楽天モバイルへのお得な乗り換え方法&注意点を編集部がキャリア別に徹底解説
「楽天モバイルが気になるけど、乗り換えってどうやるんだろう?」
「楽天モバイルへ乗り換えたいけど、手続きが不安」
「楽天モバイルへ乗り換える時のお得な方法はあるのかな?」
あなたはこのような疑問を持ってはいませんか?
スマホの乗り換え手続きは頻繁に行うものではないですし、仕組みが複雑で不安を感じますよね。
この記事では、そんな方のために以下の情報について解説しています。
・楽天モバイルへの乗り換え方法
・au・ドコモ・ソフトバンクから乗り換える際の注意点
・乗り換えで受けられるキャンペーン
・お得に乗り換える裏ワザ
・乗り換えで受けられるメリット
・乗り換える際のデメリット
乗り換える際に知っておきたい情報をまとめていますので、ぜひお読みください!
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目次
楽天モバイルへの乗り換え方法を5ステップで解説
他キャリアから楽天モバイルへ乗り換える方法を5ステップで解説します。
大手キャリアや格安SIMごとに分けて解説していますので、参考にしてください。
ステップ①: MNP予約番号を発行する
キャリアを乗り換える際に、「MNP予約番号」という10桁の数字が必要です。
MNP予約番号は各キャリアのWebサイトやコールセンター、ショップにて発行できます。
以下のキャリアについて、それぞれの手順を解説していきます。
・au
・ドコモ
・ソフトバンク
・その他格安SIM
au
MNP予約番号を発行するためのWebサイト及びコールセンターは、以下の通りです。
・Webサイト・・・解約・MNP転出をご検討中のお客さま
・コールセンター・・・0077-75470
ショップで発行する場合は、対応不可な店舗もあるので注意してください。
ドコモ
MNP予約番号を発行するためのWebサイト及びコールセンターは、以下の通りです。
・Webサイト・・・MNPを利用した解約お手続き方法
・コールセンター・・・151(ドコモの携帯電話専用窓口)
auと同じく、ショップで発行する場合は、対応不可な店舗もあるので注意してください。
ソフトバンク
MNP予約番号を発行するためのWebサイト及びコールセンターは、以下の通りです。
・Webサイト・・・のりかえ(MNP/番号移行)・解約について
・コールセンター・・・*5533(ソフトバンクの携帯電話専用窓口)
他の大手キャリアと同じく、ショップで発行する場合は対応不可な店舗もあるので注意してください。
その他格安SIM
格安SIMの多くは、Webサイトか電話でのみ受け付けている所がほとんどです
また、申し込みから発行まで数日ほどかかる場合もあるので、注意しましょう。
UQモバイルやY!mobile(ワイモバイル)など、運営が大手キャリアの格安SIMは即日で発行できたり、auやソフトバンクなど運営元の店舗でも発行できたりします。
ステップ②: (回線のみ乗り換える場合)スマホのSIMロックを解除する
現在、使っているスマホをそのまま楽天モバイルでも使う場合、SIMロックを解除する必要があります。
「SIMロック」とはスマホにかけられている制限で、そのスマホを購入したキャリアの電波でしか通信できないようになっています。
そのため、事前にSIMロックを解除しなければなりません。
解除の方法はスマホの購入元キャリアによって違いますが、基本的にはWebサイトやショップで行えます。
キャリアごとの解除方法をそれぞれ解説していきます。
au
auで購入したスマホのSIMロック解除は、Webサイトとショップで行えます。
Webサイトの場合、以下のページから手続きが可能です。
上記からSIMロック解除を行う場合、「My au」にログインする必要があり、au IDとパスワードの入力が必須なので注意してください。
なお、ショップでSIMロック解除を行う場合、3,300円(税込)の手数料がかかります。
ドコモ
ドコモで購入したスマホのSIMロック解除は、Webサイトとショップで行えます。
Webサイトの場合、以下のページから手続きが可能です。
上記からSIMロック解除を行う場合、dアカウントとパスワードの入力が必須なので注意してください。
なお、ショップでSIMロック解除を行う場合、3,300円(税込)の手数料がかかります。
ソフトバンク
ソフトバンクで購入したスマホのSIMロック解除は、Webサイトとショップで行えます。
Webサイトの場合、以下のページから手続きが可能です。
・ソフトバンクを契約中の場合・・・[My SoftBank]SIMロック解除の手続き方法を教えてください(通信サービス契約中のお客さま)
・ソフトバンクを契約していない場合・・・[My SoftBank]SIMロック解除の手続き方法を教えてください(通信サービス契約のないお客さま)
上記からSIMロック解除を行う場合、「My Softbank」にログインする必要があり、Softbank IDとパスワードの入力が必須なので注意してください。
なお、ショップでSIMロック解除を行う場合、3,300円(税込)の手数料がかかります。
その他格安SIM
大手キャリア以外の格安SIMから購入したスマホは、基本的にSIMロックが解除された状態で販売されています。
そのため、格安SIMから購入したスマホを使っている場合は、SIMロック解除をする必要はありません。
ステップ③: 楽天モバイルを申し込む
楽天モバイルへの申し込みは、「店頭」か「オンライン」で行えます。
それぞれの手続き方法を解説していきます。
店頭
以下の必要書類を用意し、店舗のスタッフに乗り換えをしたい旨を伝えてください。
・本人確認書類(運転免許証、マイナンバーカードなど)
・支払い用のクレジットカードや銀行口座
申し込みと同時にスマホを購入する場合は、この時に決めます。
なお、楽天モバイルのプランは「Rakuten UN-LIMIT Ⅴ」の1つだけです。
通話オプションは「10分(標準)通話かけ放題」があり、スマホのOS標準アプリでの1回10分以内の国内通話、国内SMSの送受信が月額1,100円(税込)で使い放題になります。
楽天モバイルは専用通話アプリ「Rakuten Link」からの通話であれば通話料無料なので、特に理由がなければ通話オプションは不要です。
店頭の場合はスタッフが開通までサポートしてくれるため、指示に従って進めていけば滞りなく乗り換え手続きを行えます。
オンライン
オンラインの場合は、以下の申し込みページから手続きを行えます。
手続きの主な流れは以下の通りです。
1.プランを選ぶ
2.通話オプション・SIMタイプを選ぶ
3.同時にスマホを購入する場合、製品を選ぶ
4.保証やアクセサリーを選ぶ
基本的には店頭と同じ流れで行います。
オンラインであれば店頭に行く手間がかからないため、忙しい方におすすめです。
ステップ④: APN設定をする(回線のみ契約の場合)
楽天モバイルへの乗り換えを回線のみで行った場合、スマホのAPN設定が必要なことがあります。
「APN設定」とは、楽天モバイルの電波を使って通信できるようにスマホを設定することです。
APN設定を行わないと、SIMロックが解除されていたとしても通信を行えません。
iPhoneとAndroidで設定方法が異なるので、それぞれ解説していきます。
iPhone
iPhoneでAPN設定を行う手順は以下の通りです。
1.OSをアップデート
2.APN構成プロファイルを削除
3.nanoSIMを挿しかえる
4.キャリア設定をアップデートする
5.楽天回線の開通を確認する
iPhoneのOS「iOS」を最新のものに更新する必要があります。
iPhoneを他社キャリアで使用していた場合、「プロファイル」というものが登録されている可能性があります。
他社のプロファイルが残っていると楽天モバイルのAPN設定を上手くいかないことがあるので、必ず削除しましょう。
画像付きの解説を見たい方は以下のWebサイトからご覧ください。
お手持ちのiPhone・iPadで楽天回線を使用するための初期設定方法
Android
Androidの場合、楽天対応製品であればAPN設定を行う必要はありません。
使用するスマホが楽天対応製品かどうかの確認は、以下のWebサイトから行えます。
楽天対応製品以外のスマホであっても、APN設定を行えば使用できる可能性があります。
Androidの機種によって表記に差はありますが、APN設定の手順は以下通りです。
1.本体の「設定」を開く
2.「モバイルネットワーク」の項目を開く
3.「アクセスポイント設定」の項目を開く
4.「新しいAPNを追加」を選ぶ
5.楽天モバイルのAPN情報を入力する
楽天モバイルのAPN情報は以下の通りです。
・APN名・・・楽天(rakuten.jp)
・APN・・・rakuten.jp
・MCC・・・440
・MNC・・・11
・APNタイプ・・・default,supl
・APNプロトコル・・・IPv4/IPv6
・APNローミングプロトコル・・・IPv4/IPv6
・PDPタイプ・・・IPv4/IPv6
(引用元: 他社で利用していた製品でAPN設定をしたい | お客様サポート | 楽天モバイル)
ステップ⑤: データ移行する(スマホを購入した場合)
申し込みと同時にスマホを購入した場合、データ移行が必要です。
iPhoneとAndroidでデータ移行の方法が異なるので、それぞれ解説していきます。
iPhone
iPhoneの場合はApple IDを活用した以下の2つの方法がおすすめです。
・クイックスタート
・iCloudバックアップ
どちらの方法であっても、Apple IDとパスワードおよびWi-Fi環境が必要なので注意しましょう。
Android
Androidの場合、Googleアカウントを利用したデータの同期がおすすめです。
なお、この方法を使う場合、変更前のスマホでの設定が必要になります。
機種によって異なりますが、基本的な設定手順は以下の通りです。
1.「設定」を開く
2.「Google」の項目を開く
3.「バックアップ」の項目を開く
4.「Google One バックアップ」をオンにする
上記の設定をしておくと、新しいスマホに同じGoogleアカウントを設定した際、自動的にデータ移行が行われます。
もし、データ移行が上手くいかなかった場合は、無料で使えるデータ移行アプリもあるので、試してみてください。
au・ドコモ・ソフトバンクから楽天モバイルへ乗り換える際の2つの注意点
以下の3つの大手キャリアから楽天モバイルへ乗り換える際の注意点を、2つ解説します。
取り返しのつかないものもあるので、注意してください。
①キャリアメールが使えなくなる
大手キャリアから乗り換えると、キャリアメールが消去されて使えなくなるので気をつけましょう。
使えなくなるキャリアメールの一例を紹介します。
・au・・・@ezweb.ne.jp、@au.com
・ドコモ・・・@docomo.ne.jp
・ソフトバンク・・・@softbank.ne.jp、@i.softbank.jp
アドレスの引継ぎも可能ですが、乗り換えから31日以内に手続きをする必要があり、料金がかかります。
キャリアごとの、引継ぎに必要な料金は以下の通りです。
・au・・・毎月330円(税込)
・ドコモ・・・毎月330円(税込)
・ソフトバンク・・・年間3,300円(税込)
ソフトバンクに関しては、2022年の夏以降に月額制も導入予定です。
②キャリア決済がリセットされる
大手キャリアに限らず、乗り換えをするとキャリア決済がリセットされます。
キャリア決済は、サービスやショッピングの利用料金を、スマホの利用料金とまとめて支払う方法です。
楽天モバイルのキャリア決済はiPhoneで利用できず、AndroidのGoogle Playストアのみ対応しています。
毎月、支払いが発生するような月額サービスをキャリア決済で支払っている場合は、注意してください。
楽天モバイルへの乗り換えで受けられるキャンペーン3選
楽天モバイルへの乗り換えで受けられるキャンペーン3選を紹介します。
とてもお得なキャンペーンもあるので、うまく活用しましょう!
①ポイント還元
楽天モバイルへの乗り換えで楽天ポイントが貰えるキャンペーンがあります。
2022年5月1日現在、楽天ポイントが貰える主なキャンペーンは以下の通りです。
・Rakuten UN-LIMIT VIの初回申込・・・5,000ポイント
・乗り換えと同時にiPhoneSE3購入・・・20,000ポイント
・乗り換えと同時にiPhone13シリーズ購入・・・20,000ポイント
・10分(標準)通話かけ放題の初回申込及び利用・・・5,000ポイント
・楽天モバイルiPhoneアップグレードプログラム適用・・・5,000ポイント
初回申込限定だったり、指定アプリの利用が必要だったりと適用条件があるので注意してください。
②楽天ひかりが1年無料
楽天モバイルのRakuten UN-LIMIT VIを利用中に楽天ひかり申し込み、もしくは楽天ひかり申し込みの翌月15日までにRakuten UN-LIMIT VIの申し込みで、最大1年間、楽天ひかりの月額基本料が無料になります。
自宅で光回線を利用していたり、検討していたりする方におすすめです。
③ポケットWiFiの本体代が1円
乗り換えと同時に楽天モバイルのポケットWiFi端末の「Rakuten WiFi Pocket 2B」もしくは「Rakuten WiFi Pocket 2C」購入で、本体価格が1円(税込)になります。
楽天モバイルは、使用ギガ数が20GBを超えると楽天回線エリア外では最大1Mbpsの速度制限がかかるため、なるべく快適にインターネットを利用したい方はポケットWiFiがおすすめです。
楽天モバイルへお得に乗り換える3つの裏ワザ
楽天モバイルへ乗り換える際に、なるべくお得に乗り換える裏ワザを3つ紹介します。
ぜひ参考にしてください。
①なるべく月末に乗り換える
なるべく月末に乗り換えることで、楽天モバイルの初月料金を抑えられます。
楽天モバイルの料金は契約日から月末までの使用ギガ数で計算されるため、月末に乗り換えることで使用ギガ数が抑えられます。
その結果、料金を下げられてお得に乗り換えることが可能です。
②店舗限定のキャンペーンを確認する
家電量販店などで、店舗限定のキャンペーンを行っている場合があります。
楽天モバイルのキャンペーンは、基本的には公式Webサイトに記載されているもののみです。
しかし、家電量販店などで限定キャンペーンを行っていることがあります。
なるべくお得に乗り換えたい方は、確認してみてください。
③乗り換え元のプランやオプションを安いものに変える
乗り換え元のプランやオプションを安いものに変えることで、乗り換え時の負担を抑えられます。
多くのキャリアは、解約月の月額料金は解約日に関わらず1ヵ月分です。
そのため、解約月のプランやオプションを最低限にすることで、料金を抑えられます。
プランやオプションの変更は、翌月適用のキャリアが多いので注意しましょう。
楽天モバイルへの乗り換えで受けられる3つのメリット
楽天モバイルへの乗り換えで受けられるメリットを3つ紹介します。
①専用アプリを使えば通話料無料
楽天モバイルは専用通話アプリ「Rakuten Link」の利用で、通話料が無料になります。
スマホの標準通話アプリからの通話は無料対象外なので注意しましょう。
②1GB以下なら基本料金無料
楽天モバイルの基本プラン「Rakuten UN-LIMIT Ⅴ」は、使用ギガ数が1GB以下の月は基本料が無料になります。
スマホを電話やメールにしか使わず、ギガ数をほとんど使わない方であれば、楽天モバイルを基本料無料で使えます。
③各種手数料が無料
楽天モバイルでは、他社キャリアでかかるような以下の各種手数料が無料です。
・新規登録手数料
・解約手数料
・MNP転出手数料
登録時だけでなく、解約時や他社への乗り換え時の手数料もかからないため、気軽に使いやすいサービスと言えます。
楽天モバイルへ乗り換える際の2つのデメリット
楽天モバイルは魅力的なサービスですが、デメリットもあります。
この記事では主なデメリットを2つ解説します。
①電波が届きにくくなる可能性がある
楽天モバイルは、大手キャリアに比べて電波が届きにくい傾向があります。
地下や建物の中では電波が届かず、通信速度が遅くなったり通信自体ができなくなる可能性があります。
②店舗が少ない
楽天モバイルは、店舗の数が大手キャリアに比べて多くはありません。
2021年8月時点の大手キャリアと楽天モバイルの店舗数は、以下の通りです。
・au・・・2,162店舗
・ドコモ・・・2,325店舗
・ソフトバンク・・・2,271店舗
・楽天モバイル・・・244店舗
(引用元: キャリアショップ数は全国7955店舗、半年前から112店減少し再び8000店の大台を割り込む – ケータイ Watch)
大手キャリアが2,000店舗以上あるのに対して、楽天モバイルは200店舗ほどのみです。
分からないことや聞きたいことがある時に、お店に行って直接聞きたい方は不便を感じるかもしれません。
楽天モバイルは最安級!乗り換え手続きが不安なら店頭で申し込もう
楽天モバイルの乗り換え方法やメリット、デメリットについて解説しました。
楽天モバイルは1GB未満であれば基本料無料で使えたり、専用通話アプリからの通話は無料になったりと魅力的なサービスです。
乗り換え時に使えるお得なキャンペーンもあるので、最大限活用しましょう!
ただ、電波の届きにくさや店舗数の少なさなどデメリットもあるので、現在の使い方と照らし合わせて、慎重に判断することをおすすめします。