)、
城端SA(
東海北陸道)、
美濃加茂SA(
東海環状道)、
富士川SA上り線(
東名高速)、
淡路SA(
神戸淡路鳴門道)、
吉野川SA(
徳島道)、
石鎚山SA(
松山道)、
金立SA(
長崎道)など
関SA上り線、
長良川SA下り線(
東海北陸道)、
伊賀上野SA下り線、
五月橋SA上り線(
名阪国道)など
その他
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高速道路のサービスエリア等で売られている弁当は速弁(はやべん)と呼ばれることがある。駅弁や空弁のブームを参考にして、NEXCO中日本とJTB中部が商標登録した。2000円前後の高級志向の弁当が多い。一方、NEXCO東日本では「道楽(どら)弁当」というネーミングで販売を開始した、こちらは、1000円以下で気軽に買いやすい弁当を指向している。
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道路標識におけるサービスエリアの標識の「スパナ」(修理)の表示が2000年1月に廃止された(ただし姫路バイパス姫路SA、西広島バイパス佐方SAなどは現在でも残っている)。これは給油所において簡易な作業しか行うことが出来ないため、故障などの修理には対応できず、運転手の混乱を招くためである。そのため、最近では「i」(ハイウェイ情報ターミナル)の表示に変更されている。また最近ではトイレと自動販売機しかないPAには自動販売機の表示もされるようになってきている(NEXCO西日本のエリアでは自動販売機のあるすべてのエリア、NEXCO中日本のエリアでは自動販売機のある一部エリアに自動販売機の表示がされている)。NEXCO西日本のすべてエリア、NEXCO中日本の一部エリアでは日本自動販売機工業会(JVMA)が制定した「自販機ピクトグラム」がそのまま用いられている。
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暫定2車線で供用されている区間の多くはエリアの前後区間で一時的に4車線化していることが多い(4車線拡張時に対応できるようにランプ部を若干広く確保しているため)。もっとも、場合によっては2車線のままである事もある。
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すべてのSA・PAに売店がある高速道路:札樽道、広島道、沖縄道など。このような自動車道は区間が短く、PAがあっても1箇所程度である。
関連項目
外部リンク
サービスエリアについて