熊ヶ峰さんのマイページ

【早春の南房総への旅】あらせいとう

2010/03/04 19:08

     千葉の南房総・鴨川へと旅立ったカミさん、しこたま花を持ち帰る。

     スターチス、百合、カスミ草、矢車草、ポピー、ストック等々。



      こっちどら花より団子、キンメダイ、八街産のピーナツの土

      産の有無などに気が逸ったのだが、ご近所へ配る花卉の

      ことで気が一杯らしく、取り着く島もない。


      たしかに南房総の花卉栽培には目を瞠るものがある。かつ

      て千葉には2年ほど在勤したことがある。仕事の関係で知っ

      た千倉の魚拓荘、太海の民宿・わかしおには趣味仲間と何

      度も投宿した。すっかり観光地化した伊豆と違い、こちらは

      宿賃がやたらと安い。料理も豊富で美味しいし、特別料理な

      んぞ頼もうものなら、それは丸っきり無駄である。通常食でも

      余してしまうぐらいだ。


      当の宿を拠点として、太海のフラワーセンター、フラミンゴショ

      ーで有名な行川アイランド、紺碧の海に浮かぶ小島・二衛右

      門島にも旅の足を運び句作したものである。

      3月初めの頃であったか、ここらあたりはぽかぽかと暖かく、

      街道傍の畑は一面のお花畑、さしずめ生花村って体で、不思

      議の国のあった。

      

      ところで、下の画像の花は通常はストックという名で呼ばれて

      いるものである。

 菜花畑で作業中のご婦人に花の名を聞きたれば、

      たしか『あらせっと』と言った。千葉の漁師の奥さんは言葉

      がキツイとは聞き及んではいたが・・・・、

      「あらせっとですか?」、

      『あらせっと、じゃねえよ。あらせいとう、だよぉ』。

      「あらせいとう?」・・・・、とても信じる気にはなれなかった。

      これ以上しつこく聞くと、木の棒か何かでぶん撲られそうな気

      がして、ほうほうの体でその場を去った。

      趣味仲間の一行は、どう見てもストックだよねえ、と言った。



     同上、


     口惜しいのて゜、家に帰ってから花図鑑で半信半疑の「あらせ

     いとう」なるものを調べてみた。

     あぶらな科、地中海原産。英語名でストック。紫と赤い花が咲

     く、とあり。

     あらせいとう、とは和名。漢字表記は紫羅欄花。

     葉をさわると、その感触が毛織物のようであることから、ポルト

     ガル語の毛織物=ラセイタ(raxa)をとって、

     葉ラセイタ→が転じてアラセイトウになった由。 



     行川アイランドのフラミンゴショー、観たことがございます。さくら

     色の翅をしたフラミンゴちゃんが隊列を組んで行進しますです。

     遠い場所から棒を持ったおっちゃんが、目立たぬように右へ行

     け、左へ行け、と指示しているようであります。棒を振り上げる

     と何百羽のフラミンゴちゃんが一斉に飛び立つのであります。

     そりゃあ見事、訓練に訓練を重ねた賜物であります。


     この勝浦市にあった行川アイランド、昭和39年に開園、平成

     13年には37年間営業の歴史を閉じたようであります。昭和

     58年には千葉県内の浦安市には東京ディズニーランドが開

     園しており、歴史の流れとでも申しましょうか、ここ外房への

     観光客は次第にTDLへと歩先を変えて行ったように思われま

     す。


     ところで、やつがれが千葉観光の常宿としていました千倉の魚

     拓荘、太海の民宿・わかしおでありますが、現在も無事営業を

     続けられているようで心も安寧しました。


     なお、館山の白浜にあります野島埼灯台、カミさんの兄が2年

     間ほど灯台守をやっておりまして、ハネムーンがてら訪ねて行

     ったことがあります。そのとき、義兄が獲れたての鯛の刺身を

     馳走してくれました。私にとっての千葉・南房総、2年間在勤し

     た千葉の地と共に忘れることのできないボーソーの地というか

     望郷の地のような思いがしてなりましぇん。


Binder: 熊ヶ峰(2)(日記数:282/全体に公開)
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最新コメント

  • Comment : 1
    無縛
    無縛さん
     2010/03/05 17:55
    熊ヶ峰さんは転勤も俳句作りの新たな局面と
    前向きにとらえておられるようで、偉いです。
    南方に召集されてそこで腕を上げた金子兜太
    大先生と通じるところがあります。

    昨年は日本とメキシコの友好400周年でした。
    そのきっかけが当時のスペイン領ルソンの
    総督を乗せたサンフランシスコ号が御宿沖で
    座礁した際に、地元の漁民たちが命がけで
    救助、介抱したことに由来しています。
    先日渋谷の「たばこと塩の博物館」で
    講演を聞いてきました。房総にも山ほどの歴史と
    美談あり、そういった感想を持ちました。

  • Comment : 2
    熊ヶ峰
    熊ヶ峰さん
     2010/03/05 18:29
    無縛殿、
    それは誉め殺しってもんで、
    穴があったら入りたいであります。

    「あらよっと・・・・」、

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