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総本山善通寺で講演「空海に学ぶ仏教入門 弘法大師空海の十住心」をおこないました

2019/06/28 21:37

善通寺市、王墓山古墳からの眺め。

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弘法大師空海お誕生の地とされる四国の総本山善通寺にお招きいただき、講演してきました。
事前に、関西の勉強会でその話をしたら、インターネットで調べた方から、その日の善通寺は仮面ライダーショーの予定になっていると言われ、「えっ!!」。
調べてみたところ、弘法大師のお誕生日(6/15)に近い日曜日に、弘法市として毎年大きなイベントをおこなっていて、仮面ライダーショーも実際にあるようでした。私の講演もその企画の一部と知り、大丈夫なんだろうか? 人は来るのか? と心配がこみ上げてきました。
前日に善通寺に着き、善通寺の法主さまにお目にかかり、午後は尼僧さんに善通寺近辺をご案内していただけるとのことで、即答でお願いしたのは、「古墳!!」。...
善通寺市には沢山の古墳があり、弘法大師の出身の佐伯氏の墓ではと言われています。
着いてすぐ、善通寺の御本尊と弘法大師にはお参りしましたが、弘法大師のご先祖さま(かもしれない)方が眠られている地を訪れたかったのです。
古墳群の中でも大きく、整備されているのが王墓山古墳で、冠などが出土している前方後円墳です。

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そこに立つと、弘法大師お誕生の地とされる善通寺の五重塔をはじめ、条里制の区画の残る善通寺市を一望できます(写真)。
もうひとつご案内いただいた宮ヶ尾古墳では、船団などを描いた線刻壁画が見つかっています。

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石室内にはいれるのは年一回で、古墳の側に作られたレプリカの石室を見たのですが、実は古墳群の前に案内していただいた善通寺市立郷土館で、弘法大師お誕生のその地とされる御誕生院の裏の川から発掘された、船を漕ぐ櫂を見ていて、そこからむくむく妄想が湧き起こってきました。

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最近世界遺産認定が決まった仁徳陵・応神陵などの百舌鳥古墳群は、大阪湾を望む段丘の上に築かれていて、瀬戸内海を通って訪れる外国の使節に力を示すためのものと考えられています。
勉強会で毎月訪れている神戸の近くの五色塚古墳も、明石市と淡路島を結ぶ明石大橋のすぐ側、海峡から見上げる場所に築かれています。
きっと弘法大師のご先祖の佐伯氏は、瀬戸内海、さらには朝鮮半島や中国とも交易していた海の民に違いない。その国際感覚が弘法大師を生んだのだ。
弘法大師が中国に渡った遣唐使船には、最澄も乗船していて、すでに天皇の健康を祈る十禅師の一人に選ばれていた最澄はともかく、なぜ弘法大師も乗船できたかははっりした資料がなく、遣唐使の乗る第一船に同乗していることから、通訳として語学力を期待されたのでは、と推測されています。
弘法大師のご先祖さま(かもしれない方々)が眠る地に立ち、海の交易で力をもった佐伯氏は中国語も使いこなすことができ、そのような国際感覚があったからこそ、弘法大師は遣唐使船に同乗することができ、恵果阿闍梨から灌頂を授かって、日本に密教を伝え、さまざまな異なる教えを十の心のあり方に対応するものとして体系化した十住心を書き残すことができたのかもしれない、
直接お話はしませんでしたが、前日の古墳探訪で湧き起こった妄想を踏まえて、善通寺での講演を無事終えることができました。

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ありがたいことに、定員200人の会場がほぼ埋まり、多くの方にお話を聞いていただくことができました。
ありがたいことです。
(当日の講演は、善通寺でDVDにする計画もあるというお話でした。土日はお坊さまはいろいろお忙しく、講演を聞きにくることができないから、というお話でした。重ね重ね、ありがたいことです。)


Binder: ナーガールジュナ仏教研究所(日記数:100/全体に公開)
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