インターネット回線の選び方とおすすめ10選を紹介

ニュースをみたり、動画を見たり、ゲームを楽しんだり・・・。

インターネット回線は生活に欠かせない生活インフラの一つです。

しかしインターネット回線は分かりづらい専門用語があったり、会社によって繋がりやすさなどの差があることから、よく調べずに契約してしまっている人がとても多いです。

でも本来なら、きちんと理解をしたうえで契約をすれば、インターネット接続に対するストレスをより低減することができるし、毎月かかる料金もさらに抑えることも出来るのです。

本記事では、皆さんにとって最適なインターネット回線を選ぶ方法をお伝えさせていただきます。

雨後の筍のごとく登場しているネット回線ですが、本記事を最後までお読みいただければ、皆さんにとって最適なネット回線はそう多くないことに気づくはずです。

ネット回線の種類

インターネットが一般家庭に普及してから20年近くたち、ネット回線も日進月歩で進化しています。現時点において主流のインターネット回線は

  • 光回線
  • モバイルルーター

の2種類に分けることが出来ます。

(このほかにケーブルテレビという選択肢もありますが、固定回線であること、工事が必要なこと、回線速度などを考えると光回線とほぼ同じと考えて差し支えありません。)

ネット回線を契約しようと思ったら、まずは光回線にするのか、モバイルルーターにするのかを選ぶ作業からスタートします。

光回線

回線の光が飛んでいる

自宅専用のインターネット回線で、最も主流なのが「光回線」です。

光回線の通信速度は最大2~10Gbps。

Gbpsとか言われて分からない人もいらっしゃると思いますが、ざっくり言うとスマホの10倍近い速度でインターネットを楽しむことが出来るということです。

速度がはやければ、その分、動画がストップすることなく視聴できたり、映像や音声の遅延が減ったりします。

また、スマホとは異なり、データ通信量は無制限なので、パケットなどを気にすることなくネットを楽しむことが出来ます。

注意点としては、光回線を利用するためには自宅の工事が必要だという点です。

別途工事費がかかったり、工事日程を調整したりする必要があります。

モバイルルーター

ワイファイのモバイルルーター

持ち運びができ、マンションやアパートなど集合住宅に住んでいる人から人気が高いインターネット回線がモバイルルーターです。

モバイルルーターは機種にもよりますが、最新のものだと最大2.7Gbpsほどの通信速度が出るネット回線です。

工事が必要なく、契約をして端末が届いたらすぐにネットに接続することが出来ます。

また、スマホと同じようなサイズ感なので持ち運びにも便利で、自宅だけでなく屋外でも利用することが出来るのが大きなメリット。

注意点としては、ほとんどのモバイルルーターはデータ容量に制限があるという点。

3日間で15GB、あるいは1ヵ月で100GBまでの制限があるものが主流です。

ネット回線の選び方

どのネット回線を選ぶべきか、それは皆さんの自宅が

  • 戸建て
  • マンション

のどちらに住んでいるかによって変わってきます。

戸建て

住宅地

戸建てにお住まいの場合、話はいたってシンプルです。

基本的には光回線を選びましょう。

モバイルルーターは持ち運びができて便利ですが、やはり光回線に比べると通信速度や安定性は劣ります。

ネットに接続するのが2人以上ならなおさらです。

それではどの会社の光回線を契約すればいいのか、という話に移ります。

ただこれは何も難しいことはありません。

皆さんが契約しているスマホのセット割が適用される光回線を選びましょう。

光回線はどの会社であっても通信速度はそれほど大差がなく、一番大きな違いが出るのは料金です。

そして、光回線もスマホの会社も同じ系列が運営していたりするので、各社ともユーザーの囲い込みをするためにスマホと光回線のセット割を提供しているのです。

光回線の会社は何十社もありますが、皆さんにとって最適な選択肢がそれほど多くない理由がここにあります。

セット割が適用される組み合わせは以下の通りです。

・ドコモ・・・ドコモ光

・au・・・auひかり、eo光、BBIQ、コミュファ光、Pikara、メガエッグ

・ソフトバンク・・・ソフトバンク光、NURO光

マンション

マンション

マンションやアパートなどの集合住宅にお住いの場合、色々と留意すべき点があります。

マンションに住んでいる人は、まずご自身の建物に光回線が導入されているかどうかを確認しましょう。

賃貸契約をした不動産会社、あるいは管理会社に問い合わせると確認することが出来ます。

建物に光回線が導入されているなら指定の光回線の会社と契約をしましょう。

ただ、仮に建物で光回線の契約がない場合でも、お住まいの階層がそこまで高くない場合、自分の部屋だけ契約できる場合があります。この場合、光回線の契約が可能かどうかは光回線の工事担当者の人に現地確認をしてもらって、電柱からケーブルが届くかどうかを判断してもらう必要があります。

ただし、光回線の会社に確認をとるよりも前に、必ず不動産会社や管理会社に「独自に契約をしていいかどうか」を確認してください。

なぜなら、建物の構造によっては外壁に穴をあけてケーブルを引き込むケースがあるからです。無断で工事をしてしまった場合、高確率でトラブルになります。

なので、独自に光回線を契約する場合、順番としては「まず不動産会社または管理会社に光回線を導入してもいいかどうかを聞く→光回線の会社に電話をして引き込めるかどうかを確認する」になります。

ここまでは、マンションで光回線を利用する前提でお話をさせていただきました。

ただ実際のところ、建物で光回線が導入されていて、問題なく光回線が利用できる場合でも、モバイルルーターを契約した方が良いケースというのが往々にしてあります。

光回線というのは、一戸建てのように1回線を一世帯で利用する場合において、最大限の通信品質を享受することが出来るのです。

しかし集合住宅の場合、光回線ケーブルを集合住宅に引き込み、その回線を建物に住んでいる複数の世帯で分け合って使用することになります。

ですから、居住者の在宅率が上がる平日20時以降のコアタイムや休日になると、回線が混みあい、往々にして通信速度が低下します。

個人的な話になりますが、筆者はこれまで複数の賃貸マンションに住み、いくつもの光回線を利用したことがありますが、ほぼすべての物件において、コアタイムや休日の速度低下で常に悩まされてきました。

ですから、非常にもったいないとは思いながらも、光回線を契約しつつ、長年モバイルルーターも契約し続けています。

ただこれはもう、実際に物件に住んでみて、インターネット回線につないでみるその瞬間までは分かりません。

たとえ光回線が導入されている物件だったとしても、「マンションの光回線は遅くなるものだ」と割り切って、初めてモバイルルーターを契約してしまうのも、それはそれでアリだと思います。

以上のことから、マンションにお住まいの場合、仮に建物に光回線が導入されている場合でも、モバイルルーターを契約した方がいいケースがあるわけです。

おすすめネット回線

光回線とモバイルルーターの選び方についてはご理解いただけたと思います。

それでは実際にどの会社と契約すべきかを検討しましょう。

ネット回線がややこしいのは、仮に同じ会社であっても、申し込む窓口によってキャンペーンの内容が異なる点です。

どうせ契約をするなら、少しでも割引やキャッシュバックが有利な方がいいですよね。

というわけで、ここではオススメの会社と申し込みページをご案内させていただきます。

光回線

光回線を契約しようと思ったら、月額料金や速度なんかを比較したりする必要はありません。

正直に申し上げて、どの会社の光回線も月額料金や速度は大差ありません。

唯一、差が出るのは「セット割」だけです。

とにかくスマホとセット割が適用される会社を選びましょう。

ドコモ

宇宙の星空にきのこが浮いている

出典:https://www.nttdocomo.co.jp/hikari/

ドコモのスマホを契約している場合、ドコモ光がセット割の対象となります。

セット割が適用されると、スマホ1回線ごとに最大1,100円が割引されます。

ただドコモ光の場合は少し特殊で、同じ光回線であっても複数のプロバイダがあり、契約するプロバイダによってキャンペーン内容や借りることができるWi-Fiルーターのスペックなどに違いがあります。

インターネットというものは「回線+プロバイダ」を契約して初めて世界中と繋がることが出来るのです。

auひかりもソフトバンク光も、回線とプロバイダが一つのパッケージになっているので分かりやすいのですが、ドコモの場合は「回線(ドコモ光)+プロバイダ(GMO、Plala、DTIなど)」といった具合に別の会社と契約することが出来るようになっています。

少しややこしいですが、これはもう、そういうものだと理解してください。

また、プロバイダは契約する会社によって通信速度に違いが出るわけではないので、キャンペーン等で比較してお得なところと契約をすればOKです。

 

月額料金

戸建て:5,720円

マンッション:4,400円

事務手数料 3,300円
工事費用

戸建て:19,800円

マンション:16,500円

※戸建ては1ギガタイプAの場合の月額料金です

※マンションは1ギガタイプAの場合の月額料金です

※詳しくは公式サイトをご確認ください。

 

ちなみにキャンペーンを考えると、最もオススメの代理店はネットナビです。

au

家族が三人家の中にいる

出典:https://www.au.com/internet/

auのスマホを契約している人はauひかり、もしくはKDDI傘下の電力系の光回線であるeo光、BBIQ、コミュファ光、Pikara、メガエッグがセット割の対象です。

セット割が適用されると、auスマホの月額料金から毎月550~1,100円が割り引かれます。

KDDIがNTTに対抗して光回線のネットワークを広げる際に、電力系の光回線を傘下におさめ、auひかりと電力系の光回線で地域によってすみわけをしているため、電力系の光回線もauスマホのセット割の対象なのです。

なので、皆さんがお住まいの地域で、auひかり、あるいは電力系の光回線、どちらが提供されているのかを調べ、提供されている会社と契約をしましょう。

 

月額料金

戸建て:5,610円

マンション:4,180円

事務手数料 3,300円
工事費用

戸建て:41,250円

マンション:33,000円

※戸建てはauひかりホーム1ギガの場合の月額料金です

※マンションはタイプVの場合の料金です

※詳しくは公式サイトをご確認ください。

 

ちなみにauひかりも電力系の光回線も、販売代理店がいくつもありますが、キャンペーン内容を鑑みると、NEXTという代理店から申し込むのが一番お得です。

最大52,000円のキャッシュバックがもらえます。

 

ソフトバンク

ソフトバンクのスマホを契約している人は、ソフトバンク光、もしくはNURO光がセット割の対象です。

セット割が適用されると、ソフトバンクのスマホ料金から毎月最大1,100円が割り引かれます。

理想を言えば通信速度に定評のあるNURO光を選びたいところですが、ソフトバンク光にくらべると提供エリアが限定的です。

そのため、NURO光の提供エリアを調べ、提供エリア内にお住いの方はNURO光を、提供エリア外の人はソフトバンク光を契約しましょう。

NURO光

黒いコウモリのような模様

出典:https://www.nuro.jp/hikari/

月額料金 5,200円
事務手数料 3,300円
工事費用 44,000円

※月額料金はNURO光G2Tプランの場合です

※詳しくは公式サイトをご確認ください。

 

NURO光はいくつも販売代理店がありますが、最もキャンペーンの条件が良いのは公式特設サイトです。

45,000円のキャッシュバックがもらえます。

ソフトバンク光

ロゴ

出典:https://www.softbank.jp/ybb/sbhikari/

月額料金

戸建て:5,720円

マンション:4,180円

事務手数料 3,300円
工事費用 26,400円

※戸建ては2年自動更新プランの場合の月額料金です

※マンションは2年自動更新プランの場合の月額料金です

※詳しくは公式サイトをご確認ください。

 

ソフトバンク光で最もお得な申し込み代理店はNEXTです。

最大37,000円のキャッシュバックがもらえます。

 

モバイルルーター

モバイルルーターは大きく分けて

  • 4G
  • WiMAX

という2種類の回線があります。

4Gは、ドコモ、au、ソフトバンク、楽天などのスマホと同じ回線です。

契約する会社にもよりますが、1ヵ月最大100GBまでのプランが多いです。

例外的に、楽天モバイルのモバイルルーターだけは無制限で利用することが出来ます。

WiMAXは、KDDI系列のUQコミュニケーションズが提供する回線です。

3日間で15GBが上限で、これを超えない限りは1ヵ月間、実質無制限で利用することが出来ます。

じゃあ4GとWiMAXのどちらを契約すべきか、という問題。

皆さんがお住まいのエリアで楽天モバイルが提供されているなら、完全無制限で利用することが出来る楽天モバイルがオススメです。

それ以外の人は、一般論として、4GとWiMAXで周波数が異なるとか、屋内と屋外で繋がりやすさが違うとか、それぞれ微妙に違いがあるものの、そんなものは二の次です。

もっと大事なのは、実際に皆さんがお住まいの部屋でどちらが繋がりやすいか、です。

4Gに関してはスマホと同じ回線なので、皆さんが利用中のスマホとか、家族や友人を家に招いて実際につないでみましょう。

WiMAXに関しては、15日間無料でルーターをレンタルすることが出来るので、借りて調べてみましょう。

4G(THE WiFi)

ワイファイのレンタル

出典:https://www.smamoba.jp/thewifi/

月額料金 3,480円
通信速度 最大150Mbps
最大通信容量 100GB/1ヵ月

 

WiMAX(GMOとくとくBB)

きぐるみが二人

出典:https://gmobb.jp/wimax/waribiki/

月額料金 3,780円
通信速度 最大2.7Gbps
最大通信容量 15GB/3日

 

WiMAXはいくつか提供している会社がありますが、最もお得なのがGMOとくとくBBです。

なぜお得なのかと言えば、シンプルにキャッシュバック金額が最も高いからです。

WiMAXはどこの会社で申し込もうと基本的な月額料金は大差がないし、通信速度も変わらないので、お得に利用したい場合にはキャッシュバック金額の高いところから申し込むのがセオリーです。

楽天モバイル

ワイファイがポケットの中に入っている

出典:https://network.mobile.rakuten.co.jp/product/internet/rakuten-wifi-pocket-2b/

月額料金 3,278円
通信速度 最大150Mbps
最大通信容量 100GB/1ヵ月

 

ホームルーター

利用する回線はモバイルルーターと同じなのですが、持ち運び可能なタイプではなく、自宅で据え置くタイプのホームルーターと呼ばれる回線があります。

ホームルーターは

  • ソフトバンクエアー
  • WiMAX
  • 5G

の3種類があります。

モバイルルーターと同じく、工事をする必要がなく、端末が届いたらすぐにインターネットを利用することが出来ます。

ここまでを聞くと、多くの人が「モバイルルーターと同じ回線を使うなら、持ち運びができるモバイルルーターの方がいいのでは」と思うかもしれません。

ただ、ホームルーターは同時接続台数が多く、かつモバイルルーターよりも屋内での電波の掴みが優れています。

例えばルーターをリビングに設置して、別の部屋でパソコンやスマホに繋ぐ、といったような場合、ホームルーターの方が繋がりやすさを実感できると思います。

モバイルルーターは契約したいけど、持ち運びはしない、という人はホームルーターを検討してみてもいいかもしれません。

ソフトバンクエアー

カラフルな色にワイファイのルーターが中心にある

出典:https://www.softbank.jp/ybb/air/

月額料金 5,907円
通信速度 最大612Mbps
最大通信容量 無制限

 

WiMAX(GMOとくとくBB)

ワイファイのルーター

出典:https://gmobb.jp/wimax/waribiki/

月額料金 3,780円
通信速度 最大2.7Gbps
最大通信容量 15GB/3日

 

5G(ドコモ)

黒いホームルーター

出典:https://www.nttdocomo.co.jp/home_5g/

月額料金 4,625円
通信速度 最大4.2Gbps
最大通信容量 100GB/1ヵ月

 

 

注意点

注意の標識

インターネット回線を契約するにあたって注意すべき事項がいくつかあります。

契約をする前にご確認いただくことを推奨します。

余裕を持って契約をする

光回線は導入にあたって工事が必要になります。

そして光回線の申し込みをした人から順次、工事の予約をしていくことになるのですが、申し込みから着工まで数週間後になるのが一般的です。

引っ越しシーズンの3~4月になると特に光回線の予約は混みあい、申し込みから工事までが1~2か月後なんていうケースもあります。

引っ越しの時期や建物が決まった人は、なるべく早く光回線の申し込みをし、工事の予約を済ませておくことをオススメします。

契約時期をメモする

多くの光回線は2年契約となっており、途中で契約をすると解約金が発生します。

さらに、2年間使えばそれ以降は違約金が発生しないというものではなく、2年たって解約の申し出がない場合、さらに2年間の契約が自動更新されます。

契約期間について、親切に相手から電話などで「もうすぐ2年ですが、どうしますか?」などと教えてくれるわけではありません。

ですから、自分自身で契約期間について把握しておく必要があります。

いくらキャッシュバックを受け取っていたとしても違約金が発生してしまったらお得感は大幅に軽減してしまいます。

ですから、スマホにメモをしておき、期限が迫ったら通知がくるよう設定しておくなどして、しっかり契約期間を把握しておきましょう。

IPv6対応のWi-Fiルーター

IPv6についてしっかり解説をすると長くなってしまうので、手短に解説させていただきます。

基本的にインターネット回線はIPv4という通信方式を利用してインターネットに接続するのですが、IPv4は利用者が多く回線が混雑しやすいです。

特にインターネットの利用者が増える20時~23時の時間帯はネット接続が遅くなりがちです。

こういった混雑を回避し、ネット接続がスムーズになるのがIPv6と呼ばれる接続方式です。

そして各社とも、IPv6接続が利用できるようになるオプションを用意していて、一般的には無料で申し込むことが出来ます。

ただし、このIPv6に接続するためには、オプションに加入するだけではなく、IPv6接続に対応しているWi-Fiルーターを用意する必要があります。

まずはご自身でWi-Fiルーターをもっている場合、それがIPv6接続に対応しているかどうかを調べてみましょう。

対応していない、あるいはWi-Fiルーターをもっていない場合、光回線の会社からレンタルができるかどうかを事前に調べておきましょう。

もちろん家電量販店などでご自身で購入することも出来ます。

ネットから契約する

インターネット回線は家電量販店や携帯電話ショップ、セールスの電話など、あらゆる場所で契約をすることが出来ます。

しかしながら、インターネット回線は必ず「自分自身でネットから契約をする」ようにしてください。

というのも、販売員を介して契約をしようとすると、往々にしてキャンペーンの内容が悪かったり、不要なオプションへの加入を勧められるからです。

これは構造上の問題です。

販売員を通してインターネット回線のセールスをする場合、当然のことながら販売員に対する人件費が必要になります。

ということは、インターネット上から申し込むよりも、少なくとも販売員の人件費分はキャッシュバック金額を下げたりしなければ割に合わなくなります。

もしくは、キャンペーンの内容自体は悪くないけど、実はいくつかの有料オプションに加入することが条件になっていたりするケースもあります。

過去に見た中で一番タチが悪いのが、光回線の契約で高額キャッシュバックを受け取れる代わりにソフトバンクエアーの契約が必須だというオプション。

ソフトバンクエアーは自宅で光回線が使えない家庭でこそ意味をなすものですから、光回線さえあれば無用の長物です。

それなのに、目先のキャッシュバックをエサにして月額5,370円で24か月の契約が必要なソフトバンクエアーを契約させるのはなかなかあくどいなと思いました。

これはあくまでも一例にすぎませんが、対面だとこのような契約を提示されることが往々にしてあるし、多くの人は知識がないうえにあまりに複雑で理解できないため、契約をしてしまうんですよね。

というわけで、インターネット回線を契約する場合、必ずネット経由で自ら申し込みをするようにしてください。

よくある質問

Q&Aと書いてある木のブロックが3つある

格安スマホを利用している場合どこと契約した方が良い?

格安スマホであっても、会社によってはセット割が適用される場合があります。

しかしながら、格安スマホはそもそもの基本料金が安いだけあって、どの会社も割引額が低いです。

例えばOCNモバイルONEを利用している人はOCN光と契約をして毎月220円割引、BIGLOBEモバイルを利用している人はBIGLOBE光を契約して毎月200円割引・・・といった具合です。

この程度の割引額であれば、正直スマホのセット割は考慮せず、純粋に月額料金の安い光回線を契約した方がいいかもしれません。

例えばエキサイト光は戸建てが月額4,796円、マンションは月額3,696円と、業界最安水準です。

楽天モバイルを契約している場合どこと契約した方が良い?

楽天モバイルは、同じく楽天グループの楽天ひかりがセット割の対象・・・になるかと思いきや、現状では特にセット割は提供しておりません。

ただ、インターネット回線の話とズレてしまいますが、楽天モバイルを契約すれば+1倍、楽天ひかりを契約すれば+1倍といった具合に、楽天ポイントの獲得効率がアップします。

ですから、楽天ポイントを貯めている方、楽天市場でよく買い物をする方は、セット割などがなくとも、楽天ひかりと契約することをオススメします。

楽天ポイントは貯めていないという人は、シンプルに月額料金が安いエキサイト光をオススメします。

ソフトバンクエアーは完全に使い放題?

公式サイトでは「データ容量無制限で使い放題」となっていますが、小さく注意書きで「ご利用の集中する時間帯(夜間など)は、サービス安定提供にともなう速度制限のため、通信速度が低下する場合があります」との記載があります。

WiMAXみたいに「3日で15GBまで」みたいな明確な制限がないものの、実際には使いすぎると速度が低下すると考えた方がいいでしょう。

 

光コラボってなに?

現状、光回線の回線事業者は、大きく分けて

  • NTT
  • KDDI
  • So-net

の3社です。

KDDIがauひかり、So-netがNURO光です。

このうち、NTTが提供する光回線のことを光コラボと呼びます。

元々はフレッツ光という名称だったのですが、光コラボに変わりました。

これまで「回線(フレッツ光)+プロバイダ」といった具合に別々に契約する必要があったのですが、支払先が分かれてしまうのと、複数の会社が契約に介在することが消費者にとって分かりづらいことから、回線とプロバイダを別個に契約するのではなく、どちらも一つのパッケージにして販売しようという方針に変わりました。

つまり、従来だったら「フレッツ光+BIGLOBE」といったように契約する必要があったものが、BIGLOBE光だけで契約が完結するようになったということです。

このように、回線事業者とプロバイダがコラボをしていることから、光コラボと呼ばれているのです。

(ただし、ドコモ光に関してはいまだに回線とプロバイダが別個です)

 

工事が引っ越しに間に合わない

引っ越しに合わせてインターネット回線の工事ができないケースが多々あります。

インターネット回線の工事が混みあう2~4月に引っ越しをする場合、高確率で引っ越してから数日間はインターネットが利用できない期間が発生します。

こういう場合、1日単位でモバイルルーターが契約できるサービスを利用しましょう。

例えばWiFiレンタルどっとこむが有名どころです。

借りる端末にもよりますが1日496円からレンタルが可能です。

宅配で自宅に届き、返却はポストに投函で完結するのでオススメです。

 

ゲーム・ライブ配信・ZOOMをしたい

WEBサイトを閲覧したり、動画を視聴しているときは、基本的に情報を一方的に受け取っている状態、つまり「ダウンロードだけをしている状態」です。

しかしゲームやライブ配信やZOOMなどは、一方的に情報を受け取るだけでなく、こちらも情報を送信している、つまりダウンロードとアップロードを常時交互に行うことになります。

ダウンロードとアップロードの時間差のことをPINGと呼び、この数値が低ければ低いほど時間差(タイムラグ)が少なく、音声や映像をスムーズに相手に受け取り、また伝えることが出来るようになります。

つまり、ゲーム・ライブ配信・ZOOMなどは、ただダウンロードの速度が速ければいいというものでもないというわけです。

ただ、PING値は、一般的にはモバイルルーターよりも光回線の方が低いです。

例えばオンラインゲーム等では、モバイルルーターのユーザーはタイムラグが激しい場合が多いため、嫌がられる傾向にあります。

もちろん接続する場所にもよるのですが、一般論としてモバイルルーターはゲーム・ライブ配信・ZOOMなどには不向きと言われています。

まとめ

パズルのピースが1つ水色

以上をまとめると

 

  • スマホがドコモで自宅が一戸建て・・・ドコモ光+GMOとくとくBB
  • スマホがauで自宅が一戸建て・・・auひかり、eo光、BBIQ、コミュファ光、Pikara、メガエッグのいずれか
  • スマホがソフトバンクで自宅が一戸建て・・・NURO光の提供エリア内ならNURO光、それ以外はソフトバンク光
  • 自宅が集合住宅で光回線が導入されている・・・導入されている光回線を契約orモバイルルーターorホームルーターを契約
  • 自宅が集合住宅で光回線が導入されていない・・・不動産会社か管理会社に光回線を導入していいかを確認。OKなら光回線の会社に電話。NGならモバイルルーターかホームルーターを契約

 

が皆さんにとって最適な選択肢となります。

沢山ある会社の中から「どれがいいかな」と選ぶ必要はありません。

とにかく「スマホ」と「住居」を照らし合わせる。

そうすれば必然的に契約すべき選択肢は絞り込まれます。

これがインターネット回線の契約におけるセオリーです。