核燃について
フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』より
核燃料(かくねんりょう)とは、
核分裂や
核融合などにより、
原子核エネルギーを放出し、それにより
原子炉などの動力システムを運転させる物質のこと。原子燃料とも。現在の技術では、核分裂に対する燃料のことを言い、
ウラン235と人工元素
プルトニウム239、
トリウム232がある。
ウランはウラン235の含有量により
天然ウラン、
濃縮ウラン、
劣化ウランに分ける。
純金属・
合金・
酸化物等の
固体の
燃料、または
水溶液・
溶融合金・
フッ化物等の
液体の燃料の形で使用する。
現在の技術ではまだ実用化されてはいないが、軽い
元素同士を高速で衝突させることにより融合させ、より重い元素になる際に放出される
質量エネルギーを利用するという核融合も未来のエネルギー源として期待されている。
(詳しくは
原子核融合の項を参照)
核燃料物質
原子力基本法は、ウラン、トリウム等原子核分裂の過程において高エネルギーを放出する
物質であって、政令で定めるものを
核燃料物質と定義し、これをうけ制定された“核燃料物質、核原料物質、
原子炉及び
放射線の定義に関する政令”では、次に掲げる物質が核燃料物質とされている。
#
ウラン235の
ウラン238に対する比率が天然の混合率であるウラン及びその化合物( =
天然ウラン)
#ウラン235のウラン238に対する比率が天然の混合率に達しないウラン及びその化合物 (=
劣化ウラン)
#トリウム及びその化合物
#前三号の物質の一又は2以上を含む物質で原子炉において燃料として使用できるもの
#ウラン235のウラン238に対する比率が天然の混合率をこえるウラン及びその化合物 (=
濃縮ウラン)
#プルトニウム及びその化合物
#
ウラン233及びその化合物
#前三号の物質の1又は2以上を含む物質
関連項目
核燃について