T.N-lawさんのマイページ

リフカー研修−子どもを守るパズルの1ピースとして

2017/01/26 00:26

 1月14日には,チャイルドファーストジャパンのリフカー研修を受けてきました。
 もう,【児童虐待問題から離れます】とブログにも書いたのに,「何で」,と言われるかもしれませんが,実は,昨年このブログに書いた「虐待被害児診察技術研修」と一緒に,昨年の8月頃申し込んだものになります。そのときは,まだ私が児童相談所の嘱託や非常勤になる余地がないのかどうかはわかりませんでしたし、児童虐待問題から離れるということまでは想定していませんでしたので…。
 研修をキャンセルする,という選択肢もありましたが,おそらくキャンセルした場合,今後二度とこの研修を受けることはないだろうと思いましたので,そうであればと受講してみました。

 著作権,及び研修内容が誤解されないように,とのことから,内容について触れることは出来ませんが,研修の正式な名称である「子どもを守るパズルの1ピースとして」という言葉が,この研修を端的に表しています。

 この研修は,アメリカの「コーナーハウス」というNPOが作ったもので,普段子どもと接する立場の人が,「おかしいな」と思ったときに,子どもに対し虐待にあっているのかどうかを質問するためのものです。
 そして,アメリカでは,この「リフカー」によって虐待の疑いがある,となったときには,専門の機関が「司法面接」を行い,詳しく話を聞くことになっているようです。

 つまり,「発見者の聞き取り」−「専門機関の聞き取り」−「その後の手続き」というように,アメリカでは子どもを守るためのシステム−子どもを中心とした【パズルの「絵」】が描かれており,そのなかの【発見者という1ピースはどうすべきか】,というのが,この研修のように思われます。

 その意味では,アメリカと異なる日本において,同じ「リフカー」を用いたときに,日本の児童虐待対応分野における他のピース−児童相談所や,警察,裁判所等−と上手くつながることが出来ることを,必ずしも意味しているわけではないのだろうと思います。その点は,注意が必要であるように感じました。

 また,児童虐待等の問題に注ぐ人的な労力,経済的な費用等は,その国の社会のシステム等によっても違うかもしれませんので,アメリカと同じ「絵」を描けばいい,というものでもないのかもしれません。

 ただ,外国で,児童虐待問題に取り組む専門家の人たちが,「子どものために,発見者と専門機関がどう協働したらよいか」ということを考えて描いた「絵」には,「こうした方が子どもにとってよりよいのではないか」という知恵や経験がたくさん含まれているように思います。
 そうした意味では,この研修がそのまま日本で使えるかをひとまず置くとしても,この研修を受けて,そうしたことを考えていくこと、少しづつでも活かしていくことには意味があるのではないかと思います。

 本来は,同じチャイルドファーストジャパンが行っている「司法面接研修」も受けないと,「全体の絵」が見えないのかもしれませんが…。
 さすがに,もう【児童虐待問題から離れる】こととしながら,全部で5日間受講が必要な「司法面接研修」をこの上申し込むのは,自虐的に過ぎるので,そこまでするつもりはありませんね…。


 たまたま、一緒に参加していた医師の先生が、報告をされていたので、少し私も書いておいてみることにしました。
  もし,誤っている所など有りましたら,申し訳ありません。


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