東京地下鉄株式会社(とうきょうちかてつ、
英称 : )は、
東京都の
特別区(東京23区)の在する区域およびその付近
[東京地下鉄株式会社法第1条]を走行する
地下鉄路線を運営する
鉄道会社である。愛称は
東京メトロ。
東京の地下鉄路線のうち、
銀座線などの9路線(
2008年6月現在)を運営しており、東京都内
[23区内でも、世田谷区・葛飾区・大田区には路線を持たない。このうち世田谷区と葛飾区は都営地下鉄も通っていない。また、路線があっても目黒区・品川区には管理権がある駅が存在しない。]のほか、一部
埼玉県[和光市駅が唯一の駅だが管理権は東武鉄道にあるため駅数に数えない。]や
千葉県にも駅がある。自社車両の運用(走行)範囲は、東京都のほか埼玉県・千葉県・
神奈川県・
茨城県の1都4県に及ぶ(詳細は
直通運転区間を参照)。
概要
それまでの
帝都高速度交通営団(通称・
営団・営団地下鉄)から、
2004年(
平成16年)
4月1日に、
日本国政府と東京都が
出資する
東京地下鉄株式会社法に基づく
特殊会社として発足し、同時に16番目の
大手私鉄会社となった。
2009年(平成21年)度までに、
株式を
上場することを目標としている
。
グループ理念は
「東京を走らせる力」で、
2008年(平成20年)
4月からの
キャッチコピーは
「DO! TOKYO HEART」である。なお、
2007年(平成19年)4月から3代目の
イメージキャラクターとして
女優の
宮?あおいを起用している(歴代のキャッチコピーとイメージキャラクターは「
キャッチコピーおよびイメージキャラクター」を参照)。
愛称でも使用している「
メトロ」という語は、元々は
パリ地下鉄の呼称であるが、営団地下鉄時代から地下鉄路線図を「メトロネットワーク」と呼び、他にも
プリペイドカードの
メトロカードや駅売店の「Metro's」、オリジナルキャラクターで
アリの「メトロン」、営団地下鉄時代の
ドメイン名「www.tokyometro.go.jp」などで「メトロ」という言葉を多く使っている。また、諸外国でも「地下鉄」の横文字表記に「METRO」を採用するところが多いこと、
アメリカ式英語の「SUBWAY」が
イギリス式英語では「
地下道」を表す語であるということも影響しているものと考えられる(イギリス式表記で「地下鉄」を意味する「UNDERGROUND」はアメリカ式では単なる「
地下」を表す)。ちなみに、この「東京メトロ」という愛称は、営団地下鉄時代末期に社内の
公募で採用された。その他、
アジアでは
韓国の
ソウルに「
ソウルメトロ」(旧称・ソウル特別市地下鉄公社)などがあるが、ソウルメトロは
公社形態のまま事業者の名称を変更したものである。
なお、「東京地下鉄」と呼ぶ場合は、「
東京の地下鉄」ということで
東京都交通局(
都営地下鉄)の路線も含む意味になる場合がある。また、旧営団地下鉄時代は「営団○○線」「都営○○線」と呼ばれることが多かったため、都営線が「地下鉄」を含めて呼ばれることは少なく、単に「地下鉄○○線」という場合は営団(東京地下鉄)線を指すことも多く、この傾向は特に
東日本旅客鉄道(JR東日本)の案内に多い。
また、
パスネット対応カードを「
SFメトロカード」という名称で発行していた。
シンボルマークおよびコーポレートカラーについて
シンボルマークは、メトロ(METRO)の「M」を図案化した「ハートM」である。
アテネオリンピックのシンボルマーク開発も手掛けたイギリスのデザイン会社ウルフオリオンズ社に依頼したものである。なお、営団地下鉄時代はSUBWAYの「S」(ほかにSAFETY、SECURITY、SPEEDY、SERVICEの「S」を含む)を図案化したものだった。民営化を機に、各駅の出入口や車両などに表示されていた「S」のロゴを「ハートM」に変更した。
コーポレートカラーは、シンボルマークの背景色でもある「ブライトブルー」。「東京メトロ」の背景色は「ダークブルー」とし、ブライトブルーを常にメインとしながらも両色を並べて表示する。シンボルマークと愛称を知ってもらうために、基本的に2つのボックスと2つの色を常に並べて表示し、これをコミュニケーションマークと制定した。
路線
Wikipedia画像へのリンク(東京地下鉄と
都営地下鉄の路線図)
| 色 |
記号 |
路線番号 |
路線名 |
区間 |
キロ程 |
色名 |
| |
G |
3号線 |
銀座線 |
浅草駅(G-19) - 渋谷駅(G-01) |
14.3km |
オレンジ |
| |
M |
4号線 |
丸ノ内線 |
本線:池袋駅(M-25) - 中野坂上駅(M-06) - 荻窪駅(M-01) |
24.2km |
レッド |
| m |
分岐線:中野坂上駅(M-06) - 方南町駅(m-03) |
3.2km |
| |
H |
2号線 |
日比谷線 |
北千住駅(H-21) - 中目黒駅(H-01) |
20.3km |
シルバー |
| |
T |
5号線 |
東西線 |
中野駅(T-01) - 西船橋駅(T-23) |
30.8km |
スカイ |
| |
C |
9号線 |
千代田線 |
本線:綾瀬駅(C-19) - 代々木上原駅(C-01) |
21.9km |
グリーン |
| 支線:綾瀬駅(C-19) - 北綾瀬駅(C-20) |
2.1km |
| |
Y |
8号線 |
有楽町線 |
和光市駅(Y-01) - 小竹向原駅(Y-06) - 新木場駅(Y-24) |
28.3km |
ゴールド |
| |
Z |
11号線 |
半蔵門線 |
渋谷駅(Z-01) - 押上駅(Z-14) |
16.8km |
パープル |
| |
N |
7号線 |
南北線 |
目黒駅(N-01) - 白金高輪駅(N-03) - 赤羽岩淵駅(N-19) |
21.3km |
エメラルド |
| |
F |
13号線 |
副都心線 |
和光市駅(F-01) - 小竹向原駅(F-06) - 渋谷駅(F-16) |
11.9km |
ブラウン |
-
副都心線の営業キロは小竹向原 - 渋谷間のもので、有楽町線との共用区間は含まない。
-
有楽町線のうち和光市 - 小竹向原間は、東京圏鉄道網整備計画などでは13号線(副都心線)の一部となっており、東京地下鉄によると副都心線の起点駅は和光市となっている。そのため、和光市 - 小竹向原間は有楽町線と副都心線の共有区間となっている。なお、副都心線開業前は、先行開業していた小竹向原 - 新線池袋(現・池袋)間を有楽町線新線として営業していた。
-
路線番号に欠番(1・6・10・12号線)があるのは、都営地下鉄と共通の連番にしているためである。
銀座線と丸ノ内線は
標準軌(軌間1,435mm)
第三軌条方式(
直流600
V)、それ以外の路線は他社線との
相互乗り入れを行うため
狭軌(軌間1,067mm)
架空電車線方式(直流1,500V)による電気鉄道である。また、車両の大きさも銀座線が小型車(16m級)、丸ノ内線と日比谷線が中型車(18m級)、その他の線区が大型車(20m級)と、建設時期や他社乗り入れ車両の関係から線区ごとに異なっている。
なお、東京地下鉄では起点から終点に向かう下り線を「A線」、終点から起点に向かう上り線を「B線」と呼んでいる。ただし、銀座線に限り渋谷→浅草が下り、浅草→渋谷が上りとなる。駅ではホームの番号が若い方をA線としている(綾瀬・中野坂上および半蔵門線各駅を除く自社管理駅に限る)。また、
列車番号では上下で奇数偶数の区別をしていないため、直通のない銀座・丸ノ内線を除いて「A○○△△S」「B○○△△K」(○○はその列車の始発「時」、△△は運用番号、末尾のアルファベットは車両の所属元の符号)のように頭にA・Bが付く。
ちなみに、2004年の発足時に導入された駅番号(
駅ナンバリング)は、基本的に西・南から東・北方面に向かって振られており、路線によっては起点ではなく終点側の駅が「01」である場合もある点に注意が必要である。上表では左側の駅が起点である。なお、各線の記事の駅一覧では駅番号順で記載しているので注意されたい。
直通運転区間
東京地下鉄の所有車両は、
東武鉄道(日比谷線・有楽町線・半蔵門線・副都心線)、
東京急行電鉄(東急)(日比谷線・半蔵門線・南北線)、
東日本旅客鉄道(JR東日本)(東西線・千代田線)、
小田急電鉄(千代田線)、
西武鉄道(有楽町線・副都心線)、
東葉高速鉄道(東西線)、
埼玉高速鉄道(南北線)と相互乗り入れを行っているため、
埼玉県・
千葉県・
神奈川県・
茨城県までの広範囲で運転されている。ただし、茨城県内の乗り入れ駅は
取手駅のみであり、乗り入れ時間帯も朝・夕の通勤時間帯に限定される。
()内の駅名は
通常のダイヤにおける最長直通運転区間(
臨時列車を除く)。詳細は各路線の記事を参照のこと。[ ]内の英字は当該社所属車両に割り当てられる運用番号の末尾の記号(列車記号)で、この英字によって所属を区別する。なお、東京地下鉄の所有車両の識別符号は「M」ではなく、営団地下鉄時代からすべて一貫して「S」が継承されている。おおむね各鉄道会社の所属車両の表示は東武と東葉高速が「T」、東急とJR東日本は「K」、小田急は「E」、西武と埼玉高速は「M」である。
-
東武伊勢崎線(東武動物公園駅)・日光線(南栗橋駅)東急東横線(name='菊名駅'
-
*時刻によって東京地下鉄(03系)か東急(1000系)かどちらの車両が使用されるかが決まっている。東武伊勢崎線・日比谷線・東急東横線と3社に跨って運転される定期列車は存在しない。ただし、東京地下鉄の車両に限り直接ではないが1日に東武・東急両方の路線に乗り入れる運用はある(50S以降の偶数運行車両が該当)。
-
**例:竹ノ塚行 → 中目黒行 → 北千住行 → 菊名行 → 北千住行 → 中目黒行 → 東武動物公園行
-
*時刻によって東京地下鉄(03系)か東武(20000系系列)のどちらが使用されるかが決まっている。日比谷線 → 東武伊勢崎線方面の直通は東武動物公園駅までであるが、東武伊勢崎線 → 日比谷線方面の列車については、半蔵門線直通開始時より、早朝の運用において南栗橋駅から直通する日比谷線直通中目黒行が1本運行される。ただし、運行されるのは東武車両のみ(平日ダイヤ/土曜・休日ダイヤ)。
-
JR中央線各駅停車(三鷹駅)東葉高速鉄道東葉高速線(name='東葉勝田台駅'・JR総武線各駅停車(津田沼駅)[K]
-
*東葉高速鉄道車両は、東西線を越えて三鷹・津田沼まで直通運転を行うことはなく、また、JR車両は東葉高速鉄道には乗り入れない。そのため、JR中央線 - 東西線 - 東葉高速鉄道という運用はすべて東京地下鉄の車両で運行され、三鷹 - 東西線経由 - 津田沼で運転する運用は東京地下鉄かJRの車両で運行される。
-
JR常磐線(各駅停車)(取手駅)小田急小田原線・name='多摩線' - 箱根登山鉄道(箱根湯本駅)
-
*JRと小田急の車両は、千代田線を越えて直通運転を行うことはないが、東京地下鉄の車両は、両社の路線への乗り入れや3社にまたがる運行もある。多摩線を運転しない直通列車は、小田急の車両のみの運用。小田急線本厚木以遠箱根湯本方面は特急ロマンスカーのみの運行。
-
東武東上線(森林公園駅)西武池袋線・name='有楽町線' - 有楽町線
-
東武東上線(森林公園駅)[T]・西武池袋線・有楽町線(飯能駅)[M] - 副都心線
-
*東武車両が西武線に、西武車両が東上線に乗り入れることはないが、和光市には西武車両も乗り入れる。西武線では、西武ドームでの野球開催時などに、延長運転で狭山線に入線して西武球場前まで運転されることがある。
-
*Yマークが貼付された車両は有楽町線直通専用であり、副都心線には乗り入れない。
-
*副都心線のみに8両編成の運用があるが、東京地下鉄の車両のみでの運行となる。
-
*東急東横線の渋谷 - 代官山間地下化事業完成予定の2012年度から、東急東横線・横浜高速鉄道みなとみらい線とも直通運転を予定している。
-
東急田園都市線(中央林間駅)東武伊勢崎線(name='久喜駅'
-
*東武直通前の東急所属の列車記号はTの表示だった。
-
*東京地下鉄の車両のほか、東急(前面に東武乗り入れ非対応を示すKマークの付いた2000系・8590系と8500系の一部を除く)や東武の車両(30000・50050系)も、半蔵門線を越えて相互直通運転を行う。
-
東急目黒線(日吉駅)埼玉高速鉄道線(name='浦和美園駅'
-
*東京地下鉄の車両のほか、東急と埼玉高速鉄道の車両も南北線を越えて相互直通運転を行う。なお、ともに東急目黒線と直通運転している都営三田線(東京都交通局)の車両は、目黒駅 - 白金高輪駅以外の南北線区間には乗り入れない。南北線および埼玉高速鉄道の車両も同様に、三田駅以遠の都営三田線には乗り入れない。
歴史
東京の地下鉄の歴史は、
1927年(
昭和2年)
東京地下鉄道株式会社が、
早川徳次により
浅草駅 -
上野駅間(現在の銀座線の一部)を開業したことによって始まった。その後、
新橋駅までの延伸と
1938年(昭和13年)に部分開業した
東京高速鉄道の新橋駅-
渋谷駅間との
1939年(昭和14年)の相互
直通運転開始を経て、
戦時下の政府による交通事業の統制(
陸上交通事業調整法)によって東京市内の
乗合バスと
軌道は
東京市へ、地下鉄両社は
1941年(昭和16年)
9月1日に新たに設立された帝都高速度交通営団に引き継がれた。
営団とは戦争(
日中戦争)遂行のための統制管理目的の組織である。帝都高速度交通営団は
住宅営団、
食糧営団などとともにその営団の一つであり、その運営は
帝都高速度交通営団法に規定されている。終戦後、
GHQの指令によって、他のほとんどの営団は解体されたが、帝都高速度交通営団はその運営が戦争目的ではないと認められ存続された。このため、新線建設の資金調達に関しては
財政投融資が活用され、
公団に近い形で運営が行われて来た。しかしながら、鉄道の運営に関しては
日本民営鉄道協会(民鉄協)に所属しており、大手私鉄に近い形で運営されていた。
戦後は、
日本国有鉄道(
国鉄分割民営化以降は日本政府)と東京都が出資する
特殊法人という位置付けにあったが、
1986年(昭和61年)
6月10日の
臨時行政改革推進審議会の答申で、営団地下鉄民営化の基本方針が打ち出された。その後も
1995年(平成7年)2月24日と
2001年(平成13年)
12月19日の
閣議決定を経て、
2002年(平成14年)
12月18日に
東京地下鉄株式会社法が公布され、2004年(平成16年)4月1日に東京地下鉄株式会社となった。株式会社化後も、引き続き出資比率は政府53.4%と東京都46.6%となっており、
2008年(平成20年)
6月14日の副都心線開業後に株式を上場して、完全民営化を目指すとしている。
1995年(平成7年)
3月20日には、
地下鉄サリン事件が発生した。当日は営団地下鉄全線で一時運休、中でも
サリンを散布された日比谷線は終日運休した。
霞ケ関駅などの事件現場となった駅は、3-6日間営業を中止した。
東京メトロ発足後は、
表参道駅に商業施設「
エチカ」を展開するなど新しい動きが見られるほか、主要駅に「サービスマネージャー」を配し、様々な質問に対応している。
車内の自動放送も変更され、新たに
英語による案内放送が開始された(詳細は
案内放送の節を参照)。さらに、新しい
案内サインシステムの導入を進めている(詳細は
サインシステムを参照)。
また、
フリーペーパーにも力を入れており、外部の編集・発行分を含めて自社系列の定期刊行フリーペーパーを7誌発行して各駅の専用ラックにて配布しているほか(筆頭は広報紙「メトロニュース」。民営化に伴うリニューアルで「TOKYO METRO NEWS」。「メトロ―」当時は現業部門の裏話なども掲載していた)、2006年秋からは、専用ラックをリニューアルさせると同時に、他社にも門戸を開放して、全部で6社18紙誌の配布を行っている。
そして、発足当時よりテレビの
ミニ番組『
東京日和』を
日本テレビで放送するなど、沿線以外からも旅客誘致に努めている。
年表
車両
以下の車両は、現在運用に就いている、または今後運用に就く予定のものである。営団時代に製造された過去の車両については
帝都高速度交通営団の項を参照。
現行車両
※07系については、新造配置は全車有楽町線であるが、転属により東西線で使用されている。詳細は07系の項を参照。
計画中の車両
-
銀座線
-
* 形式未定(2010年度に1編成を導入予定)
-
東西線
-
* 形式未定(2009年度に2編成導入。ワイドドア車両導入再開)
-
千代田線
-
* 形式未定(2010年度より6000系を置き換え予定。年間5編成程度新造予定)
この内銀座線と千代田線の上記2車種の新造計画は鉄道ファン2009年6月号の記事にて明らかにされている。
運賃
大人普通旅客
運賃(小児半額・10円未満切り上げ)。2004年12月1日現在。
| キロ程 | 運賃(円) |
| 初乗り6km | 160 |
| 7 - 11km | 190 |
| 12 - 19km | 230 |
| 20 - 27km | 270 |
| 28 - 40km | 300 |
-
都営地下鉄との乗り継ぎには割引がある(最も安い経路の運賃から70円値引き。パスネット・PASMO・Suica使用時も対象)。
-
千代田線綾瀬 - 北千住間(2.6km)の相互発着は130円(小児60円)の特定運賃。また、前後のJR常磐線と跨って利用する場合は、同区間をJR線(2.5km)として取り扱う。この区間に限り東京地下鉄で唯一JRの乗車券や西日本旅客鉄道(JR西日本)のICOCA、東海旅客鉄道(JR東海)のTOICA、北海道旅客鉄道(JR北海道)のKitacaが利用できる。
-
TOICA、ICOCA、Kitacaでは、PASMOエリアに乗り越しができないので、JR線と東京地下鉄線間を改札を通らずに乗り通す場合、着駅までの連絡乗車券か、接続駅(中野、西船橋、綾瀬、北千住)までの乗車券を購入する必要がある。
-
南北線目黒駅 - 白金高輪駅間のみの乗車の場合は、線路・ホームを都営三田線と共有しているため、都営地下鉄の乗車券でも乗車することができる。同区間のみの利用の場合は東京地下鉄の運賃を適用、白金高輪以遠にまたがる場合は、全区間を引き続き利用する方(あるいは乗ってきた方)の運賃として適用する。
-
近距離では他社に比べてやや割高感があるが、中・遠距離は非常に安い(例:中野から西船橋まで300円。同区間をJR東日本で利用すると540円であり、両駅の周辺駅への利用や通過連絡運輸を適用した場合でも地下鉄線経由の方が安くなるケースが多い)。
一日乗車券・回数券について
東京地下鉄線全線に1日乗り降り自由な「東京地下鉄
一日乗車券」が発売されている。当日券は
自動券売機と
定期券売り場で、6か月間のうち1日のみ有効の前売り券は定期券売り場のみで販売されている。なお、自動券売機で販売する一日乗車券(発売当日限り有効)はパスネット・PASMO・Suicaでも購入可能で、他社が管理する駅(中野・西船橋・日比谷線北千住・中目黒・代々木上原・半蔵門線/副都心線渋谷・和光市・目黒)も含めた東京地下鉄線全駅で購入できる。
また、都営地下鉄と組み合わせた「東京メトロ・都営地下鉄共通一日乗車券」や、23区内の都営交通(都営地下鉄・
都営バス(
多摩地域を含む)・
都電荒川線・「
日暮里・舎人ライナー」)やJR線と組み合わせた「
東京フリーきっぷ」、各私鉄などと組み合わせた一日乗車券も販売されている。また、東京への訪問者や学生の
修学旅行のために、1日間または2日間有効のオープンチケットも販売されている。なお、オープンチケットは、関東1都6県および山梨県を除く全国の旅行代理店で東京方面向けの旅行商品(JR乗車券等を含む)とセット販売となる。
営団地下鉄から民営化されて以降、「○○東京メトロパス」として自社の一日乗車券と私鉄など各交通機関と組み合わせた多数の企画乗車券が発売されている。
また、民営化以後、
映画や
美術館などのイベントなどの図柄を印刷した一日乗車券が枚数限定で発行されている(2006年春の
ドラえもん、同年夏の
ディズニー、同年冬のさようなら東西線5000系など)。2007年秋の「第24回全国都市緑化ふなばしフェア おとぎの国の花フェスタinふなばし」に併せて
東葉高速鉄道とのセット一日乗車券を発売するほか、
ぐるっとパスとのセット一日乗車券も同時期から発売される。さらに50を超える都内のスポットに一日乗車券を提示するだけで割引などを受けられるサービスを行っている。ただし、「東京メトロ・都営地下鉄共通一日乗車券」「東京フリーきっぷ」「京急羽田・ちか鉄共通パス」ではこのサービスを行っていない。
回数券は「同一運賃帯に有効」という方式(券面には運賃のみが記載されており、入場時に入場駅名が印字される。乗り越しの場合は差額のみ精算する)を採用しており、普通回数券(11枚綴り)、時差回数券(12枚綴り/平日10時-16時の入場か精算および土曜・休日の全時間帯に有効)、土休日回数券(14枚綴り)の3種類がある。いずれも普通片道運賃の10倍で発売日から3か月間有効、自動券売機で現金かパスネット・PASMO・Suicaで購入できる。なお、綾瀬-北千住間の相互発着については両駅でのみ(北千住駅は千代田線のみ)当該区間の130円回数券(普通回数券11枚綴りのみ)を発売している。
案内放送
車内の自動放送で英語による案内放送を行っている(自動放送対応車両のみ)。これは
1964年(昭和39年)
10月の
東京オリンピック開催中に期間限定でテープで放送されて以来である。ただし南北線では営団時代の2002年、
FIFAワールドカップ開催時に英語放送が追加されたことがある。
車内放送は、日本語は
森谷真弓、英語は
クリステル・チアリが担当している。車内放送は基本的に、「東京メトロ○○線をご利用いただきましてありがとうございます。この電車は、(○○方面○○線直通)○●行きです。(途中駅で種別変更がある有楽町線・副都心線の場合は「○○線直通、○○線内●●(種別)、○●行きです。」となる)次は、○○、○○です。乗り換えのご案内です。○○○線はお乗り換えください。」と日本語放送が入り、次に「This train is bound for ○●.The next station is ○●.Please change here for the○○○line.」と英語放送が入る(なお、駅名部分の発音は日本語の発音に基づく)。駅に着いたときは「(足元にご注意ください。電車とホームの間が広く開いております。)出口は○側です。」という車内放送になる。各路線や車両によってそれぞれ微妙に異なる場合がある。東西線・有楽町線・副都心線・その他他社線直通の優等列車でも、英語放送では種別は案内されず前述のものと同じ様に放送される。また日本語放送においても、通過区間が近づくまで停車駅などを案内しない路線も多い。
初電・
終電の時間帯や平日の朝夕
ラッシュ時には、乗換案内や英語放送を省略設定とすることが多い。
列車が発車する時はブザーや
発車サイン音が鳴り、「発車いたします。閉まるドアにご注意下さい。(無理なご乗車はおやめ下さい。/駆け込み乗車はおやめ下さい。)」または「ドアが閉まります。手荷物をお引き下さい。」と放送が入る。なお発車サイン音は、南北線・副都心線(
小竹向原駅 -
渋谷駅間)で使用している。また丸ノ内線ではほとんどの駅で車外メロディを使用している。その他の路線ではブザーを使用している。日比谷線の自動放送はこれらとは傾向が異なる。車内放送と同様に、ラッシュ時には違った内容の放送が追加される路線・駅もある。
また駅自動放送の声は、A線では女性声・B線では男性声を使用している。
サインシステム
発足時より新しい
案内サインシステムの導入を進めている。発足時は
大手町駅と
銀座駅に試験的に設置され、
2005年10月から
2006年3月までに乗り換え駅に、翌
2007年3月までに大部分の駅に設置された。その後営団地下鉄時代のサインシステムが残っていた各駅についても、順次更新が進められた。半蔵門線
渋谷駅は、2007年12月2日の
東急への業務移管に伴い、東急様式のサインシステムが設置された。
有楽町線の
地下鉄成増駅 -
池袋駅間の各駅と
新宿三丁目駅・
明治神宮前駅は、
2008年6月14日の副都心線開業に合わせてさらに新しい案内サインシステムが設置された。ただし、現在でも
駅名標や改装工事中のエリアには、更新されずに残っているサイン類がある。
反面、デザインの専門家を中心に、案内表示などの書体を
新ゴに切り替えたことや、極度に際立った色使いによる既存の内装との不調和への苦言を呈する者もいる
[Designcafe][まんぷく::日記]。
英語表記
2006年頃より駅の看板・車内の案内表示器の英語表記に対して
長音符(
マクロン)が使われなくなり、以前から存在する長音符が付いている看板類と混在している状態である。しかし、他社の路線名・駅名などには使われている。
キャッチコピーおよびイメージキャラクター
-
キャッチコピー
-
*2004年4月より - 「東京ポジティブで行こう」「ココロも動かす地下鉄へ。」
-
*2005年4月より - 「東京スピード」「東京のスピードで楽しもう。
[東武伊勢崎線竹ノ塚駅における踏切事故が発生したため、キャッチコピーが変更となった。]」→「東京はポジティブに楽しもう。」
-
*2006年4月より - 「東京□.net」「東京の楽しみをつなぐチカラ。」
-
*2007年4月より - 「TOKYO HEART」「メトロが心をつないでく。」
-
*2008年4月より - 「DO! TOKYO HEART」
-
*2009年4月より - 「TOKYO HEART」「東京にもっとハートを。」
東京地下鉄向け車両を製造したメーカー
その他
関連項目
脚注
外部リンク
東京地下鉄について