電気代がお得な電力会社を徹底比較!おすすめ新電力の選び方
電力自由化によって、私たちは世帯人数やライフスタイルに合わせて1番お得な電力会社に切り替えて電気を安く使えるようになりました。
しかしながら、日々新しい事業者が電力小売事業に参入してきているので、安い料金プランやお得なサービスがどんどん登場しています。実際、どの電力会社の電気を使うことが最もお得なのか比較・判断するのも難しく、複雑化している状態です。
そこで、当ページでは、電力会社を正しく比較して最適な電力会社と契約するための基本知識や比較ポイントについて解説。居住人数やライフスタイルに合わせたおすすめの電力会社や乗り換えに関するよくある質問とその回答もご紹介します。
電力会社をどのように比較して選べばいいのか悩んでいる方の参考になれば幸いです。
目次
電力会社を比較するための基本知識
電気代を今よりお得にするためには、どの電力会社が1番自分に合っているか比較・検討する必要があります。しかし、正しく比較・検討するためには、電気とそれを供給する電力会社に関する基本的な知識を持っていなければなりません。
そのため、電力会社の比較を始める前に、ここで基本知識をおさらいしておきましょう。次の4つのポイントに絞って説明しますので、基本知識は問題ないという方は≫次の見出しへどうぞ。
電力自由化とは
電力自由化とは、東京電力や関西電力などの大手地域電力会社(10社)が独占していた家庭・商店向けの電力小売事業に、地域電力以外の電力会社でも新規参入可能となった2016年4月1日の法律改正のことです。電力自由化により、様々な電力会社の中から自分にピッタリの電気やサービスを自由に選べるようになりました。
“電力自由化”自体は、実はもっと前からスタートしていました。最初は「特別高圧」区分、いわゆる大規模工場やデパート、オフィスビルなどの建物の電力小売事業が自由化されました。これが2000年3月のこと。それから4年後の2004年4月、さらに1年後の2005年4月には、「高圧」区分の中小規模工場や中小ビルなどの建物も対象となり、徐々に電力自由化が拡大してきました。
そしてついに、2016年(平成28年)4月1日から「低圧」区分、つまり、家庭や商店などにおいても電力会社が自由に選択できるようになったのです。電気の小売事業への新規参入が全面自由化されたことにより、ようやく全ての消費者が電力会社や電気料金プランを自由に選択できるようになり、よりお得に電気を使えるようになりました。
新電力とは?大手地域電力会社との違い
新電力とは、電力自由化により電力小売事業に新規参入した電力会社のことです。これまで東京電力や関西電力など限られた電力会社としか契約できませんでしたが、大手地域電力会社以外の様々な会社が電力小売事業へと参入したことにより、多種多様な料金プランや各社の強みを生かしたがサービスが登場しています。
例えば、電気とガス、電気と携帯電話などのセット割引やポイント還元サービス、ガソリン割引などユニークなサービスが登場しています。新電力に切り替えることで、より自分のライフスタイルにフィットした電気の使用が可能となるのです。
電気を切り替えるメリット・デメリット
新電力には以下の3つのメリットがあるので、大手地域電力会社で契約している方が新電力に切り替えることで、今までよりもお得に電気を使えるようになります。
- ライフスタイルに合わせて1番お得に使える電気料金プランを選択可能
- セット割引やポイントサービス、省エネ診断などお得なサービスが利用できる
- 再生可能エネルギーなど環境に配慮した電気の使用や電気の地産地消が可能となる
【1】ライフスタイルに合わせて1番お得に使える電気料金プランを選択可能
新電力の参入が自由化されたことにより、私たちが選択できる電気料金プランの種類が格段に多くなりました。住んでるエリアの大手地域電力会社だけでなく、新電力の豊富な料金プランの中から自由に電気を選ぶことができるので、ライフスタイルに合わせて1番お得になる電気料金プランの選択が可能となります。
例えば、基本料金が0円のプランや従量料金単価が一定のプラン、時間帯によって電気料金が変わるプランなど、日頃の電気の使い方に合わせて電力会社を選ぶことで電気代を安くすることができます。「毎月の電気使用量が多い」ご家庭や「契約アンペア数が大きい」ご家庭は、新電力に切り替えることで電気代を大きく削減できる可能性“大”です。
【2】セット割引やポイントサービス、省エネ診断などお得なサービスが利用できる
電力自由化で新電力が電力小売事業に参入したことで、大手地域電力会社も含めた各社が割引やポイント還元などお得なサービスを展開しています。
例えば、電気とガスのセット割引や電気使用量に応じたポイントの還元、ガソリン車や電気自動車の給油、給電の割引など強みを生かしたサービスを提供しています。また、携帯通信事業者は、スマートフォンやインターネットと一緒に契約することで、電気料金が安くなるセット割引やポイントが溜まりやすくなるなど、現代のライフスタイルに合ったサービスを実施しています。
さらに、電力自由化により普及してきたスマートメーターによって、30分ごとの電気使用量を把握することができるようになりました。これによって、電気使用量のコントロールがしやすくなり、省エネ対策もできるようになっています。省エネ診断サービスを実施している事業者もあるので、電気代の見直しにも有効です。
※スマートメーターとは、電力使用量をデジタルで計測する電力メーターのことで、従来のアナログ式メーターと異なり、電力使用量の測定データを遠隔地に送信することが可能。検針員が一軒ずつ検針する必要がなくなっただけでなく、30分ごとの電気使用量のデータを管理することができるメリットがあります。
【3】再生可能エネルギーなど環境に配慮した電気の使用や電気の地産地消が可能となる
新電力の中には、太陽光や風力、水力や地熱など、環境に優しい再生可能エネルギーを中心に発電した電気を取り扱っている電力会社もあります。どのようにして発電した電気かはHPや約款などで確認することができるので、環境に配慮した電気を選んで契約することが可能。こだわりを持って電気を使用することができます。
また、電力自由化によって、地元の自治体が運営する小売事業者から電気を購入できるようになったので、電気の地産地消も可能になりました。居住エリア以外で発電された電気も選択できるようになったので、電気の支払いを通じて地元経済へ貢献することも可能となっています。
電力会社を乗り換えるデメリットや注意点とは?
様々なメリットがある新電力ですが、いざ電力会社を乗り換えるにあたってデメリットはないのか心配になるかと思います。基本的には電力会社の乗り換え自体にデメリットはありません。停電の心配や電気供給が停止するなどのリスク、電気の質などもこれまで大手地域電力会社の電気と同じです。
ただし、居住人数やライフスタイルに合わない電力会社を選んでしまうと、電力会社を乗り換えたことで電気代が高くなってしまう可能があるので注意が必要です。また、電力会社によっては「解約金」を請求しているところもあります。
このように、電力会社の切り替えで損をしないためには、後述するようなポイントでしっかり電力会社を比較した上で契約する必要があるのです。
今使っている電気の契約内容の確認方法
電力会社を比較するためには、今使っている電気の契約内容を確認しておく必要があります。どのような料金プランで契約しているかは、毎月の検針票や電力会社のマイページで確認可能です。
具体的には、最低でも次の2点「契約アンペア数(A)」と「電気の使用量(kWh)」を確認しておきましょう。
契約アンペア数(A)
アンペア(A)とは、一度に使用できる電気の量を表す単位です。毎月の電気代のうち、基本料金は契約アンペア数によって変化し、契約アンペア数が上がるほど基本料金も高くなります。
電気の使用量(kWh)
電気の使用量(kWh)とは、1ヶ月にどれくらい電気を使用しているかを示す数値で、電気使用量が増えるほど電気料金も高くなります。
毎月の電気代のうち、従量料金の単価は電気使用量によって変化します。例えば、東京電力などの従量電灯プランの場合、0~120kWh、121~300kWh、301kWh~のように、3段階で従量料金単価が変化します。
契約アンペア数と電気の使用量での料金プランの比較方法について、詳しくは次の項目で説明します。
正しい電気の選び方:料金プラン4つの比較ポイント
自分の家庭やライフスタイルに合った最適な電力会社を正しく選ぶためには、次の4つの比較ポイントを確認することが大切です。
契約アンペア数(A)
契約アンペア数は、家庭での電化製品の使用状況やライフスタイルに合わせて最適なアンペア数を選ぶことが大切です。
アンペア数は、毎月の電気代のうち必ず発生する「基本料金」の金額を左右します。前述したように、契約アンペア数が上がるほど基本料金も高くなります。例えば、東京電力スタンダードSプランの場合、アンペア数と基本料金は以下のような関係になっています。
例:東京電力「スタンダードSプラン」の場合 | |
---|---|
アンペア数 | 基本料金 |
30A | 858円 |
40A | 1,144円 |
50A | 1,430円 |
60A | 1,716円 |
※全て税込表示となります。
このように、電気代を安くするなら契約アンペア数を下げるのが手っ取り早いのですが、契約アンペア数は一度に使用できる電気の量、つまり同時に使用できる家電製品の数を左右するので、安易に変更してはいけません。
以下の表で、身の回りの主な電化製品を使用するのに必要なアンペア数の目安を確認してみましょう。例えば、契約アンペア数が30Aだった場合、エアコンをつけながら電子レンジと電気ケトルを同時に使ってしまうと合計32Aとなり、ブレーカーが落ちてしまいます。
例:主な家電製品のアンペア数の目安 | |
---|---|
家電製品 | アンペア数の目安 |
電子レンジ | 15A |
IHクッキングヒーター | 14A |
炊飯器 | 13A |
ドライヤー | 12A |
電気ケトル | 10A |
掃除機 | 10A |
エアコン | 7A |
冷蔵庫 | 2.5A |
テレビ | 2A |
洗濯機 | 2A |
契約アンペア数を下げることで月々の電気代を安くすることは可能ですが、自分の家庭やライフスタイルに合わせて最適な契約アンペア数を選ぶことも大切。まずは、普段の生活でどのように電気を使用しているか振り返ってみて、日常生活に支障が出ない契約アンペア数はどれか考えてみましょう。
一般的に、契約アンペア数の目安は、以下のように居住人数でおおよそ決まっていますので参考にしてみてください。
契約アンペア数 | 居住人数の目安 |
---|---|
30A | 1人〜2人 |
40A | 2人〜3人 |
50A | 4人〜5人 |
60A | 5人以上 |
なお、賃貸住宅の場合はアンペア数が決められて変更できない場合もありますので、賃貸契約書を確認してもわからない場合は、不動産管理会社や大家さんに確認してみましょう。
電気の使用量(kWh)
自分の家庭やライフスタイルに合った最適な電力会社を選ぶためには、自分や家族がある程度快適に過ごすために必要な電気の使用量を把握することが大切です。
ご存知のように、基本的に、電気の使用量が多いほど月々の電気料金は高くなります。多くのご家庭が電気代を抑えるために様々な節約術で工夫していることでしょう。しかし、真夏にエアコンを付けずに我慢したり、真冬に暖房を使わずに過ごすといった無理な節電は、健康を害する恐れがあるだけでなく、その節約効果にも限界があります。
そうした無理な節約をしなくても大きな節約効果が見込める方法こそ新電力への切り替えです。料金プランをしっかり比較して新電力を選ぶことで、これまでと同じ電気使用量でも電気代を安くすることが可能。無理な節約をせず、快適な生活を送ることができます。
詳しくは後述しますが、新電力の料金プランの中には第二段階、第三段階になるほど電力量料金(従量料金単価)が安くなるものや電力量料金が一律で使用量が多いほどお得に電気を使えるものなどがあります。
120kWhまでならお得な電力会社や、逆に300kWh以上電気を使えばお得になるというように様々な料金プランがあるので、その中から1番安くなる電力会社を正しく選ぶためには、自分の家庭で使用している消費電力量を把握しておくことがポイントです。
一般的に、電気使用量の目安は、以下のように世帯あたりの居住人数でおおよそ決まっていますので、今どのくらい電気を使っているかわからないという方は参考にしてみてください。
世帯あたりの居住人数 | 電気使用量(kWh)の目安 |
---|---|
1人 | 150〜200kWh |
2人 | 200〜350kWh |
3人〜4人 | 350〜450kWh |
5人以上 | 450kWh〜 |
料金プランの種類
電力自由化によって参入した新電力は、それぞれの強みを生かした料金プランを提供しています。その中から自分の家庭やライフスタイルに合わせて最適な料金プランを選択しなければなりません。
スタンダードな料金プランは東京電力や関西電力などが提供している従量電灯プランです。従量電灯プランの電気料金は「基本料金(または最低料金)+電力量料金×電力使用量(kWh)」という要素で構成されています。東京電力と関西電力の従量電灯プランを例に見てみましょう。
例:東京電力「スタンダードSプラン」の場合 | |||
---|---|---|---|
基本料金(10Aにつき) | 電力量料金(1kWh) | ||
286.00円 | 第1段階 | 第2段階 | 第3段階 |
〜120kWh | 121kWh〜300kWh | 301kWh〜 | |
19.88円 | 26.46円 | 30.57円 |
※全て税込表示となります。
例:関西電力「従量電灯A」の場合 | |||
---|---|---|---|
最低料金(最初の15kWhまで) | 電力量料金(1kWh) | ||
341.01円 | 第1段階 | 第2段階 | 第3段階 |
15kWh〜120kWh | 121kWh〜300kWh | 301kWh〜 | |
20.31円 | 25.71円 | 28.70円 |
※全て税込表示となります。
このように、大手地域電力会社の料金メニューは電気使用量に応じて段階的に電力量料金が高くなるような仕組みになっています。では、このスタンダードな料金体系を基準にして新電力の主な料金プランを比較してみましょう。
新電力の料金プランは主に次の5つに分けることができます。それぞれの料金プランの特徴と自分のライフスタイルを照らし合わせながらご覧ください。
【1】大手地域電力会社より基本料金や電力量料金(従量料金単価)が安い料金プラン
大手地域電力会社が提供している料金プランよりも基本料金(または最低料金)や電力量料金が安く設定されている料金プランです。
どのくらい安くなるのかもわかりやすく初めて新電力への乗り換えを検討している方にもおすすめ。割引額こそ大きくありませんが、大手地域電力会社で契約している方ならこの料金プランに切り替えるだけで確実に電気代が安くなります。
【2】基本料金が0円で電力量料金(従量料金単価)が一定のプラン
電気を使わなくても必ずかかる基本料金(または最低料金)が0円で使った分だけ料金が発生するプランです。
電力量料金は東京電力などのような3段階制ではなく常に一定となっているので、電気使用量が多いご家庭ほどお得になる非常にシンプルな料金体系となっています。ただし、一人暮らしなど電気使用量が少ない場合は、割高になる可能性が高いので注意が必要です。
【3】時間帯や曜日によって電力量料金(従量料金単価)が変動するプラン
平日夜間や休日に多く電気を使うなど、時間帯や曜日で電気使用量が変わる家庭向けの料金プランです。
主に深夜〜早朝(夜間)にかけての電気代が安く設定されていることが多いため、給湯機が夜間に稼働するオール電化のご家庭などにおすすめの電気料金プランです。23時より前に帰宅してすぐ電気を使い始めるような場合はあまりおすすめできません。
【4】定額制料金プラン
定額制料金プランは、「電気使用量〇kWhまではどれだけ使っても〇〇円」というような形で電気代が決まる電気料金プランです。
毎月一定の電気使用量があるご家庭にとっては非常にお得な料金体系となっています。大家族(5人以上目安)やペットと暮らしているなど電気使用量が多い家庭向けの料金プランです。
【5】市場連動価格型料金プラン
市場連動価格型の料金プランとは、電気の買い付け価格(市場価格)に応じて電力量料金がきまる料金体系です。
市場価格は30分ごとに変動しており、その変動に合わせて電気料金が高くなったり安くなったりします。電気料金の安い時間を狙って電気を使えば電気代を安く抑えられるメリットもありますが、市場価格が高騰した時に高額な電気料金が請求されるリスクもあるので注意が必要です。
電気提供エリア
電力自由化によって、居住エリアの大手地域電力会社以外の新電力も契約できるようになりました。しかし、全ての新電力が全国展開しているわけではありません。せっかく料金プランを比較してお得な新電力会社を見つけても、自分の居住地に対応していなければ契約することはできず、費やした時間が無駄になってしまいます。
そのため、料金プランを比較する際は必ず「電気提供エリア」を確認することが大切です。どんなに魅力的な料金プランでも提供エリア外の新電力はどんどん省いて絞り込んでいきましょう。
以上、電気料金プランの比較ポイントをもとに、正しい電気の選び方をご紹介しました。ではここから、居住人数とライフスタイルで比較した結果、自信をもっておすすめできる電力会社をそれぞれご紹介していきます。
一人暮らしにおすすめの電力会社を比較
※表は左右にスクロールできます。
電力使用量 | 年間お得額目安(東京電力 従量電灯Bと比較) | ||||
---|---|---|---|---|---|
HISでんき 「ウルトラプラン」 |
あしたでんき 「標準プラン」 |
Looopでんき 「おうちプラン」 |
シン・エナジー 「きほんプラン」 |
エルピオでんき 「スタンダードプランライト30A」 |
|
150kWh・ 30Aの場合 |
2,412円 | 1,656円 | 936円 | 1,992円 | -576円 |
250kWh・ 30Aの場合 |
3,996円 | 2,232円 | 1,032円 | 4,032円 | 3,564円 |
※料金はすべて税込表記。※東京電力の従量電灯プランと比較して算出した金額です。
一人暮らしの場合は電気使用量があまり多くないので、なるべく基本料金(または最低料金)が安くて、電気使用量が少ないときの電力量料金が安い電力会社を選ぶのがポイントです。新電力の中では以下の3つがおすすめです。
HISでんき「ウルトラプラン」
HISでんき「ウルトラプラン」は、大手地域電力会社と比較して基本料金(または最低料金)が安く、120kWhまでの電力量料金が非常に安いのが特徴。電気使用量が少ない方(150kWh以下)におすすめの電力会社です。
アンペア数が、20A、30A、40Aのご家庭と従量電灯Aのご家庭が契約できます。提供エリアは全国なので、どの地域にお住まいでもHISでんきを使用可能です。
※お引越しを伴う場合を除き、1年未満の解約の場合は、2,200円の違約金が発生するのでご注意ください。
あしたでんき「標準プラン」
あしたでんき「標準プラン」は、基本料金が0円で電力量料金が一定の料金プランです。使った分だけ料金が発生するシンプルな料金プランで、その電力量料金は基本料金0円プランのなかでは最安級。電気使用量が平均〜多い方(150kWh以上)におすすめの電力会社です。
提供エリアは、東京電力エリア、東北電力エリア、中部電力エリア、関西電力エリア、中国電力エリア、九州電力エリアの6つ。北海道電力エリアと北陸電力エリア、四国電力エリア、沖縄電力エリアは現在のところ提供エリア外となっています。
Looopでんき「おうちプラン」
Looopでんき「おうちプラン」も基本料金が0円で電力量料金が一定の料金プランです。あしたでんき「標準プラン」にわずかに及ばないものの、かなり安い電力量料金となっています。
なにより、Looopでんきは全国すべての地域で契約可能なので、あしたでんきの供給エリア外に住んでいる方にはLooopでんき「おうちプラン」がおすすめです。
二人暮らしにおすすめの電気料金プラン
※表は左右にスクロールできます。
電力使用量 | 年間お得額目安(東京電力 従量電灯Bと比較) | ||||||
---|---|---|---|---|---|---|---|
あしたでんき 「標準プラン」 |
Looopでんき 「おうちプラン」 |
HISでんき 「ウルトラプラン」 |
シン・エナジー 「きほんプラン」 |
エルピオでんき 「スタンダードプランライト30A」 |
エルピオでんき 「スタンダードプランS」 |
エルピオでんき 「プレミアムプランA 300」 |
|
250kWh・ 30Aの場合 |
2,232円 | 1,032円 | 3,996円 | 4,032円 | 3,564円 | – | -6,480円 |
350kWh・ 40Aの場合 |
8,700円 | 7,020円 | 9,420円 | 7,128円 | – | 9,132円 | 10,392円 |
※料金はすべて税込表記。※東京電力の従量電灯プランと比較して算出した金額です。
二人暮らしの場合も基本的には一人暮らしの場合と同じく、なるべく基本料金(または最低料金)が安くて、電気使用量が少ないときの電力量料金が安い電力会社を選ぶのがポイントです。新電力の中では以下の3つがおすすめです。
あしたでんき「標準プラン」
二人暮らしでは、電気使用量が多くなるので基本料金が無料、かつ電力量料金が安いあしたでんき「標準プラン」がおすすめです。
ただし、あしたでんきのお得な電気料金プランを契約できるのは、東京電力エリア、東北電力エリア、中部電力エリア、関西電力エリア、中国電力エリア、九州電力エリアの6地域のみ。北海道電力エリアと北陸電力エリア、四国電力エリア、沖縄電力エリアにお住まいの方は契約対象外となっています。
Looopでんき「おうちプラン」
あしたでんき「標準プラン」を契約できない地域(北海道、北陸、四国、沖縄)にお住まいの方には、Looopでんき「おうちプラン」がおすすめです。基本料金0円、電力量料金は一定の電気料金プランで、あしたでんきに次ぐかなり安い料金体系となっています。
HISでんき「ウルトラプラン」
HISでんき「ウルトラプラン」は、大手地域電力会社の料金プランと比較して、常に一定額安い料金体系となっています。そのため、電気使用量に関係なく、すべてのご家庭で電気代を安くすることが可能です。
提供エリアも全国に対応。わかりやすく電気代を安くしたい方は、HISでんきがおすすめです。
※お引越しを伴う場合を除き、1年未満の解約の場合は、2,200円の違約金が発生するのでご注意ください。
3人〜4人暮らしの家庭におすすめの電力会社
※表は左右にスクロールできます。
電力使用量 | 年間お得額目安(東京電力 従量電灯Bと比較) | |||||||
---|---|---|---|---|---|---|---|---|
HISでんき 「プライムプラン」 |
あしたでんき 「標準プラン」 |
HISでんき 「ウルトラプラン」 |
Looopでんき 「おうちプラン」 |
シン・エナジー 「きほんプラン」 |
エルピオでんき 「スタンダードプランS」 |
エルピオでんき 「プレミアムプランA 300」 |
エルピオでんき 「プレミアムプランA 400」 |
|
350kWh・ 40Aの場合 |
– | 8,700円 | 9,420円 | 7,020円 | 7,128円 | 9,132円 | 10,392円 | -1,572円 |
450kWh・ 50Aの場合 |
22,320円 | 17,616円 | – | 15,456円 | 10,920円 | 15,972円 | 12,456円 | 18,228円 |
※料金はすべて税込表記。※東京電力の従量電灯プランと比較して算出した金額です。※料金プランが複数ある場合、1番安い料金で算出しています。
3人〜4人暮らしの家庭は、電気使用量が多くなるので、電力量料金の安さが電気代の安さに直結します。また、契約アンペア数も40A〜50Aが目安となるので、なるべく基本料金が安い新電力を選びましょう。
HISでんき「プライムプラン」
契約アンペア数が50Aのご家庭、または最低料金制の従量電灯Aのご家庭は、HISでんき「プライムプラン」が非常にお得。プライムプランは、基本料金(または最低料金)が大手地域電力会社の半額となっていて、電力量料金は一定で使った分だけ支払うシンプルに安い料金プランとなっています。
しかも、電力量料金はあしたでんき「標準プラン」よりも安く設定されていて、基本料金も半額なので、かなり電気代を安く抑えることが可能。電気使用量が多いほどお得度は高くなります。
※お引越しを伴う場合を除き、1年未満の解約の場合は、2,200円の違約金が発生するのでご注意ください。
あしたでんき「標準プラン」
契約アンペア数が40Aのご家庭なら、基本料金が無料、かつ電力量料金が安いあしたでんき「標準プラン」がおすすめです。
ただし、あしたでんきの提供エリアは、東京、東北、中部、関西、中国、九州の6地域と限られています。あしたでんきの契約ができない地域にお住まいの方は、次のHISでんき「ウルトラプラン」がおすすめです。
HISでんき「ウルトラプラン」
HISでんき「ウルトラプラン」は40Aのご家庭まで契約可能。大手地域電力会社の料金プランと比較して、常に一定額安い料金体系となっているので、電気使用量に関係なく、すべてのご家庭で電気代を安くすることが可能です。
引越しを伴う場合を除いて、1年未満の解約の場合は、2,200円の違約金が発生する点だけご注意ください。
大家族やペットと暮らしている方向けの料金プラン
5人以上の大家族や、ペットと一緒に暮らしているご家庭は電気使用量が多いため電気代が高額となります。そのため、基本料金(または最低料金)よりも電力量料金の安さに重点をおいて新電力を比較することが電気代を安く抑えるコツです。
※表は左右にスクロールできます。
電力使用量 | 年間お得額目安(東京電力 従量電灯Bと比較) | ||||||
---|---|---|---|---|---|---|---|
HISでんき 「プライムプラン」 |
エルピオでんき 「スタンダードプランS」 |
エルピオでんき 「プレミアムプランA 500」 |
あしたでんき 「標準プラン」 |
あしたでんき 「たっぷりプラン」 |
Looopでんき 「おうちプラン」 |
シン・エナジー 「きほんプラン」 |
|
550kWh・ 60Aの場合 |
32,472円 | 25,884円 | 26,424円 | 26,532円 | 20,232円 | 23,892円 | 14,712円 |
650kWh・ 60Aの場合 |
40,908円 | 32,388円 | 29,484円 | 32,016円 | 31,116円 | 28,896円 | 18,144円 |
750kWh・ 60Aの場合 |
49,344円 | 38,892円 | 32,544円 | 37,500円 | 42,000円 | 33,900円 | 21,576円 |
※料金はすべて税込表記。※東京電力の従量電灯プランと比較して算出した金額です。※料金プランが複数ある場合、1番安い料金で算出しています。
HISでんき「プライムプラン」
契約アンペア数が50A・60Aのご家庭、または最低料金制の従量電灯Aのご家庭は、HISでんき「プライムプラン」が非常にお得です。電力量料金は一定で、使った分だけ支払うシンプルに安い料金プラン。電力量料金はそれぞれの地域で最安級です。
また、HISでんき「プライムプラン」は、基本料金(または最低料金)が大手地域電力会社と比較して半額に設定されているので、電気代を大幅に安くすることが可能。電気使用量が多いほどお得度は高くなります。
※お引越しを伴う場合を除き、1年未満の解約の場合は、2,200円の違約金が発生するのでご注意ください。
エルピオでんき「プレミアムプランA」
エルピオでんき「プレミアムプランA」は、一定の電気使用量までの定額料金が設定されている定額制の料金プランです。プレミアムプランA 300、プレミアムプランA 400、 プレミアムプランA 500の3つの料金体系が用意されており、それぞれ、300kWhまで、400kWhまで、500kWhまでの定額料金となっています。
定額料金を超過した分については従量料金がかかるので、毎月の電気使用量が安定して多いご家庭向けの料金プランと言えます。
※エルピオでんき「プレミアムプランA」は、東京電力エリア限定の料金プランです。
オール電化住宅にお住まいの方におすすめの電気
オール電化住宅の電気料金プランを選ぶ際は、夜間電気料金の安さ、夜間の時間帯の長さ、日中の電気料金の安さが比較ポイントとなります。
シン・エナジー「【夜】生活フィットプラン」
シン・エナジー「【夜】生活フィットプラン」は、電力量料金の安い時間帯幅が22:00~翌8:00までとオール電化向けプランの中で比較的長く設定されているのが特徴。さらに、休日は日中の電力量料金も安く設定されているので、新電力のオール電化プランの中では特におすすめです。
ただし、平日9:00〜18:00までの時間帯の電力量料金は非常に高く設定されているので、平日の日中にも電気を使うご家庭はご注意ください。
出光昭和シェル「オール電化プラン」
すでに大手地域電力会社のオール電化プランを利用しているなら、まずは、これまでと同じ使い方で確実に電気料金が安くなる出光昭和シェル「オール電化プラン」に切り替えてみるのもおすすめです。
出光昭和シェル「オール電化プラン」の料金体系は、基本的には東京電力や関西電力などの大手地域電力会社のオール電化プランと同じ。異なるのは、基本料金がわずかに安く設定されているところです。
これまでと全く同じ使い方でも、出光昭和シェル「オール電化プラン」に切り替えるだけで必ず電気代が安くなります。また、出光昭和シェル「オール電化プラン」には、ガソリン代*が値引きされるカーオプションも付いているので、普段、自動車の利用が多い方にはおすすめの新電力です。
*電気自動車をご利用の方向けのEVコースもあります。
まとめ:おすすめの電力会社と比較方法
切り替えるだけで電気代が安くなる新電力会社の選び方は、比較するポイントさえ押さえていれば何も難しいことはありません。もし、自分のライフスタイルにはどの電力会社がいいのかで迷ったら、まずは上記でご紹介したおすすめの電力会社の中から選んでみてください。
なお、今回ご紹介できませんでしたが、楽天カードを持っていて普段から楽天経済圏を利用している方なら「楽天でんき」に切り替えると、効率よくお得に楽天スーパーポイントを貯めることができるのでおすすめです。ポイント還元分を合わせると楽天でんきも非常にお得な電気なので、ぜひチェックしてみてください。
よくある質問:新電力の電気に関するQ&A
新電力に切り替える際、難しい手続きはありますか?
電力会社の切り替えにおいて、難しい手続きはありません。電気を切り替える際の基本的な流れは次の通りです。
- ①切り替え先の電力会社へ電話やWEBサイト、サービス窓口から申し込む
- ②スマートメーターの交換(未設置の場合。原則交換費用不要。)
- ③電力供給スタート
現在契約している電力会社への解約手続きは、こちらが同意すれば切り替え先の電力会社が代わりに手続きしてくれるので、申し込み後は電力会社が切り替わるのを待っていればOKです。
新電力に切り替えるために必要となる情報は何ですか?
電力会社を切り替えるためには、次の5つの情報を準備しておきましょう。これらの情報は、検針票やマイページ、領収書などで確認することが可能です。わからないときは、現在契約している電力会社に直接問い合わせて確認しましょう。なお、場合によっては本人確認書類が必要となることもあります。
- 契約名義
- 現在契約している電力会社名
- 現在契約している電力会社のお客さま番号
- 供給地点特定番号
- 切り替え希望日
電力会社を切り替えると新しく電線を引かなければなりませんか?
電力会社を切り替えると言っても、今ある送配電網を使うので新たに電線を引くことはありません。
新電力に切り替えたことで停電が多くなる危険はありますか?
新電力に切り替えたことで停電が多くなることはありません。電気そのものの品質や停電の可能性などは、どの電力会社の電気を使っても同じです。なお、契約した新電力が電気を調達できなかった場合でも、各地域の送配電網を管理する電力会社(東京電力や関西電力など)がその分の電気を補給するので、直ちに電気の供給が停止することはありません。
賃貸住宅でも電力会社の切り替えはできますか?
現在契約している電力会社との契約名義が本人となっている場合は可能です。もし他人名義で契約している場合は、その方に確認してください。
マンションに住んでいますが、自分の部屋だけ電力会社の切り替えはできますか?
マンションでも電力会社の切り替えは可能ですが、管理組合などを通じてマンション全体で一括して電気の購入契約を締結している場合もあるので事前に確認が必要です。
契約した新電力会社が倒産した場合、電気の供給も止まってしまいますか?
契約している電力会社の倒産により、直ちに電気の供給が止まることはありません。新たな供給元が見つかるまでの間は、送配電網を管理する各地域の大手電力会社(東京電力、関西電力など)から電気の供給を受けることになります。
電力会社を切り替えるメリットはなんですか?
現在大手地域電力会社(東京電力や関西電力など)で電気を契約している方が、新電力に切り替えることには、次の3つのメリットがあります。
- 自分のライフスタイルに合った1番お得な電気が使える
- セット割引やポイントサービス、省エネ診断などお得なサービスが利用できる
- 再生可能エネルギーなど環境に配慮した電気の使用や電気の地産地消が可能となる
電力会社を乗り換えるデメリットはありますか?
基本的に、電力会社に乗り換えるデメリットはありません。しかし、居住人数やライフスタイルに合わない電力会社を選んでしまうと、電力会社を乗り換えたことで逆にこれまでより電気代が高くなってしまう可能があるので、料金シミュレーションなどでしっかり確認してから申し込むようにしましょう。
電力会社を切り替えるときの注意点はありますか?
基本的にはどんどんお得な電力会社に乗り換えて大丈夫ですが、電力会社の中には、契約後一定期間内に解約した場合に「違約金」や「解約金」を請求している会社もあります。解約金を支払うとせっかくお得になった電気代がチャラになってしまう場合もあるので、契約金が発生するかどうかは必ず確認してから申し込むようにしましょう。