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Re: 米農務省、医薬用遺伝子組み換え米の栽培申請を却下

差出人: nさん "pingoo"<pingoo…>
送信日時 2004/04/23 23:36
ML.NO [medicalscience:1554]
本文:

近藤さん
CC)皆さん
(長文失礼、ご参考まで)

在原です。
----- Original Message -----
From: "近藤妥" <ysskondo@…>
To: <medicalscience@…>
Sent: Thursday, April 22, 2004 8:02 PM
Subject: [medicalscience:1550] Re: 米農務省、医薬用遺伝子組み換え米の栽培申
請を却下


> 近藤です。
>
> > 在原です。
>
>  相変わらず長文ですね。Windowsになってオンラインヘルプが当たり前にな
> ったとき、マイクロソフト社は、オンラインヘルプに対するガイドラインを出し
> ました。こ
> れによると「説明文は短く」というのがありました。何故ならば、紙のマニュアル
> を読むのに比べて、「読む速度が落ちる」「疲れる」などありました。出来るだ
> け、簡潔明瞭を心がけてください。
MLという場でコミュニケーションを行う際の基本的姿勢に問題を感じます。
異なる意見、多面的情報を得たい人が集まる場ですから。
このように思うのであれば、ニュースや、メルマガや個人のやりとりで情報を
とられるのがいいと思います。
これが改められなければ、近藤さん自身もストレスを感じるでしょうし、
言われるほうも迷惑な話です。
MLで他の人も話しづらくなり、また、不確定要素を含む広がりのある、背景の多彩な
話を聞きたいという人もその機会が失われてしまいます。
(Windowsのバグ情報のようなテクニカルライティングとMLとはちがうのです。)
退会されるかどうかは勿論個人の自由ですが。
(なんかうさんくさい他者コントロール欲求のようなものも感じてしまいます。
 職場でストレスがたまっていませんか?
 なんといいながらも、返信をいただいた近藤さんには、興味をもっていただいたわ
けで
 そのような考えは少なく、近藤さんが感知した別の人の声を代弁しているのかもし
れませんが。)
しかし、近藤さんの返信を見るに、私は逆に言葉がたりなかったように思われまし
た。

>  さて、
> > エンドウが自家受粉するのは、人が品種改良をした結果なのでしょうか。
> > その形質はかなり固定的なのでしょうか。
>  知りません。ただ、自家受粉する植物ゆえ、遺伝の実験に適していたという事で
> す。
>  私個人の生命観ですが、「人為的に作った遺伝子を取り込んだ(微)生物は、総
> 合的に環境に強くない」と思うんです。そら、特定の環境では、抗生物質を含む
> 培地で育つ大腸菌の様に繁殖しますけど。
自家受粉で変異に保守的なエンドウには、有利なところも不利なところもあるので
しょう。
人間に例えれば、日本人が人類全てと配偶相手を選べるのに、日本人としか結婚を好
まない
ようなものでしょうか。
というか、ここでは、リスク要因としての
>>他家受粉する野生型(?)へ祖先かえりする確率はどの程度あるのでしょうか。
>>それは見分けがつくものなのでしょうか。
>>自家受粉型でも、昆虫が他家受粉を媒介する場合があるのでしょうか。
>>マメ科の雑草は結構多いと思いますので、風により交雑しながら伝播していく
>>可能性もあるのでしょうか。
のほうを議論したかったわけで、その前ふりのほうに回答いただき、逃げられてし
まった
格好です。こちらにもコメントあればいただきたいものですが。

> >核遺伝子は体細胞へも水平伝播し、
> >草食の昆虫による体細胞経由の遺伝子水平伝播の確率はどの程度なので
>> しょうか。
> >逆に葉緑体など、核外遺伝子が核によりこまれる確率はどの程度なので
>> しょうか。
>
>  生殖細胞に遺伝子が入らなければ、1世代で終わります。
生殖細胞は通常の細胞と同様、核とそれ以外の体細胞の部分があります。
遺伝子が核にとりこまれると、染色体の交雑など、確率選択を受けますが、
体細胞のものは、必ず遺伝しますね。
体細胞の遺伝子は、環境影響をうけやすく、変化しやすいという
特徴もある反面、環境影響を反映した発生メカニズムがもしあるとすれば、
この二重構造は有利に働くかもしれません。
ミトコンドリアなどの小器官の遺伝子が全て核にとりこまれないでいる生物が
多勢を占めているのは、どの要因が大きいのでしょうか?
 1)全てとりこまれる前にコード解読系が変わってしまったという単なる偶然
 2)1)+体細胞遺伝で必ず遺伝することで、染色体の交雑で失われることが
   なく有利だった
 3)1)+ミトコンドリアなど小器官が酸素濃度変化等に対応するための環境
   調整因子を持っており、この調整には核外で独立分散しているほうが
   有利なことがあった
興味深いところです。
親が獲得したある種の情報
(免疫情報など?)は体細胞経由で(遺伝子以外の細胞構造などによって)
伝達される(または発生に影響を与える)可能性があるでしょうか?
(細胞構造とは違いますが、哺乳類は母体のホルモン影響は受けますね。)
動物の場合、生殖細胞は発生時にストックされますが、
植物の場合、先端細胞の分化でおこるのではなかったでしょうか。
そうすると、食植昆虫などにより、細胞壁という障壁を越えれば、原始のアメーバに
よる
機能体の獲得と同様の進化を類似のことが起こりうるようにも思われます。
昆虫との共進化ですが、そうすると植物のほうが、動物より進化が早くなるのではな

でしょうか。
遺伝子改変生物の生態影響を考えるには、このように、
体細胞遺伝と、核内遺伝子は、水平遺伝のしやすさも異なる
(体細胞遺伝子のほうが水平遺伝しやすいだろう)
ことや、動物と植物の進化機構の違いと進化速度の違いも、意識する必要があるので

ないかということを議論したかったわけです。

予算の裁量権、文部科学省の研究費を申請できる立場にあるかたには
論より証拠、結果をさきに出すことが先で、議論は不利になる部分もあり、
こういったMLでは話がもりあがらないかもしれませんが。

>  これと、遺伝子操作だけが?農学の様に思われているけど、何ヘクタールにも
> 及ぶ
> 土地に同じ種の作物(生物)が栽培されている事が、何故問題にならないの
> だろうか?
> 農薬・害虫の大発生の元凶と思うが、、、私が付属農場に連れていってもらった
> とき、「自然は良いなぁって言わないでね」なんて教官から言われました。奇麗に
> 並べられて栽培されている作物って人工なんですよね。
機械を使った伐採など工業化時の効率のため、単一栽培がされているわけで、
害虫対策とトレードオフの関係ですね。
小区画ごとに周辺に虫除けとなるハーブを植えるような生態防除のようなことは、
伝統農業では行われていたわけです。
ソ連崩壊後、農薬の輸入ができなくなったキューバなどで見直されてきたようです。
世界的に化石燃料に依存しない社会に移行する中で、
日本でも今後期待、見直されるようになると思います。

ご指摘あったように、
>  私個人の生命観ですが、「人為的に作った遺伝子を取り込んだ(微)生物は、総
> 合的に環境に強くない」と思うんです。そら、特定の環境では、抗生物質を含む
> 培地で育つ大腸菌の様に繁殖しますけど。
遺伝子組換え作物栽培の問題も、自然では淘汰される遺伝子が
人為栽培により継続的に大量に存在することで、生体量と組み込み遺伝子の乗算で
効いてくることで生態系に定着してしまう確率が高くなることが問題をより難しくし
ている
といえるのでしょう。

生態系は歴史的な順番(初期条件)があって今の種に分化した形の安定解を得たわけ
で、
特定の遺伝子の人為的導入、耕作による大量発現は、単純には水平移動を促進し
遺伝的アルゴリズムの最適化メカニズムをこわすわけで、
これに変わる多目的最適化の理論を人類が独自に持つ必要性に迫られるわけです。
それがない状況で遺伝子組換えを促進することは、
計算シミュレーションのイメージを直感的に言うと、
へたなだるま落としのような危なっかしさを感じるわけです。
生態系は、遺伝子の存在量自体が、生態系のルールを作ることになり、
既存の生態系がなりたたなくなることになり、その新しいルールは今の科学知識で
は、
より生産性が高い保証も、安定である保証もないのです。
人間の脳回路を入れ替えれば、価値観、人格も変わり、積み上げてきた人生の中で
生活していけるかどうかかなり疑わしいことに似ているかもしれません。

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