星谷 仁さんのマイページ

『ピーマン』知られざる意外な《語源》の真相!?

2007/11/01 23:01

かつて「話がピーマン」というセリフが流行った時期があった。
思いたってネットで検索してみたら、以下のようなものがあった。

知識の泉 Haru's トリビア:★70年代の流行語の意味わかるかな?
「70年代流行語の解答と解説」の(3)で【ピーマン】が、【中味がないこと、「話がピーマン」などと使う】と紹介されている。

ピーマン-知泉Wiki
『雑学おもしろ百科・10』(角川文庫/1984年)によると「インベーダ世代の印象に残る流行語第1位は【なんちゃって】で2位が【話がピーマン』】だそうだ。
【話がピーマンとは、ピーマンの中身が無いという事から「話の内容がスカスカの下らない状態」を指しています】とのこと。

死語の世界
【話がピーマン】内容の無い話のこと/頭がピーマン等中身がないときの表現──と紹介されている。

僕もテレビ番組の中で、このセリフは野菜のピーマンの中身がカラであることに由来する──というような解説を何度か聞いた記憶がある。

しかしこのような使われ方をするようになった【ピーマン】の本当の語源は野菜のピーマンではない──と僕は考えている。【プチコンマン】(※僕の同級生のあだ名!)を略した【Pマン】(野菜のピーマンではない)が語源だろうと(個人的には)信じていたりする。【プチコンマン】は、しばしばピーマン型の頭部をもつ怪人の姿で描かれていたが(※僕もずいぶん描いた!)、こうしたイラストも「野菜のピーマン頭」というイメージを広める事になったのかもしれない。
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画像は学生時代に僕が描いたプチコンマンの落書き。
左は当時放送されていた仮面ライダーアマゾンをパロって描かれたもの。初心者マーク(野菜のピーマンに似ているので隠語として使われていた)と野菜のピーマンにかけて、描かれている(他にも色々なバージョンがあった)。
右は、そのモデルとなった【プチコンマン(Pマン)】=U君。当時の落書きをパソコンに読み込んでアウトラインを補正&彩色したもの。得意技のプチコンを打ち出さんと構えたところだ。

さて、その【プチコンマン】とは何か?
以下、某所の日記で書いた内容なのだが……ここに再収録しておく。
    *    *    *    *
●真相!「ピーマン」の意外な由来 by 星谷 仁

 以前「ピーマン」という言葉が「アホ」というような意味で使われるのが流行ったことがあった。テレビ番組などでは「野菜のピーマンに絡めて《中身が無い》→《頭がカラッポ》の意味」などと最もらしく解説されていた。つまりこの「ピーマン」の語源については「野菜のピーマンに由来する」とされていたのだ。
 しかし僕はこの説は間違いで「ピーマン」の語源は実は僕らの仲間内で使われていた言葉が発端となったのではないか……と考えている。
 同級生にU君と言う人物がいた。彼の中学生時代に付けられたあだ名が「プチコンマン」→略して「Pマン」。この「プチコンマン」が「ピーマン」の語源だと僕は考えている。
「プチコンマン」の「プチコン」とはU君があみ出した得意技(打撃系攻撃技)のことだ。ジャンケンのチョキで人さし指と中指をくっつけた形(人さし指と中指をそろえて拳から伸ばした形)を作り、その指先で相手の胸骨あたりを突く。この技が「プチコン」だ。空手の貫手(ぬきて)に近い技といえる。
 指先の攻撃とはいえ、肉の薄い胸骨を突くのだから、これが意外に強力。当たる面積が小さいから少ない力で見た目以上の痛みを与える事ができるのだ。
 U君がこの技をくり出すとき「プチコン!」とかけ声をかけることから、この技は「プチコン」と呼ばれ、この技の使い手である彼は「プチコンマン」と呼ばれるようになったのである。
 さて、このユニークな技をあみ出したU君だが、彼自身もかなりユニークなキャラクターで、数々の逸話を持っているのだが……その一つに「《脳みそ別の知恵》事件」というのがある。
 U君が何かの拍子に頭部をぶつけたとき、仲間から「今の衝撃で脳細胞が○万個は壊れたな」とからかわれると、U君は「バーカ。脳みそは家に置いてきたから無事なのね」と言い放った。仲間たちはすかさず「じゃあ、その頭の中はカラッポかよ」と切り返し、これが「Pマン」の「脳みそ別の知恵」と言われる逸話である。
「Pマン」は怪人としてイラストに描かれ(脳みそが分離された解剖図?)、テーマソングまで作られ、「脳みそ別の知恵〜」というフレーズまで入れられて、「Pマン」といえば、「脳みそがない」と同義語として仲間たちの間では浸透していったのだ。
 つまり本来「Pマン」というのはU君をさす(からかう)あだ名だったのだが、この「Pマン(プチコンマン)」=「脳みそ別の知恵(脳みそがない)」が、事情を知らない人たちに「(野菜の)ピーマン」=「中身が無い・中身がカラッポ」=「おバカ」と理解(誤解?)され、誤用が広まったのではないか……と僕は思っている。
この件に関しては、金田一先生もご存じあるまい?
    *    *    *    *
ちなみに、インディーズ特撮ヒーローものに『Pマン』(創映会+幻視人)というステキなシリーズがあるが、もちろんこれはプチコンマンとは何ら関わりがない。


Binder: 星谷 仁のバインダー(日記数:25/全体に公開)
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最新コメント

  • Comment : 1
    アンシー
     2007/11/02 07:46
    ウルトラマンシリーズのどれかの(範囲広すぎですが・・・)DVDのおまけ映像で、子供がピーマンを食べてヒーローに変身するって話が入ってました。
    敵は、「ぎゃぎょ〜ン!」と吠える、お母さん型の怪獣で、野菜攻撃や、宿題攻撃をやってきます。
    もし、どこかで、出くわしたら、ああ、これが・・・と思い出してください・・・。

    それにしても、プチコンマン、中学生独特の、内輪で盛り上がってるさまが、なんともほほえましい、いいお話です

  • Comment : 2
    星谷 仁
     2007/11/02 12:04
    ピーマン食べて変身ですか!? こりゃまたスゴイ特典映像があったものですね。
    プチコンマン=Pマン──当時はかなり盛り上がり、至るところにラクガキが蔓延してました(中学校の保健室の引き出しを開けるとその横の部分とかにまで)。
    その後いくらかタイムラグがあって「話がピーマン」という言葉が流行りだし、「えっ!? なんで、おまえがPマンを知ってんだよ?」と驚いて誤用(?)が広まっていることを知りました。
    「ピーマン頭の怪人」「脳みそ別」などのラクガキやフレーズを見聞きした人の中に「ああ、ピーマンは『中身が無いから』か」と解釈(誤解)する人がいて、そこからこのように使い方が一般化したのでろうと想像しています。
    高校時代には授業中よく屁をこく奴がいて、こいつは「屁をひると肛門の風車がまわり○○に変身するのだ!」とキャプションつきで変身シーンの図解イラスト、描かれてました。
    もちろん、描いたのは僕です。

  • Comment : 3
    カズシャン♪
     2007/11/02 18:26
    実際は知ってなかったけど、「Pマン」という言葉だけは聞いたことはある。

  • Comment : 4
    星谷 仁
     2007/11/02 20:51
    「話がピーマン」──カズシャンあたりの世代(?)はもう使っていませんでしたか。
    「トイレの花子さん」とか「口裂け女」とか……いろいろ妙なものが流行ってきたけど、その中には、元ネタとなるような実際のエピソードから発展したものもあるのかもしれない……なんて気もしています。

  • Comment : 5
    GAN
    GANさん
     2007/11/04 00:45
    プチコンマン(笑)
    自分の友達にも面白いキャラの人物がいっぱいいます(^^)

  • Comment : 6
    星谷 仁
     2007/11/04 03:54
    >自分の友達にも面白いキャラの人物がいっぱいいます(^^)

    お友達は宝ですね(笑)。
    でも、その面白いキャラの友達は、きっとGANさんを「おもしろい」と他の人に紹介していると思います(笑)。
    4mの高さからジャンプに挑むヒト──僕も好きです(笑)。

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