楽天モバイルで通信エリア内なのに繋がらない状態を復旧させる方法

今回のテーマは、楽天モバイルのデータ通信が繋がらない時の対処法についてです。

「あれ?電波が立ってない」
「エリア内なのに圏外ってなんで?」
「さっきまで使えていたのに」

そんな経験はありませんか?

ちょっとした対処をするだけであっさり回復・復旧してしまうことがあるので、電波は不安定なものだからしょうがない…とあきらめてしまわずに以下を実行してみてください。

通信できない原因が『端末』にあるのか『SIM』や『通信サービス』にあるのかを特定する方法も伝授します。

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楽天モバイルのエリア内で繋がらない場合に5つの確認事項と対処法

パソコン作業のイメージ

楽天モバイルが繋がらないという場合、楽天モバイルの通信可能エリア内であることが大前提です。

これからお伝えする対象法はすべて楽天モバイルの通信可能エリア内にいる場合のものです。

そもそも、通信可能エリアの外にいる場合には、何をしても繋がることはありません。

そうは言っても、楽天モバイルの通信サービスは、自社通信網が及ばない地域については人口カバー率99.9%のau回線のローミングを受けています(パートナーエリア)ので、余程でないと通信エリア外ということはあり得ないはずです。

楽天モバイルのメンテナンスや障害情報を確認する

実際には通信可能エリア内でも通信できない、しにくいケースがあります。

(1)楽天モバイルが、自社の通信網全体のメンテナンスを実施している
(2)楽天モバイルに、何らかの障害が発生している
(3)スマホを使用している地域の基地局で工事が行われている

これらの場合には、スマホには問題がなくても正常な通信が行えない可能性があります。

「繋がらない」と思ったら、楽天モバイルの公式サイトで情報を確認しましょう。

メンテナンス、障害、工事によって情報掲載ページが異なります。

参照:システムメンテナンスのお知らせ
参照:メンテナンス/障害情報
参照:メンテナンス工事のお知らせ

また、Twitterの公式アカウントでも情報を発信しています。

参照:「楽天モバイル_お客様サポート

使用している場所を移動してみる

都市部で楽天モバイルに繋がらない場合は、今いる場所を数メートル移動してみるとしっかり電波が届く場合があります。

都市部では徐々にau回線ローミングから自社通信網への切り替えを進めていますが、楽天モバイルの通信網にはいくつかの弱点があるため、自社通信網に切り替わると繋がらないことが増える傾向にあります。

(1)直進性が強い電波のため空白エリアができやすい
これは、NTTドコモ・au・Softbankに比べて楽天モバイルが後発キャリアであるため、いわゆるプラチナバンドと呼ばれる周波数帯の割り当てを得られないために起こります。

楽天モバイルが割りあてられている電波は、1.7GHz(Band3)のみで、周波数が高く直進性が強く構造物の陰や裏側に回り込みにくい性質をもっています。

このため、同じ場所に同じだけの基地局(アンテナ)を設置しても、楽天モバイルの通信網は他社より電波が届きにくい場所(空白エリア)ができやすい傾向があります。

(2)より多くの基地局を設置する必要がある
2022年6月現在、楽天モバイルの通信可能エリア図では、都市部のほとんどが通信可能となっています。

しかし、(1)で述べたように、直進性が強い電波だけしか使えないため電波が届かない部分が生じやすく、その部分を通信可能にするには別角度に基地局を設置する必要があります。

地図の面を塗りつぶすことを想像すると分かりやすいですが、曲線を使ってもよい場合と、直線しか使ってはいけない場合では、線の数は直線だけの方が明らかに多くの線が必要です。

それと同じで、曲線的に回り込みやすいプラチナバンドの割り当てがなく、直線的にしか進めない周波数の高い電波しか使うことができない楽天モバイルは、より多くの基地局が必要なのです。

しかし、すべての空白エリアを塗りつぶせるほどの基地局をまだ開設できていないのが実情です。

以上から、使用する場所を数メートル移動するだけで電波を拾える可能性があるわけです。

見通しがよく開けた場所に移動するイメージで移動してみてください。

機内モードやモバイル通信を切り替えてみる

使用場所を移動しても繋がらない場合には、端末とSIMカードをチェックします。

その1つ目が、通信の断続です。

スマホの設定画面内にある「機内モード」や、「モバイル通信設定」などをON/OFFすることで、通信を一旦遮断し、再接続させることで『基地局の切り替え』を狙います。

一旦通信を遮断~再接続する際に、それまで接続していたところとは別の基地局に繋がる場合があります。

元の基地局が局地的に混雑していたり、不具合が生じている場合には、別アンテナに接続することで通信状態が改善する場合があります。

ただし、通信の断続を行っても必ずしも基地局が切り替わるわけではないので、状況が変わらない場合もあるためさらに1~2回断続を繰り返すことで改善されるケースもあります。

SIMカードを抜き差ししてみる

スマホに挿入されているSIMカードを一旦取り出し、再度、挿入することで通信状態が改善する場合があります。

これは、SIMカードが何らかの原因で正しく接触できなくなっている状況を改善する対処法です。

SIMカードを抜きだした際に、SIMカードに傷や汚れがないかチェックし、SIMカードトレーにゆがみやねじれがないかを確認します。

ここでは、あくまで「抜き差し」することで接触を回復させることが目的ですので、SIMカードやSIMトレーのチェックは目視程度で大丈夫です。

ただし、SIMを本体内に戻す際にSIMトレーが何かに引っかかるような感覚がある場合には、無理に押し込まない方が無難です。

SIMトレーにゆがみなどがあって引っかかる場合、無理に押し込んでしまうと二度と取り出せなくなるリスクがあります。

購入店舗や街の修理店などに相談してみることをおすすめします。

端末を再起動してみる

スマホ端末を再起動すると、端末に起因する不具合やエラーが改善・解消する場合があります。

ここでいう再起動とは、一旦電源をOFFにして再度電源をONにすることを言います。

【iPhoneの再起動方法】
iPhone X/XS/XR/11/12/13の全画面モデルの再起動は以下の手順で行います。

1.iPhone本体右のサイドボタンと、同左の音量調節ボタン(上下いずれか)を同時に長押しする
2.画面に電源オフスライダーが表示されたら指を放す
3.電源オフスライダーを右へドラッグして電源を切る
4.電源が切れたら、サイドボタンを長押しして電源を入れる
他機種の再起動方法はAppleサポート「iPhoneを再起動する」を参照してください。

この操作の途中でエラーが生じる場合には、強制再起動を行う必要があります。

iPhone X/XS/XR/11/12/13の全画面モデルの強制再起動の方法は以下の通りです。

1.音量調節ボタンの「上げる」を押しすぐに放す
2.音量調節ボタンの「下げる」を押しすぐに放す
3.サイドボタンを長押しし、画面にAppleのロゴマークが表示されたら放す
他の機種の強制再起動の方法はAppleサポート「iPhoneを強制的に再起動する」を参照してください。

【Androidスマホの再起動方法】
Androidスマホの場合は、メーカーや端末ごとに再起動方法が異なるので、操作方法はご自身の端末のマニュアルを確認してください。

≪ご注意≫
強制再起動はあまり頻繁に行うことはおすすめできません。

スマホは人が操作をしていない時にも、バックグラウンドで様々な処理をしています。

そうした各種処理の進行を無視して強制再起動を行うと、処理も同時にシャットダウンされるため、再起動後に悪影響が生じる可能性もないとは言い切れません。

通常の電源OFF→電源ONによる再起動が可能な場合には、強制再起動は行わないようにしてください。

もう1台のスマホを使って楽天モバイルが繋がらない原因がどこにあるのかを特定する方法

インターネット回線のイメージイラスト

楽天モバイルに接続できないスマホの他にもう1台スマホがあれば、繋がらない原因がスマホのせいなのか、楽天モバイルのサービスに原因があるのかがわかります。

もう1台の端末は、SIMフリーで楽天モバイルのSIMカードによる通信設定が可能な端末である必要がありますが、iPhoneかAndroidスマホかは問いません。

通信できないスマホから楽天モバイルのSIMカードを取り出し、別のスマホ端末に挿入~初期設定を行い、通信が可能かどうかを確認します。

楽天モバイルの通信設定はこちらをご覧ください。

参照:お手持ちのiPhone・iPadで楽天回線を使用するための初期設定方法(iPhoneの場合)
参照:他社で利用していた製品でAPN設定をしたい(Androidの場合)

他端末で通信できる場合

もう1台の端末では通信ができる場合には、通信できなかった原因はスマホにあると考えられます。

確認のため元の端末に再度SIMカードを戻してみて、やはり通信できなければやはり端末に問題があると判断します。

故障や不具合など原因は分かりませんが、通信できない原因が端末にあることだけは特定できます。

まれに他端末での通信を試したことで元のスマホに戻しても通信可能になるケースもあり、通信可能になった(復旧した)端末をそのまま使い続けてもよいですが、メーカーや通信会社・街の修理店などで原因のチェックを依頼してもよいでしょう。

水濡れインジケーターをチェックする

通信の不具合が、スマホ内への液体侵入(いわゆる水没)したことによって、内部の腐食が進んだことが原因となるケースもあります。

例え防水機能付の端末であっても、以下のような原因で液体侵入が起こる場合があります。

・スマホを落とした衝撃で筐体が歪んでいる、隙間ができている
・画面が割れている、ヒビが入っている
・専門家でない人の手で分解されたことがある
・SIMを入れ替えた際にSIMカードトレーがしっかり奥まで挿し込まれていなかった

Androidスマホは、メーカーや機種ごとに水没シールの位置が異なるため、端末のマニュアルなどで水没シールの場所を調べた上で液体侵入を確認してください。

液体侵入による不具合は日を置いてから発生するケースが多く、場合によっては数か月後に発生するというケースもあります。

侵入した液体が少量の場合には、そのまま乾いてしまって何も症状が出ない場合もありますが、基盤や部品などの腐食・劣化が徐々に進みしばらくしてから不具合が生じるのが一般的です。

iPhoneでは「液体浸入インジケータ (LCI)」、Androidスマホでは「水没マーク」「水没シール」などといいますが、いずれもスマホ本体内に何らかの液体が侵入したことを知らせています。

液体侵入インジケータの位置
画像引用:Appleサポート

こちらはiPhone 13シリーズのLCIの位置を示した図ですが、iPhoneは、iPhone 5以降の4G対応モデルはすべて同じ位置「SIMカードスロット」の中にあります。

インジケーターが赤色化していたら、何らかの液体が侵入したことになります。

端末の修理を検討する

別端末による検証によって端末側に原因があるとわかった場合や、液体侵入の形跡があるようなら端末の修理を検討します。

端末の修理の依頼先には以下があります。

・購入した通信会社(楽天モバイル)または購入店舗
・製造メーカー(Apple Storeなど)
・街のスマホ修理店

端末を購入した通信会社(楽天モバイル)または購入した量販店などに修理依頼の相談をするのが一般的です。

通信会社で料金プランとセット購入した端末は通信会社経由で修理することができ、購入時に「端末補償」を付けていれば、出費を最小限に抑えることができます。

使用している端末が楽天モバイル以外で購入したものであれば、『持ち込みスマホあんしん保証』(月額715円~)を契約しておけば、破損・全損・水没時に新品同等の同一機種への交換が可能です(回線契約時以外でも申し込み可能)。

iPhoneの場合には、Apple Storeに修理依頼するのが最も信頼をおけます。

Apple Storeへの修理依頼の場合、Appleが公認している修理店などでも修理を受けることができます。

購入時に「Apple Care」に加入していれば、修理コストを安く抑えることができますが、iPhoneの場合、液体侵入はApple Careの対象外となります。

また、Apple Storeでの修理の場合は、不具合や破損などすべてを修理してしまうので、修理コスト箇所が多くなり、必然的に修理コストもかさむ傾向にあります。

街の修理店は、予約なしでも持ち込めばその場で迅速に安価に修理やメンテナンスを行うことができますが、使用する部品がApple純正品ではないことや、Appleから正式に認められた技術者ではないことなどに注意が必要です。

例えば、Appleサポートや、AASP(アップル正規サービスプロバイダ)以外で、Apple純正品でないバッテリーに交換した場合、iPhoneには以下のような表示が出ます。

バッテリーに関する重要なメッセージ
画像引用:Appleサポート

以前は、一度純正品以外のバッテリーに交換してしまうと、それ以降はAppleサポートやAASPでの修理・部品交換は受けられないルールでした。

しかし2019年に制度が変更になり、現在では非純正バッテリーに換装された端末でもAppleサポートやAASPでの修理・部品交換を受けられるようになっていますので、持ち込みですぐに対応してくれる街の修理店を緊急対応的に利用する方法も有効です。

端末の買換えを検討する

購入から年月が経過している端末であれば、今回の不具合を契機に買換えを検討してもよいかもしれません。

楽天モバイルでは、契約中のユーザー向けに機種変更向け端末を販売していますし、オンラインモールや量販店、Apple Storeや中古端末専門店などで購入したSIMフリー端末を持ち込んで利用することも可能です。

他端末でも通信できない場合

もう1台の端末でも通信できない場合には、原因は回線(通信サービス)またはSIMカードにあると考えられます。

別端末でも通信できない場合には以下の3つの対処法を行います。

SIMカードの傷や汚れをチェックする

SIM交換再発行

SIMカードを取り出し、SIMカードを目視で観察し金色の金属部分に傷や汚れがないかチェックします。

大きな傷があれば、それが原因になっていることも考えられますので、楽天モバイルのサポートに傷がある旨を連絡するか、SIMカードの再発行の手続きを行います。

汚れがある場合には、柔らかい布などで拭って汚れを落としてからスマホに挿入すると、通信状態が改善される場合があります。

汚れが落ちない場合には、楽天モバイルのサポート連絡するか、再発行手続きを行い新しいSIMカードを挿入します。

楽天モバイルの場合、SIM再発行に費用はかからないので、SIMカード→SIMカード、SIMカード⇔eSIMでも好きなSIMを無料で発行することができます。

モバイル通信プランをすべて削除~再設定(iPhone/eSIM)

モバイル通信プランをすべて削除

eSIMによるモバイル通信の設定を一旦すべて削除して設定し直すことで改善する場合があります。

iPhoneの「設定」→「一般」→「転送またはiPhoneをリセット」に進み、「リセット」の中から「モバイル通信プランをすべて削除」を指定して実行します。

ただし、「モバイル通信プランをすべて削除」を実行することは、eSIMの廃棄ですのでそのまますぐに再設定することはできません。

事前に楽天モバイルにeSIMの再発行を申し込んでおかないと通信はまったくできない状態になってしまいますので、実行は慎重に判断してください。

楽天モバイルのサポートに問い合わせる

ここまで試しても、通信が復旧せず原因の所在も分からない場合には、楽天モバイルのサポートに連絡するしかありません。

状況を伝えれば、もし似たような事例が報告されていればそれに沿った回答が得られるかもしれません。

(1)カスタマーセンターに電話で問い合わせる
楽天モバイルはいくつかの問い合わせ先電話番号がありますが、トラブル専用のサポート電話はありません。

・0800-805-0090:楽天モバイルのとの契約を検討中の方向けのサポート
・0800-600-0700:楽天モバイルの契約者向けの初期設定や各種申込み関連
・050-5434-4653:楽天モバイルの契約者向けの問い合わせ窓口(解約・各種変更・エリア確認等)

050局番のサポートは通話料有料です(Rakuten Linkでの発信なら無料)。

楽天モバイルの電話サポートは繋がりにくい可能性があります。

時間的に余裕のある時に問い合わせるようにしましょう。

(2)チャットサポートに問い合わせる
公式サイト上からチャットでサポートに問い合わせることができます。

・AIチャット:
人間ではなくAIが回答してくれます。24時間365日の対応ですが、知りたいことがわかるケースはあまり多くありません。

・オペレーターによる対応:
オペレーターが対応してくれるチャットで、AIチャットに比べると求める回答が得られる確率はあがりますが、人によってスキルに差があります。

(3)メールによる問い合わせ

現状、楽天モバイルへの問い合わせメールアドレスはありません。

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まとめ

楽天モバイルが繋がらなくなった時の対処法は以下の通りです。

・楽天モバイルのメンテナンスや障害、基地局の工事情報などを確認する
・使用している場所を数メートル移動してみる
・機内モードやモバイル通信をON/OFFしてみる
・SIMカードを抜き差ししてみる
・端末を再起動してみる

楽天モバイルは使用している電波の特性上、どうしても空白地域ができやすいのは致し方ないところですが、まだ正式サービス2年目の後発キャリアだけに空白地域を埋めきるだけの基地局数も開設できていないのが現状です。

そのため、スマホにも通信サービスにも異常がなくても通信できない状況に陥る可能性は他社より多いのは否めません。

そうしたケースでは、利用場所を少し移動したり、モバイル通信の断続を行うことで通信が回復することがよくあるので、ぜひ試してみてください。

場所を移動する場合、圏外状態が長時間続いていたケースでは通信圏内に入ってもアンテナが立たないことがあります。

そうした場合には、機内モードやモバイル通信などで通信を断続することで正常な通信を回復することがあります。

通信できない状態が頻繁に起こるようであれば、他端末にSIMを入れ替えることで、通信できない原因がスマホにあるのか、通信サービスやSIMカードにあるのかを特定することができます。

スマホに原因があるなら修理や買換えを、SIMに原因があるならSIMの再発行を検討してください。

サポート問い合わせで、通信に原因があると分かった場合には残念ながら復旧を待つしかありません。

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