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ボビー・フィッシャーの『My 60 Memorable games』

差出人: Mitsさん "岡田 充弘"<mits…>
送信日時 2011/06/05 18:27
ML.NO [chesskobe:1963]
本文:


チェス界の一世を風靡したボビー・フィッシャーの『My 60 Memorable games』はチェス界で最も読まれた本の一つです。
フィッシャーは鋭い発想で、凝り固まったチェスの定跡や考え方を、鋭い手筋で粉砕していきました。

民主主義国の代表となった彼には、「フィッシャーが嫌いな人なんか存在するの?」
とさえ、言われるようになりましたが、差別発言や敵国での大会開催にアメリカから終生追われる身となり、
一部では、腫れ物に触れるような扱いもあります。

とはいえ、彼の天才性は損なわれることなく、存在し、『My 60 Memorable games』では、生きた彼の感性を見ることが出来ます。
ウィットに富んだ言葉の選択の仕方、他人が何と言おうが嫌いなものは嫌いとはっきり言うカリスマ性、泥臭いようにも見える子供の頃から指しているからこその回り道のような定跡、
回を追うほどにみなぎる野心とタリへの憧れ、若いフィッシャーに憧れるだけの要素は存分に詰まっています。

とはいえ、彼はアンチソビエトの中でこそ、無敵の存在でしたが、ステップアップに時間を掛けています。
カスパロフは、フィッシャーが普通のプレーヤーだった年齢には、自分はトップクラスで闘っていたと述べています。

そういう事を意識して試合を見ると、他のプレーヤーと比較して、成長の度合いが見られて面白いかもしれません。
ロシアのGMに初対戦から、勝利を収めるまで、10年以上の月日が掛かっていたり、疑心暗鬼になる場面がある一方で、彼の才能が書かれている場面もあります。

自らの快勝譜を分析すると、相手が正しく対応した場合、彼の本来の着想では負けていて、
それに気付いてからは、何かあるはずだと、素晴らしい着想を得るまでに徹夜したなどと、
ユニークなコメントが書かれています。

これは、フィッシャーの真面目さとチェスへのこだわり、愛が感じられるストーリーだと思います。

コンピューター時代では、余り見られなくなった、粘り強く、固定観念に縛られないフィッシャーと、
それ以外の分野での意固地なフィッシャーをゲームを通して、感じられれば、

あなたはこの古典的名作を楽しむことが出来ていると私は思います。

ゲーム集は柏サンキングチェスクラブのサイトに置いてあります。
同じゲームでも、違うゲーム集に収録されると新鮮に見えることがありますので、彼の自薦記の並びで鑑賞されることをお勧めします。

_WE_LOVE_CHECKMATE______________
 ■ ■ ■ ■ †●●●●† mailto:mits@…,mits3@…
■ ■ ■ ■  + 神戸チェスクラブ+ President   
 ■ ■ ■ ■    岡田 充弘 09065552775
■ ■ ■ ■    投稿先 mailto:chesskobe@…
http://www.freeml.com/chesskobe/list

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