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トラックミキサ

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トラックミキサについて

フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』より

Wikipedia画像へのリンク(ミキサー車(車種:日野・レンジャー)) トラックミキサとは、車体に回転可能な円筒形の容器(ドラム)を装備した自動車のことである。 生コンクリート(生コン)など、輸送中に撹拌させておく必要のある物を輸送する目的で使用される。日本での発明者は「スカイラインの父」として知られる桜井眞一郎である。 ミキサー車アジテータトラックアジテータトラックアジテータ生コン車移動式ミキサとも呼ばれる。マスメディア及び一般社会においては専ら「ミキサー車」の呼称が使われている。官公庁および土木建築業界においては「アジテータ」の呼称がよく使われる(詳しくは後述)。

用途と呼称

主に生コンクリートを製造工場から建築土木工事現場へ輸送するために使われる。生コンクリートは輸送中でも適度な撹拌を行わないと骨材や水が分離し、均一でなくなってしまうので、容器を回転させ撹拌しながら輸送する。このような特別な構造を持つため、特種用途自動車(いわゆる8ナンバー)の形態の一つとなっている。 厳密にいえば、コンクリートの材料(セメントや骨材など)を積み込み、容器内で練ってコンクリートを製造する機能を持つものを「ミキサー車」または「移動式ミキサ」といい、あらかじめ工場で生産されたコンクリート(レディーミクストコンクリート、略してレミコン)を撹拌しながら輸送するものを「アジテータ」という。ミキサー車はアジテータに比べ、容器を高速で回転させることができる。構造的にはどちらも大差なく、最近ではコンクリートの輸送が容易になったことや、現場内に製造設備を設置したりするようになったことから車両内でコンクリートを製造する需要が少なくなってきていることで、アジテータが普及しており、ミキサー車もアジテータとして使えるものが主流になった。そのため現在ではミキサー車とアジテータは厳密に区別されなくなってきているが、一般社会では「ミキサー車」、業界では「アジテータ」の呼称がよく使われるようになっている。

主要装備

Wikipedia画像へのリンク(ミキサー車後部) ドラム :生コンクリートを積載するための円筒状の容器である。走行中も常に回転し続けて骨材や水の分離を防ぎ、生コンクリートを均質に保つ。内部には螺旋形のプレートが付いていて、生コンクリートを積む時は車両後方から見て反時計(左)方向に回し、下ろす時は逆回転する。ドラム混合容量は0.9m3(2ton車)〜4.25m3(10ton車)。 ホッパ :車両後部上方にある、生コンクリートの投入口。最近では品質確保のため運搬時はカバーをかけることが多い。 シュート :生コンクリートを目的の荷降し位置へ導くための樋。左右に回転する他に上下動作もできる(コンクリートポンプ車のホッパー内へ下ろす時はシュートを上げることが多い)。大型車ではレバーまたはスイッチ操作を採用し、運転手の負担軽減を図ることもある。 フローガイド :架装各社で呼び名が違うが、後方のV型の生コンの通り道。 水タンク :荷降し後にドラム、ホッパ、シュートを洗浄するための水を貯蔵する。容量は通常200リットル。 水ポンプ :水タンクの水を噴射するためのポンプ。 汚水受け装置 :シュート等を洗浄する際に出る汚水を貯蔵するバケツや金属製の容器。ドラムおよびホッパを洗浄する際に出る汚水はドラム内に溜まる。 レバー :ドラムの回転方向および回転速度を調整するための操作レバー。横に動かして回転方向を、縦に動かして回転速度を調整する。車両後部左右、ホッパ付近、および運転席にある。ただし運転席のレバーは回転方向のみで回転速度は調整できない。運転席にはアクセルペダルがあり、回転速度はこちらで調整できるためである。 無線機 :多数台で隊列を組むことが多いので、工場や先行車、後続車との連絡用に装備することが多い。

製造業者

ミキサー車は自動車メーカーが製造したシャーシに架装業者がミキサーの装置部分を装備(架装)することで製作される。シャーシ製造業者は主に自動車として機能するために必要な部分(エンジン・タイヤ・ホイール・車軸・運転室・各種灯火など)を製造し、架装業者はミキサーの部分(ドラム・ホッパ・シュートなど)を製造する。 以下に、日本において高いシェアを持つ架装業者を挙げる。

関連項目

トラックミキサについて
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