抱きしめたいについて
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「
抱きしめたい」("I Want To Hold Your Hand")は、
1963年11月にビートルズが発表した5枚目のオリジナル・シングル曲である。
解説
レノン=マッカートニーの作品。ヴォーカルは
ジョン・レノンと
ポール・マッカートニー。ダイナミックなイントロで、また中間部は一回目は
ユニゾン、二回目はジョンが
メロディ、ポールが上の
コーラスをつけている。
歌詞には(“I Want To〜”と同じだが)“I
wanna hold your hand,”と印刷されている(または歌っている)ためタイトルが歌詞に出てきているとは言えないという人が多い(wannaとはwant toの略である)。
歌詞の入り("Ooh yeah")が
イントロの
ジョージの
ギターで
シンコペーションと勘違いされる箇所があり、難しく感じる人が多い。
曲調は
アメリカ的な
ゴスペルを意識したものであり、結果的にはこの曲でアメリカ市場を席巻することになった。
ジョンはこの曲のレコーディングがかなり印象的だったようで、ビートルズ後期、さらには解散後にも再レコーディングをほのめかす発言をしている。
ボブ・ディランはこの曲の一節"I can't hide"を"I get high"と勘違いし、「ビートルズがドラッグソングを歌っている!!」と思ったという。ちなみにボブがフォークからロックに転向するきっかけとなった曲であるとも言われる。
タイトルは「君の手を握りたい」の意であって、「抱きしめたい」という邦題はかなり意訳されている。
ステレオ・ヴァージョン
「抱きしめたい」のリアル・ステレオ・ヴァージョンは1966年12月にリリースされたアルバム『
オールディーズ』ステレオ盤に収録された。
CDでは1988年3月にリリースされたアルバム『
パスト・マスターズ Vol.1』に収録された。なお、本作は彼らが初めて4トラック録音をした曲である。
シングル盤
『
ビルボード』(Billboard)誌では、1964年2月1日に週間ランキング第1位を獲得。『ビルボード』誌1964年年間ランキングでも第1位。前作のシングル「
シー・ラヴズ・ユー」と共に、彼らの人気を決定づけた曲でもある。全世界で1,200万枚をセールス。世界歴代シングル売上第5位(
ギネス・ワールド・レコーズ認定による)。B面は英国・日本では「
ジス・ボーイ」、米国では「
アイ・ソー・ハー・スタンディング・ゼア」
[オリジナル・シングルのなかで英パーロフォン盤と米キャピトル盤でカップリングが異なっていたのは「ビートルズがやって来るヤァ!ヤァ!ヤァ! 」と「抱きしめたい」の2種だけ。]。
「抱きしめたい」のシングルは
ビートルズの日本
デビュー盤となっている(
1964年3月に
東芝音楽工業オデオン・レーベルから発売・OR-1041)。当初、「プリーズ・プリーズ・ミー」を日本ではビートルズのデビュー曲に決めていたが、アメリカの熱狂振りから急遽変更されこの曲が第1弾シングルとなった。その為、当時のレコード番号は「プリーズ・プリーズ・ミー」の方が若い(OR-1024)。
ドイツ語版
「
抱きしめたい(ドイツ語)」("Komm, Gib Mir Deine Hand")は
ドイツのファンをターゲットとした「抱きしめたい」のドイツ語版である。バックトラックは
英語版の流用
[マーク・ルウィーソン著『ビートルズ/レコーディング・セッション』内田久美子訳、シンコーミュージック、1990年、44頁]。
レコーディングは
1964年1月29日に
パリのEMIスタジオで行われており、同じ日に「
シー・ラヴズ・ユー(ドイツ語)」も録音されている
[なお、このドイツ語版2曲のレコーディングはすぐに終了したため、残り時間を使って「キャント・バイ・ミー・ラヴ」が録音された。]。
"Komm, Gib Mir Deine Hand"とは英語で"Come, give me your hand" すなわち「来て、あなたの手を取りたい」という意味であり、意訳されている。
「
シー・ラヴズ・ユー(ドイツ語)」同様、英語版と比較して
ハーモニーが雑な仕上がりになっている。
収録アルバム
脚注
抱きしめたいについて