umasica :桜里さんのマイページ

非実用的品々

2017/08/21 21:10




目的地は新宿だったのだが、その手前に東中野があるのだった。


ネット上をウロウロしていたら、東中野にあるアンティーク系時計店に、旧ソ連時代(80年代らしい)の軍用時計がジャンク品として出ているのを発見してしまったのである。

で、新宿に行かねばならぬ用事(20気圧防水のクォーツ腕時計の電池交換の出来上りの連絡)があったのをいい口実に、手前の東中野で下車。


無事に、ボストークのコマンダスキーと呼ばれる手巻きの時計(なんと未使用品)をゲット(ただしベルトなしの本体だけ)。緑のダイヤル面には赤い星とパラシュートの絵(パラシュート部隊向けらしい)。腕時計マニアじゃないし、旧ソ連モノのコレクターでもないが、この手のモノに抵抗力はない。

帰宅後に巻き上げてみたが、3時間以上過ぎても動いているので、メカ的には問題なさそう。リューズは(意外に?)ねじ込み式だったりしたが、巻き上げ時も時刻合わせ時も、なんかリューズがグラつく感じでハラハラさせられつつも、元々が乱暴なロシア人の軍用品なわけでカラシニコフ的精度の持つ頑丈さがあるのかも知れない(…とか妄想して喜んでいる)。



(危険な品々の並べられた)店を出て駅に戻ろうとするとブック・オフ。「古本」屋として期待するようなタイプの店ではないが、しかし初めての場所なので一応はチェック。ブック・オフ標準のきれいな本が並んでいたが、由緒正しい系の古本コーナーもあり手を出してしまう。



 阿部次郎 『合本 三太郎の日記』 角川書店 1950(ただし1962の38版)  260円→310円


 安彦良和 『虹色のトロツキー 第1集』 潮出版社 1992  880円→310円


 西陽子 訳 『ボーヴォワール戦中日記』 人文書院 1993  4944円→1310円


 ニクラス・ルーマン 『自己言及性について』 国文社 1996  2987円→810円


 日本マラマッド協会 編 『アメリカ映像文学に見る少数民族』 大阪教育図書 2006  2400円→310円



さすがに戦前・戦中の出版物はないが、戦前期の教養主義の教科書みたいな『三太郎の日記』の昭和25年モノはゲット(これまで手を出さずにいた―ホントのところ「教養主義」は嫌い―のだが、しかしこれこそ「わだつみ」系の背景となる「教養」ですからねということで)。



ボーヴォワール本には、阿佐ヶ谷の由緒正しき古書店の「千章堂」のシールも貼ってあって、少なくとも私で三代目の読み手ということか?





新宿では時計の受け取りのついでに、コマンダスキー用にナトー・タイプのベルトも購入(旧ソ連の軍用時計にナトー・タイプの安物ベルトは相性抜群)。





…と、とりとめのない午後でありました。









Tags: なし
Binder: 現代史のトラウマ(日記数:678/全体に公開)
このエントリーをはてなブックマークに追加
最新コメント

  • Comment : 1
    umasica :桜里
     2017/08/21 21:58
    「非実用的品々」なんてタイトルにしてしまったが、
    コマンダスキーは「ちゃんと時間がわかる」実用品でございます。

  • Comment : 2
    やわらか☆不思議猫
     2017/08/23 10:42
    桜里家にある間は安心ですが、そのあとが心配なので、裏にでも桜里記念図書館・博物館を建てて入場料とって管理人を雇える態勢を整えましょう(^o^)ノ

  • Comment : 3
    umasica :桜里
     2017/08/23 22:31
    目の利く古書店のお世話になるという道も考えますけど、
    ウチの場合、「愛書家」というより「書籍蓄積家」ですからね。
    (本の扱いが丁寧じゃないという問題)

    で、娘に後を託すとしても親譲りで整理能力なし。


    早い話が、何にせよ後のことは考えないタイプということか?

  • Comment : 4
    やわらか☆不思議猫
     2017/08/23 22:33
    なるほど。現状把握に付き、前文一部修正。
    「桜里家にある間は安心ですが、そのあとが心配なので、」→「桜里家にある間も心配ですが、そのあとがさらに心配なので」

  • Comment : 5
    umasica :桜里
     2017/08/23 22:50
    時計の方は30年以上前のソ連社会主義謹製品。
    それも社会主義製手巻きモデルというスリル満点的なブツ。
    どうなるかと思ったけど、
    昨夜7時半過ぎに巻き上げてから、今に至るまで動いてます。

    で、あらためて調べてみると…

     → https://lineblog.me/endcape/archives/44856931.html

    なんともカオスなラインナップでございます!

    で、手に入れたのはこの画像にあるヤツ→ http://www.kt.rim.or.jp/~mn01-erm/erm2/pa00090.jpg

    このモデル、ちゃんと国防省発注品のロシア語表記があるんですけど、
    12時の赤い星の上の点がふたつあって、
    エンドケイプ氏のコレクションとも異なるバージョンであることが判明。

    社会主義プロダクツ、カオスだなぁ…

  • Comment : 6
    umasica :桜里
     2017/08/23 22:51
     ↑
    質感としては、雑貨屋で売ってる1000円位の腕時計ですかね。

  • Comment : 7
    umasica :桜里
     2017/08/23 22:55
    >そのあとがさらに心配

    あらためて考えて、
    欲しがりそうな人物(私より若い)の顔が数名ほど思い浮かぶ。

    なんとかなる…かな?

  • Comment : 8
    Mr.Dark
    Mr.Darkさん
     2017/08/30 19:30
    それ、欲しいですっ!

  • Comment : 9
    Mr.Dark
    Mr.Darkさん
     2017/08/30 19:34
    ウラジミル・プーチンが東ドイツで特殊工作やってた頃に使用してた時計と同じものかもしれない。

  • Comment : 10
    umasica :桜里
     2017/08/30 23:11
    >それ、欲しいですっ!

    店にはもうひとつありましたぜ。
    新品のデッドストックだそうでございます。

    フルに巻き上げると45時間は持つことも判明。


    >ウラジミル・プーチンが東ドイツで特殊工作やってた頃に使用してた時計

    最近は東ドイツ製の時計にも興味が…

このブログにコメントをつけるには、ログインする必要があります。
マイページをお持ちでないひとは「マイページを作成する」ボタンを押してマイページを作成してください。
不適切なブログを見つけたら、こちらからご報告ください!

Mail Address(GMO ID):

Password:

自動ログインパスワードを忘れた方

最近書いたブログ


https://www.freeml.com/feed.php?u_id=316274&f_code=1



Copyright(C)2018 GMO Media, Inc. All Rights Reserved.