いっぺーちゃん・みの…さんのマイページ

当て字

2010/03/04 22:40

今日、夕飯を食べながら、テーブルの目の前に置いてあった、「正油 しょうゆ」と書かれた陶器の瓶を見ながらふと思った。


しょうゆって、本来は醤油と書くはずなのに、正油でも良いんだな。」

「でも、なぜ正しい油と漢字を使っているのだろう。当て字だけど。


 魚醤や豆板醤などアジアの発酵調味料には「醤」の漢字が使われることが多く、大豆を発酵させて作るしょうゆも例外ではない。


 しかし、この「正油」に限らず、日本人はなぜか当て字の漢字を堂々と使うことが多い。吉田さんという人の料理店が「」となっていたり、岐阜県中津川市にある、本来なら「坂本」と書かれるはずのJR中央本線の駅が「坂本」となっていたり、また東北地方の戦国大名の伊達が、伊達とたびたび表記されたりと、本来の当てはめるべき漢字があっても、敢えて別の漢字を充てることがよくある。


 そんな当て字が、日本にどれだけあるのだろうか、そして日本人はなぜ本来の漢字とは違う字を当てはめてそのまま使うのか、それをひとつひとつ辞典的に調べてまとめていったら、立派にひとつの学問になりそうだ。

 しかし、それもやってみるのは面白いかも知れない。


 暇があれば、そして当て字への興味が続けば、当て字の研究に没頭してみたい。


 

 また、しょうゆは、油(オイル)の成分がまったく含まれないにも関わらず、「油」と付くのも不思議なネーミングである。


Binder: いっぺーちゃん・みののかみのバインダー 2010(日記数:136/全体に公開)
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最新コメント

  • Comment : 1
    道路屋
    道路屋さん
     2010/03/05 02:04
    漢字のおもしろさはこんなところにもあるんだね。
    日本人ならちょっとした漢字の雑学的おもしろさを知っているのも楽しいかも。

    そもそも、自分の本名のいわれ自体知らないので、歴史を知ってみたいなと思ったり。

  • Comment : 2
    いっぺーちゃん・みののかみ
     2010/03/05 07:54
    道路屋さんへ

    日本人と漢字の当て字の付き合いは、古代、中国人が日本列島に渡ってきて漢字を伝えた頃からずっと続いていますね。
    読みが近い漢字を日本語での表記に適当に当てはめたときから、漢字は日本人の生活の中に入っているので。
    今でも残る神社の神様の名前や、100%当て字の漢字で書かれた『古事記』や『日本書紀』は、古代の日本人が初めて漢字を取り込んだときの証しです。
     
     ただ、深い意味があってもなくても、漢字の当て字をこれほど日常的に広く使っているのは、世界中の民族の中で日本人だけで、漢字の当て字は、日本オリジナルの文字のかな文字と漢字を同時使用しているからこそ出来るワザだと思います。

  • Comment : 3
    ブリアレオス
     2010/03/07 11:25
    本来の意味をあえて変えるために当て字をしていると聞いたことがありますが、これもそうなのでしょうか?

  • Comment : 4
    いっぺーちゃん・みののかみ
     2010/03/07 19:59
    ブリアレオスさんへ

    当て字には、時と場合によって、充てる字にいろいろ目的を持たせるので、意味を違わせることもあると思います。

    「北町」となるはずの地区が、縁起良くしようと、同じ読みで「喜多町」と名乗ったり、また僕の実家のすぐ近くの「うらまち」という地区は、「裏町」とならずに「浦町」と名乗ったりしています。

    「正油」の場合は、醤油の「醤」の字が日常の当用漢字に指定されていなくて、しょうゆの当て字として使われてきたそうです(Wikipediaより)。
    また「美乃坂本」駅は、駅が設置されたときに、地元の坂本村(当時)の村議会が、「濃」の字を使わずに簡略な「乃」の字を使ってほしいと鉄道を建設した国の鉄道省に請願したと、『中津川市史』に書いてありました。

  • Comment : 5
    カズシャン♪
     2010/03/09 22:35
    う〜ん、必ずしも正しいとはいえないけど、調味料の「さしすせそ」ってご存知かな?
    さは「さとう」、しは「しお」、すは「酢」、せは「せいゆ」と言って「しょうゆ」、そは「みそ」とあらわしているけど、正油はそこからきたのかもしれないけど、どうなんでしょうか?

  • Comment : 6
    いっぺーちゃん・みののかみ
     2010/03/10 00:27
    カズシャンさんへ

    かつて日本語が話し言葉と書き言葉で分かれていた頃、「しょう」は、「せう」「せふ」と書いていました。事実、戦前はほとんどの印刷物で、「〜しましょう」を「〜しませう」、蝶々のことを「てふてふ」と書いていました。小さい「よ」の字が一般的になったのはまだ新しいです。
    僕は調味料の「さしすせそ」での醤油は、この「せう」「せふ」から来ていると思っています。

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