子供のスマホは格安SIMに!おすすめと選び方のコツを解説
「子供にスマホを持たせようとしているんだけど、気をつけておくべき注意点はある?」
「子供向けのサービスが充実しているスマホの会社は?」
そうお悩みの方に、当記事はおすすめです。
内閣府の調査によると、小学生のインターネット利用状況は平成26年度では53.8%だったものが令和元年では85.2%と、ここ数年で著しく伸びています。
新型コロナウイルスの影響で、自宅で学習する機会が増加、子供同士のコミュニケーションツールとして、子供にスマホを持たせようと考える方も多いのではないでしょうか。
ただ、子供のうちからスマホを持たせることにはメリットもあれば、注意点もあります。
そこで当記事では、子供にスマホを持たせるメリット・デメリットの他、どんなスマホを持たせるのがおすすめか、どの会社がおすすめなのか?という、知りたい情報を一挙にお届け。
以下の流れで、子供にスマホを持たせる前に必要な知識をお届けします。
目次
いつからスマホを持たせるのが適切?
そもそも「他の家庭は子供にどのくらいの年齢からスマホを持たせているんだろうか?」
すでに決定している方もいらっしゃるかと思いますが、子供にスマホを持たせる時期が早すぎないか/遅すぎないか、という確認の意味も込めて、最初に紹介させていただきますね。
令和元年の内閣府の調査によると、以下のように子供のスマホ利用率の結果が出ていました。
中学生のスマホ利用率:75.2%
高校生のスマホ利用率:97.1%
上記の結果から、持たせるのが適切なのは遅くとも高校生、中学生になったら持たせるということも不自然ではないということがわかります。
さらに注目すべき点は、小学生と中学生のスマホ利用率は著しく伸びていること。
中学生:39.8%(平成26年度) → 75.2%(令和1年度) 35.4%増
現状、半分近くの小学生がスマホを持っていることを考えると、中学生/高校生から持たせる予定だった方も、小学生からスマホを持たせるということも念頭に入れる必要があると言える結果となりました。
次に子供にスマホを持たせるメリット/注意点を解説していきます。
もし、すぐ子供におすすめのスマホの会社をご覧になりたいということであれば、以下のボタンよりお進みください。
子供にスマホを持たせるメリット
子供にスマホを持たせるメリットをピックアップして、解説していきますね。
- 子供の位置が分かり、防犯に役立つ
- 子供同士のコミュニケーションが円滑になる
- アプリを用いた学習ができるように
- ITリテラシーを高めることができる
1つずつ、詳細を解説していきます。
子供の防犯に役立つ
今は、多くのスマホ会社が防犯目的のサービスを提供しています。代表的なものでいうと、GPSや防犯ブザー機能。
この機能が搭載されたスマホを子供が携帯することによって、子供の現在位置が確認でき、何か起きた際にもすぐに気づくことができます。
また、防犯ブザーが搭載されていれば、子供はすぐに周囲に危険を知らせることができて、犯罪に巻き込まれるリスクも減ります。
子供同士のコミュニケーションツールになる
スマホがコミュニケーションの主な手段となってきたのは大人だけではありません。子供も同じです。
年々、スマホを持ち始める年齢は下がってきており、小学生の約半分がスマホを持っているというデータもあるほど。
LINEなど気軽に使えるSNSアプリもでてきたことにより、子供同士のコミュニケーションがしやすくなりました。
他の子供と親しくなるきっかけとなるの、スマホなんてことも十分にありえる世の中。
新型コロナウイルスの影響で、直接会う機会が減った今、この風潮はより強まっていくと考えるのが自然ではないでしょうか。
アプリや検索エンジンを通じて効率的な学習ができるように
近年は、アプリにてさまざまな学習ができるようになったことで、遊ぶ感覚で勉強ができるということが普通になってきました。
その気軽さから、隙間時間も有効活用できるようになり、効率的に学習ができるようになったことも、スマホがあるからこそ。
また、検索エンジンも気軽に使えるようになるので、子供が気になった分野のことを自発的に調べることができます。
子供が、自身の気になったものを調べられる場所というのは、基本的に学校の図書館だけ。知的好奇心を満たす場が少ないのが現実です。
スマホを持ち、気軽にインターネットに触れることにより、知的好奇心を満たすことができる結果、早期のうちに適性や興味のある分野が分かります。また、「まず自分で調べる」というくせもつき、将来仕事に必要なスキルも身につくことでしょう。
ITリテラシーを子供のうちに身につけることができる
子供の方がスマホの機能や使い方に精通しているなんてことは、よくある話。
今や仕事にはITリテラシーは必須なので、子供のうちからスマホを使えば、ITリテラシーを早いうちから身につけることができるでしょう。
子供にスマホを持たせるデメリット
これまでデメリットを解説してきましたが、子供にスマートフォンを持たせることのリスクもあります。
覚えておくべきリスクは以下の5点となります。
▼子供にスマホを持たせる上での注意点
- 視力の低下や生活リズムが崩れる原因になる
- 親子のコミュニケーションなどに支障がでる
- いじめやトラブルの原因となってしまう可能性も
- 有害サイトへアクセスする恐れがある
- 課金による高額請求があるリスクがつきまとう
視力の低下や生活リズムが崩れる原因になる
スマホできるゲームが多くなり、長時間そして夜遅くまでしてしまう…。なんてことが起こってしまいます。
その結果、生活リズムが崩れてしまい、朝しっかり起きられなくなる可能性も。
また、その影響は生活リズムのみならず、視力にも。スマホの小さな画面を長時間眺めることで、視力低下に繋がり、眼鏡やコンタクトレンズの利用が必要になってしまうケースとなってしまうことも。
親子のコミュニケーションなどに支障がでる
前章の原因とも通ずることにもなりますが、スマホを長時間利用することで、スマホの依存症となってしまい、結果的に親子のコミュニケーションが疎かになってしまう原因となります。
子供同士のいじめやトラブルの原因となってしまう可能性も
スマホを持つことで、ほとんど方が使うことになるSNS。それは子供も例外ではありません。
テキストのみのやりとりになってしまうために、ミスコミュニケーションが発生。結果、いじめに発展してしまうケースも多発しています。
また、気軽にマッチングアプリで知らない人とコミュニケーションができるようになったことで、誘拐・ストーカーといったトラブルに巻き込まれてしまう可能性が高まったことも、スマホを持つことのリスクと言えるでしょう。
有害サイトへアクセスする恐れがある
GoogleやYahoo!といった検索エンジンから、色々な情報にアクセスができるようになりました。また、現在では、上記サイト以外にも、YouTubeといった動画プラットホームからでも簡単に情報を手に入れられるように。
その情報の中には、過激な性描写や残虐的な暴力シーン、自殺を誘発する内容など、子供にとって有害な情報に辿りついてしまう可能性があります。
スマホが持たなければ、決して得ることのできなかった情報にアクセスしてしまうリスクが常につきまとってしまいます。
課金による高額請求があるリスクがつきまとう
ゲームはその最たる例ですが、アプリのダウンロードは無料であるものの、追加の機能を使うために課金が必要、というもの非常に多いです。
アカウントにクレジットカードの登録をしてしまうと、1クリックで課金ができてしまう。なんてことも。
1回の課金が数百円と少額のものも多く、「最初の1回だけ…。」なんて思うものの、我慢できず繰り返し課金していくうちに、結果請求額が数十万〜数百万という例もあります。
スマホを持たせる上で事前に設けておくべきルール
前章では、子供がスマホを持つことによるデメリットをまとめました。
このデメリットを完全にクリアできる対策(ルール)を考えた上で、子供にスマホを持たせたいですよね。
実際、子供がスマホを利用する際に、保護者の84.8%がいずれかの方法で子供のネット利用を管理しているというデータもあります。
他の方がどんなルールを設けているかということも気になるのではないでしょうか。
令和元年に内閣府が実施した調査から、どのようなルールが設けられているのかをチェックしていきましょう。
▼子供にスマホを使わせている上で設けているルール
・子供のネット利用状況を把握
・スマホの使える時間制限
・機能が制限された子供向けの端末(キッズケータイ)を使わせている
・利用する際に時間や場所を指定している
・大人の目の届く範囲で使わせている
上記を参考に、ルールを設けた上で子供にスマホを持たせることをおすすめします。
小〜中学生の子どもには格安スマホがおすすめ
子供にスマホを持たせるための準備までの部分を解説したところで、どんな端末/会社のスマホを持たせるかという点について、解説していきます。
結論、子供に持たせるスマホがおすすめなのは、格安スマホです。
おすすめの理由は、下記の5つ。
②大手キャリアよりも圧倒的に安い料金で使える
③フィルタリング機能など安全面も問題なし
④データ量を抑えて使い過ぎを防止できる
⑤中古の端末やスマートウォッチでも使える
大手キャリア(au、ドコモ、ソフトバンク)と同等クラスの機能や端末を使えるのにも関わらず、料金がリーズナブルで、スマホを最初に持たせるスマホとしてぴったり。
ただ、格安スマホといっても、提供する会社が20社以上あり、「どれが最適なのかわからない。」とお思いの方がほとんど。
15社以上の格安スマホの特徴を比較した上で、子供におすすめな格安スマホをご紹介します。
格安スマホにする際の注意点とは
子供におすすめの格安スマホをご紹介する前に、子供に持たせるスマホを格安スマホにするデメリット2点について解説します。
▼子供向けのスマホを格安スマホにする上での注意点
②値段重視でデータSIMにしてしまうと電話ができない
格安スマホの会社は、料金設定がシンプルがなものが多い一方で、3大キャリア(au/docomo/ソフトバンク)では普通にある家族割や学割といった割引がないということも。
また、格安スマホにはデータSIMという電話番号が付与されないタイプのSIMもあります。
データSIMは、価格が安くなる一方で音声の通話やSMSメッセージもできなくなってしまうため、契約前にはどちらが合っているかを見極めた上で契約するようにしましょう。
おすすめの格安スマホを選ぶためにチェックすべきポイント
次に、子供に合った格安スマホを選ぶコツも合わせてご紹介します。
・通信が安定しているものか
・学割/家族割が充実しているか
子供のスマホ以外の自分用のものも持つとなると費用がかさみ、どうしても安いものを選びたくなってしまいます。しかしながら、安いからといって通信が安定する・子供向けの機能が充実しているとは限りません。
そのため、安さと上記3点のバランスで契約すると、より適切なものを選べるようになります。ぜひご参考ください。
子供(小〜中学生)におすすめな格安スマホ3選
では、子供におすすめな格安SIMを3社ご紹介します。
それぞれ特徴の異なる会社のものを厳選しましたので、特徴に合ったものをお選びください。
TONE mobile:小学生におすすめ。子供向けの機能が充実。
- フィルタリングといった子供向けのサービスが充実
- AIで自撮りをブロックする機能を搭載した端末を販売
- ギガが減らないのに月額1,100円(税込)とリーズナブル
▼子供向けサービス
・子供の不適切な写真撮影(自撮り)をAIがブロックする機能が搭載 ※オリジナル機種のみ
・子供のスマホ利用情報(時間や場所など)をお知らせ
・乗り物の変化といった行動の変化を親にお知らせ
・GPSを利用して場所ごとにアプリの利用をロック
・待受画面をキッズ向け画面/androidの標準画面と選べて成長に合わせて変えられる ※オリジナル機種のみ
まさに子供用に作られたといっても過言ではない、格安スマホです。
欲しい機能が全て備わっている上に、月1,100円(税込)と月額料金がリーズナブルで、子供に持たせる最初のスマホにふさわしいものスマホと言えるでしょう。
動画以外の利用であれば、ギガが減らないため、SNSやネット閲覧もし放題。
小学生が持つには、うってつけの会社です。
iPhoneでも利用可能ですが、料金が1,650円(税込)となります。
mineo:安さ重視の方にぴったり。セキュリティ対策も問題なし
- 1回線につき55円家族割
- シンプルでリーズナブルな料金帯
- サポート体制が充実
- セキュリティや防犯のためのサービスが揃ったパックも販売
▼子供向けサービス
・位置情報や通話履歴が分かる見守り機能
・セキュリティ対策やフィルタリングに加え、学習に役立つアプリが入ったパック
格安SIMの中でも、顧客満足度の高いmineo。
最安のプランであれば、1,298円(税込)とリーズナブルに利用可能な格安スマホです。
格安スマホの中でも珍しく家族割があり、すでに保護者がmineoを使っているようであれば、子供のスマホもmineoにしてしまうのがおすすめ。
定期的に回線の増強を行っていることもあり、格安スマホの中でも通信が安定していることがメリットに挙げられます。
Y!mobile:家族割&学割でコスパ高!子供向け機能も申し分なし
- 家族割で最大1,188円値引き/学割で1,100円値引きと値引き額が高い
- 通信の安定性が格安スマホの中でTOPクラス
- 速度制限時でも速度が1Mbps(最安プランは300kbps)
- アプリ/Webのフィルタリングサービスも充実
▼子供向けサービス
・WEB閲覧履歴や通話履歴も確認可能
・スマホの利用時間をコントロール可能
・指定した時間の場所を把握可能
ソフトバンクのサブブランドのY!mobile。通信速度の安定性/速度制限時の速度は格安スマホ随一です。
家族割と学割を併用することで、1人2,188円値引と格安スマホの会社の中で一番高額。すでに、Y!mobileを利用であれば、お子様のスマホをYmobileに変更することで、お得に利用が可能となります。
子供向けサービスの充実度は、ソフトバンクさながらなので、子供に持たせるにも安心できます。
ソフトバンクを利用している方は、SIMロック解除をすることなく乗り換えができますので、子供にスマホを持たせるタイミングで家族全員で乗り換えしてみてはいかがでしょうか。
まとめ 〜事前に決めた目的に合ったスマホを〜
子供のスマホを持たせるにあたり、事前にぜひ知ってほしい知識を余すことなくお届けしてきましたが、いかがでしたでしょうか。
最後に、本記事の特に重要な部分をピックアップして、内容をおさらいしていきましょう。
子供にスマホを持たせるメリット▼
・子供同士のコミュニケーションが円滑になる
・アプリを用いた学習ができるように
・ITリテラシーを高めることができる
子供にスマホを持たせるデメリット▼
・親子のコミュニケーションなどに支障がでる
・いじめやトラブルの原因となってしまう可能性も
・有害サイトへアクセスする恐れがある
・課金による高額請求があるリスクがつきまとう
- TONE mobile
- mineo
- Y!mobile
デメリットがあるものの、しっかりとルールを定めた上で、子供にスマホを持たせれば、非常役立つものとなり、子育ての中でも役立ってくれるアイテムになることでしょう。
子供へスマホを持たせるにあたり、不安な点や疑問点が当記事で解決できたら、幸いです。
最後までお読みいただきまして、ありがとうございました!