umasica :桜里さんのマイページ

塩を撒く神

2008/05/02 21:51

ナメクジの神、という言葉が、昨日いただいたコメント中にあった。



ナメクジの神。一体何をする神なのだろうか?


そもそも、神とは何をする存在なのか?

これも、この日記を貫いているテーマのひとつだ。


ナメクジに塩をかけ、ゴキブリに殺虫剤を向ける人間。生殺与奪の力を握っているわけだ。

それはゴキブリやナメクジにとって、人間が神のごとき存在である、ということを意味してしまうのだろうか?


正直なところ、そこがよくわからないのだ。


ナメクジやゴキブリにとっての人間。確かに、その生死を人間が決定してしまう局面はある。

しかし、ゴキブリ一匹、ナメクジ一匹、人間の手で創り出すことは出来ない。

人間がその死命を制することが出来るのは、地球上のゴキブリ、地球上のナメクジ中のほんの一部に過ぎない。圧倒的多数のゴキブリもナメクジも人間の関与の外に生きているというのが実態だ。


塩をかけられる不運なナメクジからすれば、人間は大きな存在だ。しかし、人間と関係なくその生涯を送る大多数のナメクジにとって、人間は存在しないに等しい、はずだ。


人間が神の位置を獲得出来るのは、極々稀なケースに過ぎないのである。

まぁ、生き物の生殺与奪の権を握ることが神の条件だとしての話であるが。




ゴキブリやナメクジとの関係。

人間を主体として考えても、たまたま目の前を横切るゴキブリに死を与えるようなことはあっても、地球上の圧倒的多数のゴキブリが関心の対象となることはない。

まぁ、昆虫学者だったり、殺虫剤メーカーに勤務したりしていない限りの話ではあるが、昆虫学者も殺虫剤メーカー従業員も、人類の中では圧倒的に少数であることも確かである。

つまるところ、地球上の圧倒的多数のゴキブリ、あるいはナメクジは、人類の関心の外で、生まれ死んでいく存在なのである。




そう考えてみれば、人間の存在が、ゴキブリやナメクジにとっての神のごときものであるのかどうか、はなはだ心もとなくなるような気がする。


圧倒的多数のゴキブリ、ナメクジにとって、人類は無関係な存在であろう。

人類の側からしても、地球上に生息するゴキブリやナメクジのうち、圧倒的多数は関心の対象ではない、はずだ。

たまたまの出会いにおいてのみ、人類とゴキブリやナメクジは、お互いの存在を意識することになる。ナメクジが人間の存在に気付くのかどうか、それもまたわからないことではあるが…

ナメクジの知覚の対象に、人の存在は含まれないような気がしてしまうわけだ。



話を戻す。

神とはそもそも何をする存在なのか?


宇宙を造ったり、人間を創造したり、その人間の運命に関与したり…なんてことをするような存在なのであろうか?

ただ存在するだけ。

神はそれではいけないのだろうか?


Binder: いぢわる、あるいは神の姿(日記数:2149/全体に公開)
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最新コメント

  • Comment : 1
    たぬき男いたち男
     2008/05/03 11:52
    問題は、「食物連鎖」のループの最上位に「人間」が位置してる
    と云う思い上がりだ。更にその上がいたら果たしてどうするか?
    考え様にも考えられないナニモノかが、「人間」を収奪している
    事を「知って」みたから即、どうなるってものではないのは確か
    だが、公の場で大声で云える問題ではないのも確かだ。この収奪
    の有様を具体的な形で認識する事は、本来誰にも許されていない
    のだが、「私」や「桜里氏」には特別に、御目こぼしが与えられ
    ている。この恐怖を伴う認識は「神学徒」の基本的な出発点でも
    帰結点でもある。我々は自由に考えさせて貰えないのだ。けして
    「氏」の「哲学日記」が安全である保障はない。「私」はかつて
    同じ事を試み、結果「思想警察」に逮捕された苦い思いがある。
    従って「氏」にも警告して置く。「日記」にはくれぐれも注意!

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