イオン銀行の住宅ローンとは?手数料・金利・審査内容やメリット・デメリット、口コミ評判などを詳しく解説!

「いつもイオンモールで食料品などを買うのでイオン銀行の住宅ローンが気になっている。

銀行よりもスーパーのイメージだけど実際はどうなの?

など、イオン銀行の住宅ローンに関して知りたいと思っている人は多いのではないでしょうか。

そこで本記事では、イオン銀行住宅ローンの金利プランや最新の金利、イオングループの銀行ならではの特典、特長や注意点、審査基準、向いている人などをご紹介します。

イオン銀行住宅ローンの金利プラン

イオン銀行住宅ローンは以下の金利プランがあります。

  • 変動金利プラン
  • 当初3年固定特別金利プラン
  • 当初5年固定特別金利プラン
  • 当初10年固定特別金利プラン
  • フラット35

フラット35については、店舗のみの取り扱いです。

イオン銀行住宅ローン各プランの金利

イオン銀行住宅ローンの各金利プランの2021年4月現在の金利は以下の通りです。

変動金利プラン 0.52%
当初3年固定特別金利プラン 0.43%
当初5年固定特別金利プラン 0.55%
当初10年固定特別金利プラン 0.67%
フラット35(返済期間20年以下)Aプラン 1.24%
フラット35(返済期間21年以上)Aプラン 1.37%

新規借入・借り換えともに上記の金利です。

イオン銀行住宅ローンの諸費用

イオン銀行の住宅ローン契約のために諸費用として金利の引き上げや手数料がかかるものは以下の通りです。

  • 事務取扱手数料
  • がん保障特約(任意)
  • 8大疾病保障(任意)
  • 借入契約収入印紙代
  • 抵当権設定登録免許税
  • 抵当権設定にかかる司法書士報酬
  • 火災保険料

イオン銀行住宅ローンは保証料が0円

イオン銀行の住宅ローンは保証会社を利用していません。

ですから、新規借入・借り換え、どちらも保証料は0円です。

一部繰上げ手数料も0円

イオン銀行の住宅ローンでは、手数料0円で一部繰り上げ返済ができます。

一部繰り上げ返済できる元金の額は、インターネットバンキングでは1万円~、店舗では50万円~です。

また、全額繰り上げ返済をおこなう場合には、インターネットバンキング・店舗、どちらも手数料が55,000円必要になります。

団体信用生命保険料も0円

イオン銀行の住宅ローンは、団体信用生命保険(団信)も0円です。

さらに手厚い保障を受けたい場合には、金利を上乗せすることで保障をプラスできます。

がん保障特約付住宅ローン

金利0.1%上乗せでプラスすることが可能です。

がん(上皮内がん・悪性黒色腫以外の皮膚がんを除く)と診断されたら、住宅ローンの残高が0円になります。

それに加えて、がんに関する先進医療を通算で1,000万、がん特約で対象外とされている上皮内がんと皮膚がんに30万円の保障付です。

8疾病保障付住宅ローン

金利0.3%上乗せでがんなどの8疾病と失業(自発的な場合を除く)を保障します。

各病気、および失業した場合の保障内容は以下の通りです。

がん 診断されたら 住宅ローン残高0円
脳卒中
急性心筋梗塞
就業不能状態の継続 最長2か月間返済額相当を保障
所定の状態が60日以上継続 住宅ローン残高0円
高血圧症
糖尿病
慢性腎不全
肝硬変
慢性膵炎
就業不能状態の継続 最長12か月間返済額相当を保障
12か月を超えて就業不能状態 住宅ローン残高0円
失業(非自発的) 1か月を超えて失業状態が継続 最長6か月間返済額相当を保障

さらに金利0.005%上乗せで火災・地震・自然災害による全壊、または大規模半壊で住居に住み住み続けられなくなった場合に最長6か月間返済額相当を保障されるオプションを追加することもできます。

事務取扱手数料が「定額型」と「定率型」の2つから選べる

他行では事務取扱手数料は定型型・定率型のどちらかに決められているケースも多いですが、イオン銀行の住宅ローンでは、契約者が選ぶことができます。

ですから、契約前にどちらがご自身の借入内容に合っているかを確認しておきましょう。

定率型

定率型の事務取扱手数料は、借入額×2.2%(最低事務取扱手数料22万円)です。

定額型

借入額に関係なく、事務取扱手数料が11万円です。

ただし、定率型に比べて金利が0.2%高くなります。

定率型と定額型の比較シミュレーション

例えば2021年4月現在の変動金利0.52%で3,500万円を借入期間35年・ボーナス返済なしで借り入れたとします。

金利 事務取扱手数料 支払い総額
定率型 0.52% 77万円 38,288,921 円
定額型 0.72% 11万円 39,605,281 円

このケースでは、事務取扱手数料の差額66万円、支払い総額の差額1,316,360円となるため、諸費用は定額型の方が抑えられますが、総支払額では定率型の方が抑えられます。

次に同じく変動金利0.52のときに、1,500万をを借入期間10年・ボーナス返済なしで借り入れた場合をみてみましょう。

金利 事務取扱手数料 支払い総額
定率型 0.52% 33万円 15,512,241 円
定額型 0.72% 11万円 15,667,338 円

このケースでは、事務取扱手数料の差額22万円、支払い総額の差額154,340円となるため、定額型の方が諸費用を含めた総支払額を抑えられます。

上記の通り基本的には、借り換えなどで返済期間が短い人は定額型、それ以外の人は定率型が向いているでしょう。イオン銀行の住宅ローンシミュレーションは、定率型・定額型を比較してシミュレーションできるので、実際の借入額などを入力して計算してみることをおすすめします。

イオン銀行住宅ローンの特長

イオン銀行の住宅ローンにはすでにご紹介した以外にも次のような特長があります。

  • 手数料無料で金利タイプが変更できる
  • パートの配偶者と収入合算できる
  • イオングループでの買い物がお得になる
  • 365日店舗で相談できる
  • ワイド団信の取り扱いがある
  • リフォーム資金も借り入れできる
  • 諸費用の借り入れもできる
  • 事前審査を365日24時間申し込みできる
  • 売主分譲会社と提携していると期間短縮できる

イオンセレクトクラブでの買い物をお得に

イオンセレクトクラブでの買い物をお得に
イオン銀行で借入期間10年以上、借入額1,000万円以上の住宅ローンを契約するとイオンセレクトクラブに加入・専用のゴールドクレジットカードが発行されます。

このゴールドカードを利用すると、イオンやまいばすけっと、マックスバリューなどイオングループのの店舗やオンラインショップで毎日5%OFF(ただし、当初借入額1,000万~2,000万未満が45万円/年、2,000万円以上が90万円/年まで)です。

もちろん、イオンのラウンジ利用や5の付く日はWAONポイント2倍など、通常のイオンゴールドクレジットカードと同様の特典もついています。

日常的にイオングループでお買い物している人には大きなメリットといえるでしょう。

365日店舗で相談できる

一般的に銀行の店舗というと平日の午後3時まで、というイメージでしょう。

しかし、イオン銀行の場合にはイオンモールの中に店舗があるため、365日年中無休で住宅ローンの相談が可能です。

また、イオン銀行では会社案内にも「親しみやすく、便利で、わかりやすい」銀行を目指して開業したとある通り、店舗などでの対応に力を入れています。

これを反映してか、口コミでも説明のわかりやすさや窓口対応がよかったという意見が多く見受けられました。

その代わり、週末や夜間など窓口が非常に混雑しますので、住宅ローンについて相談したいときにはWebで事前予約(当日予約は電話のみ)をしましょう。

店舗に出向くのが難しい場合には、電話だけでなくオンラインで相談もできるので上手に活用してください。

持病があっても加入できるワイド団信

民間の金融機関は原則として団信の加入が融資の条件です。

一般団信は持病があると加入できないため、そうすると持病ある人は十分な収入があっても住宅ローンを組めないということになってしまいます。

そこで一部の金融機関が取り扱っているのが、一般団信よりも健康状態に関する条件を緩和したワイド団信です。

ワイド団信であれば、一般団信に加入できない糖尿病やうつ病、肝炎などさまざまな疾患がある人も加入できます(保険会社による審査あり)。

加入条件は借入時年齢満50歳未満・完済時年齢満80歳未満、金利の上乗せが0.3%です。

リフォーム資金も同じ金利で借り入れできる

中古物件の購入を検討している人の中には、入居前にリフォームをしたいと考えている人もいるでしょう。

そのような場合、通常は住宅ローンとは別にリフォーム資金ローンを組むことになり、金利も高くなります。

イオン銀行の住宅ローンであれば、このようなときリフォーム資金についても住宅ローンと同じ金利で借り入れることが可能です。

リフォーム資金を住宅ローンと同じ金利で借り入れできる金融機関は数が少ないので、物件購入時にリフォームを考えている人はイオン銀行の住宅ローンの利用を検討してください。

諸費用を含めた借り入れができる

例えばイオン銀行の住宅ローンで3,500万円を定率型の事務取扱手数料で借り入れた場合、諸費用が約 140万円かかります。

自己資金が十分でない人や手元に現金を残したい人の中にはこの諸費用も含めて借り入れたいという人もいるでしょう。

イオン銀行の住宅ローンでは、物件の売買契約金額および工事請負契約金額の105%まで借り入れることができます。

つまり、物件価格が3,500万円の場合には、5%=175万円借り入れ可能です。

借り入れた資金は諸費用のほか、仲介手数料などにも充当可能です。

イオン銀行住宅ローンの事前審査は365日24時間申し込みできる

イオン銀行の住宅ローンの事前審査は、Webで365日24時間申し込みできます。

事前審査の結果連絡は最短翌日(通常は3日から7日)です。

事前審査の申し込みには前年度の収入や物件の種類・価格、借入希望額などを入力します。

あらかじめ源泉徴収票などを準備してから申し込みましょう。

また、本審査についてもインターネット上での申し込みが可能です。

売主分譲会社と提携していると期間短縮できる

イオン銀行の住宅ローンは、事前審査の申し込みから融資実行まで通常は1か月半ほど必要です。

これが売主分譲会社がイオン銀行と提携していると、1か月弱から早いケースでは3週間弱に短縮されます。

どの売主分譲会社がイオン銀行と提携しているかは、その都度確認が必要です。

提携先は不動産仲介会社ではなく、売主分譲会社ということに注意してください。

イオン銀行住宅ローンの注意点

イオン銀行の住宅ローンを利用するときには以下の点に注意が必要です。

  • 事前審査から融資実行まで少し時間がかかる
  • 個別の事情に考慮が必要な人は審査に落ちる可能性がある
  • 中古物件は本審査で落ちることがある
  • 固定金利の条件はあまりよくない

事前審査から融資実行まで少し時間がかかる

事前審査から融資実行まで少し時間がかかる
イオン銀行の住宅ローンは事前審査から融資実行まで通常1か月半です。

他行に比べて少し時間がかかりますので、スケジュールがタイトな人は注意してください。

個別の事情に考慮が必要な人は落ちる可能性がある

イオン銀行の住宅ローンでは、事前審査・本審査で個別の事情を考慮してもらう必要がある人は審査に落ちる可能性があります。

例えば、勤続年数が短くてもキャリアアップのための転職である場合には、それを考慮して審査する金融機関もあります。しかし、イオン銀行住宅ローンの申し込みでは、そういった細かな事情について申請するのは難しいためです。

勤続年数が短い以外にも、年収が低い人や住宅ローンのほかにもいろいろな借り入れがある人は審査で落ちる可能性があります。

勤続年数については不問、またはキャリアップのためと証明できるもの(転職1か月目の給与明細など)があれば可能としている金融機関がネット銀行などでもあるので検討してください。

キャリアアップ以外の理由で勤続年数が短い人やそれ以外の事情がある人は地方銀行のように担当者が個別の事情を詳しく聞き取って審査してくれるところもあるので、そのような金融機関を利用しましょう。

中古物件の場合は本審査に落ちるの可能性がある

イオン銀行住宅ローンの事前審査申し込みには中古マンションで昭和58年(1983年)3月以前に建てられた物件は、店舗で相談するようにと注意書きがありますが、それ以降に建てられた物件でも築年数が古い中古マンションや中古の一戸建ては本審査で落ちることがあります。

事前審査では物件に関する詳しい情報を入力しないので審査されませんが、本審査では担保価値を評価するためです。

万が一、返済ができなくなったとき、金融機関や保証会社は担保となっている購入物件を売却し、残りの住宅ローン残高の返済金とします。

このとき、住宅ローン残高よりも担保評価額が低い状態が担保割れです。

金融機関や保証会社は当然、担保割れを防ぎたいので、本審査では物件の担保価値が厳しく評価されます。

メガバンクなど物件の評価額よりも契約者の返済能力を重視しているといわれている金融機関もあるので、中古物件を購入予定の人は比較検討するといいでしょう。

固定金利の条件はあまりよくない

イオン銀行の住宅ローンでもっとも条件がいいのは変動金利プランです。

これに対して、固定金利プラン、特に全期間固定金利プランを検討している人は、ほかの金融機関でより条件のいい住宅ローンがみつかる可能性が高いでしょう。

金利以外の理由でイオン銀行を選びたいのであれば、フラット35も検討してください。

イオン銀行住宅ローンの審査基準

イオン銀行住宅ローンの審査基準は以下の通りです。

年収 100万円以上
勤務形態 正規雇用・契約社員・派遣社員・自営業
勤続年数 6か月以上
健康状態 要団信加入(ワイド団信取り扱いあり)
借入時年齢 満20歳以上71歳未満/がん保障・8疾病保障特約・ワイド団信は満50歳未満
完済時年齢 満80歳未満(ワイド団信は満81歳未満)
国籍 日本国籍、または永住権
用途 本人用住居(新築、購入、リフォーム、借り換え、諸費用)
対象 定期借家を含む借地上の建物、店舗・アパート併用原則不可
借換地、保留地上の建物は条件付きで可
その他① パート配偶者との収入合算可
その他② 対象物件にイオン銀行第1順位の抵当権を設定する

イオン銀行の住宅ローンは、厳しいかどうかでいえば平均的な審査基準です。基本的な基準を満たしている人であれば心配しすぎる必要はないでしょう。

イオン銀行住宅ローンの借入シミュレーション

イオン銀行住宅ローンの年収別借入可能額は下記のようになります。

借入額はイオン銀行のサイト上でのシミュレーションで試算される借入可能額の最大値です。実際の借入可能額は、その他の借り入れや雇用形態、職業など年収以外の審査内容も含めて算出されます。

シミュレーションに使用したその他条件は、2021年4月の変動金利0.52%・新築・ボーナス返済なしです。

年収 借入額(借入期間35年) 月々の返済額(定率型) 月々の返済額(定額型)
250万円 1,760 万円 45,842 円 47,418円
300万円 2,120 万円 55,219 円 57,118 円
350万円 2,470 万円 64,336 円 66,547 円
400万円 3,230 万円 84,131 円 87,024 円
450万円 3,630 万円 94,550 円 97,801 円
500万円 4,030 万円 104,969 円 108,578 円
550万円 4,440 万円 115,648 円 119,624 円
600万円 4,840 万円 126,067 円 130,401 円
650万円 5,240 万円 136,486 円 141,178 円
700万円 5,650 万円 147,165 円 152,225 円
750万円 6,050 万円 157,584 円 163,002 円
800万円 6,450 万円 168,003 円 173,779 円

イオン銀行住宅ローンの口コミ・評判

ここまでイオン銀行の住宅ローンについてご説明してきましたが、実際に利用した人はどのような感想を持っているのでしょうか。具体的な口コミをピックアップしてご紹介します。

【プラスの口コミ】

金利が低かった(新規)(借り換え)
窓口の対応が丁寧だった(新規)
イオンモールの中に店舗があるので相談しやすかった(新規)
会社を休まずに土日に店舗で相談できたのがよかった(新規)
イオングループで5%OFFになるのが魅力(新規)(借り換え)
リフォーム費用も借りられてよかった(新規)

住宅ローンに関しては、相談のしやすさ、対応の良さを挙げる口コミが多く見られました。特に土日や祝日に相談できることは働き盛りが多い住宅ローン利用者にとって大きなメリットといえるでしょう。
そしてやはり多くの方がイオングループでの5%OFFやゴールドクレジットカード発行を魅力に感じているようです。

【マイナスの口コミ】

指定の司法書士の報酬が高い(借り換え)
諸費用が意外と高い(新規)
金利(固定10年)はそれほど低くない(借り換え)
8疾病保障は金利の上乗せが大きい(新規)

満足度の高い住宅ローンということでマイナスの口コミは少なかったですが、司法書士の報酬が高く(イオン銀行によれば約8万円)、そのことが諸費用の合計にも影響しているようです。8疾病に保障については、がん・脳卒中・急性心筋梗塞以外の疾病は、住宅ローン残高0になる条件が厳しいため、金利0.3%を妥当と考えるか高いと考えるか意見が分かれていました。

まとめ

まとめ
イオン銀行の住宅ローンには以下のような特徴がありました。

  • イオングループでのお買い物が5%OFF
  • 店舗で365日相談できる
  • 相談~本審査申し込みまでインターネット上で完了することもできる
  • 一般団信・繰り上げ返済・保証料が0円
  • がん・8疾病の手厚い保障をプラスできる

しかし、イオン銀行の住宅ローンには次のような注意点もあります。 

  • 事前申し込み~融資実行まで少し時間がかかる
  • 中古物件は本審査で落ちる可能性がある
  • 変動金利プランに比べて固定金利プランの条件はあまりよくない

イオン銀行の住宅ローンは、次のような人に向いています。

  • イオングループのお店を日常的に利用している人
  • 主要銀行の支店が身近になく、イオンモールがある地域に住んでいる人
  • 金利重視で変動金利の住宅ローンを検討している人
  • 団信の特約を重視している人
  • パートの配偶者の方と収入合算したい人

上記に当てはまる人は、イオン銀行の住宅ローンを選択肢のひとつとして検討するといいでしょう。