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反旗をふりあげた?原子力安全委員会〜公式会見の場で文部科学省に異論〜

2011/05/02 23:27


今日、福島の人を含む民間7団体による、厚生労働省と文部科学省、原子力安全委員会に対する政府交渉が行われました。

場所は参議院議員会館講堂。

「子どもに”年20ミリシーベルト”を強要する日本政府の非人道的な決定に抗議し、撤回を要求する緊急声明と要請」に対して、9日間で全世界から1074団体、53193人の署名が集まりました。
ネット署名の威力ですね、凄い人数。
しかも、海外の専門家からは、多数の抗議文が集まり、小佐古さんが提言していたように国際的な価値観から大きく掛け離れた事を今の僕達の政府がやってしまってる事は、間違いないようです。

国会議員は3名増えて18名の署名がはいりました。この数もっと増やしていかないとですね。

さて、最初に登場したのは厚生労働省。課長補佐レベル、つまりおそらくキャリアではない実務担当者達。
可哀想にこういう時盾にされてしまうのですね。

保育所の担当官からは、「文部科学省の決定に合わせました。」というばかりで、全く根拠となるところについての明確な説明がなく、隣に座った労働基準局の担当官は、労働基準法で18歳未満の作業を禁止している「放射線管理区域(0.6マイクロシーベルト/時以上)に子供達が立ち入ったりましてやそこで遊ぶことは問題だといいながらも、その約6倍にあたる3.8マイクロシーベルト/時(=年間20ミリシーベルトらしい、政府説明によると)の校庭で子供達が遊ぶ事の危険性については、子供達の行動特性がわからないから、わからないと説明。

しかも厚生労働大臣が国会において「大人と子どもは被曝感受性が違う」という事を認め、自ら文部科学大臣に伝えると公式発言しているにも関わらず、大臣同志の話だから、自分達は関与していないとまるで他人事のような答弁をしていました。

なるほど、官僚という人種はこうやって自分の身を守るんですね。それとも、治安維持と学校運営維持を優先する事がお国を守ることになると信じ込んでいるのでしょうか?
そのためには、多少の犠牲は止むを得ないって事なのでしょうか??

最後には、「国民の命を守る為に厚生労働省は、文部科学省と戦うつもりでがんばれ!」と応援されて退場していきました。きっと今頃自棄酒飲んでるんだろうなぁ。

お次は、文部科学省。小学校の安全管理担当官の次長という人が、のらりくらり発言を繰り返していたのですが、隣にいた原子力安全委員会事務局の担当官に対して「20ミリシーベルトで安全だと言った専門家の名前を教えて欲しい」との問いに、「委員会の中で、そのような見解を持っている委員はひとりもいません。」という爆弾発言が出て、一瞬会場がどよめきました。

担当官いわく、「子どもに年間20ミリシーベルトは多すぎる。危険とずっと言ってきた。」のだそうです。

あれっ、細野首相補佐官はこんな事言ってませんでしたか?

「われわれが最もアドバイスを聞かなければならない原子力安全委員会は年間20mSVが適切と判断している。政府の最終判断だ」・・・・河野太郎議員のブログより


「じゃあ、一体いくつなら安全なんですか?」との問いに対しては、「各小学校の土埃を採取して調査するなどしないとはっきりとは言えません。」との回答。あれ、それもおかしくないですか?

被曝(特に内部被曝)について医学的見地から安全基準値を検討するというのならともかく、実際の事故現場周辺の環境データを集めてから考えるのでは、文部科学省がやってることと同じ事になります。

それにしても、「20ミリシーベルトという基準は認められない」と発言する原子力安全委員会事務局の隣で、文部科学省が「私達は20ミリシーベルトが安全基準だとは言っていません。あくまでも暫定的な目安なので、原子力安全委員会との相違は全くないと思っています。20ミリシーベルトを超えた場合には、放射能低減措置をとりますよと言っているだけです。」と回答。

「では低減措置とは何ですか?」との問いに対して「屋外活動を一時間以内にしてもらう事」と回答。

続いて「郡山市が独自に校庭の土壌除染を行った事に対して、文部科学省がその必要はないと言った事を撤回して欲しい」と言われた事に対して「3.8マイクロシーベルト/時以下であれば、除染の必要がないというのが政府の方針。我々としては、ブレーキはかけないが、必要ないという考えは変わらない。」と回答。

そういいながらも担当官は「土壌除染を自治体が行うのは自由だが、削り取った土の処分をどうするのか。」と釘を刺してきます。「安全な土だと言うなら、全て文部科学省に送り届けますよ。」という市民の発言に拍手喝采!

これだけ矛盾発言を繰り返しながらも、悪びれた様子ひとつ見せない次長という男に不気味なものを感じたのは僕だけではないと思います。
一体、何故このようなモンスターが生み出されてしまったのでしょうか?

僕達は今切羽詰った原発問題・放射能汚染問題に直面したおかげで、歪んでしまった官僚制度を将来に渡ってどう浄化・進化させていくのかという課題を突きつけられているのだという事をつくづく実感させられました。

この問題の主たるところは、福島の子供達救済なのですが、東京に住む僕達にとっても、決して他人事ではありませんね。
しかも東京都選出の参議院議員”鈴木寛”が文部科学省の副大臣をやっちゃってるわけですから、責任重大です。そもそも自分達が楽する為の電気を作るために、福島原発は作られたんですよね。

次回の集まり、いつなんでしょうか?

とても学びの多い会なので、これからも出来る限り参加していきたいと思います。


Binder: 活日土のバインダー(日記数:230/全体に公開)
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