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制限酵素・学名の読み方

投稿者:theclaさん  2004/05/10 11:28  MLNo.1562   [メール表示]

なかざと@副管理人です。

新年度が始まってはや1ヶ月が過ぎてしまいました。いかがお過ごしで
しょう。こっちは、なんだかばたばたして、MLなどおざなりになりつつあ
りますが、管理人集団一同、盛り上げていきたいなぁ、などと考えており
ます。

さてさて、今日は、このMLのWebで寄せられた質問をこっちに投げてみ
るのですが、ベーシックな質問なので、ご容赦ください。(フォローをし
てくれると助かります)

かなーりはしょって書くと、次のようなことです。
-----
次の読み方を教えてください。
EcoRI
HindIII
BamHI

Escherichia coli
-----


私のところでは、
-----
えこあーるわん
ひんでぃーすりー
ばむえいちわん

えすけりちあ こり
-----
と呼んでました。みなさんのところはどうでしょう。

Web の方にも書いたのですが、、、
たとえば、EcoRIだと、大腸菌からとった酵素なので、頭3文字は大腸菌
の学名(E. coli)から属名1字と種名2文字をとっています。
(だから正式には、この3文字だけイタリックで書きます)
Rは株の名前。この場合、RY23株だそうです。
Iは、一番目、という意味だったと思います。
ということで、頭3文字をまとめて、で、1文字、1文字と読む習慣が
ついている気がします。

HindIIIは、dが小文字なのですが、カタログを見ると、Rd株のdをとった
みたいですね。(Rc株の酵素でHincIIというのもやや有名。
でもこれは「ひんくつー」と読むので、3+1+1パターンでないのだよなぁ。

思い出してみる。。。
XbaI … えっくすばーわん
XhoI … 個人的には「えくそわん」。
他の人は「えぐぞわん」「くそわん」「えっくすえいちおーわん」
PstI … ぴーえすてぃーわん
ApaI … あぱわん
NotI … のっとわん
SacI … さくわん
SpeI … すぺわん
うーん。いろいろある。。。


大腸菌の学名なのですが、私の場合、「えすけりちあ」と来ると、「こ
り」と読んで、略して「いー」と来ると、「こぉらい」と読んでます。
(意味はないです)。
でも、英語っぽく言うなら、「こぉらい」の方が通る気がします。(時
折 a を「えい」と読み、i を「あい」と読むあたりが)

学名はラテン語で、基本的にはローマ字読みなのだけれど、みな、現地
語読みしますよね。(普通は英語読み)

個人的には、線虫の Caenorhabditis elegans をどう読むのかなんて気
が遠くなりそうなんですが、(かえのるはぶでぃてぃす えれがんす?)う
ちではこう呼んでいるなんてのがありましたら、教えてくださいませ。

これらのことは、Web にもありますバイオ用語辞典に反映させる予定で
すので、収載する用語も募集。
あれって、5年以上も前に、授業とかを聞いていて、あたりまえのよう
に発せられる言葉を調べて備忘録にしていたのがスタートなので、かなー
り質が低いのですが... 今、リニューアルしようと考えています。(当時
は、リガンドとかアゴニストとかさえ知らなかったので...)



なかざと たける takeru@…


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最新の10件 1 2
  • MLNo.1573   さん  (0) 2004/05/10 23:40  [メール表示する]
    >  しかし、荒療治?かも知れませんが、電気ショック療法とかインシュリンショッ

    > 療法、あと催眠療法など色々な治療方法がある事を知り、このまま、廃人路線を
    突っ
    > 走るなら、試してみたく思うのですが、その効果や適用症状は、どのようなものな

    > でしょうか?

     臨床的な相談は、このメーリングリストには適さないような気がします。

     躁鬱のお話でしたら、
    http://www.so-net.ne.jp/vivre/kokoro/index.html
     の精神科Q&Aが参考になると思います。
     電気ショック療法については、過去ログに触れている物があったと思いますし、
    ご自身の相談も可能かと思います。
     お大事に。


  • MLNo.1574   nさん  (0) 2004/05/11 01:32  [メール表示する]
    近藤さん、みなさん

    在原です。

    自己紹介+Re: (躁)鬱病+電磁波環境です。

    私は医者ではありませんので、参考情報としてお考えください。
    大学は農学部です。
    (東京農工大学)農学部)環境保護学科(1989年卒業当時)
     独立法人化で、名前が変わるようです。)
    ただ、10年ほどプログラミング主体のSEをしていました。
    (2年ほど環境関係の仕事に戻り、今は求職中で、
     勝手に一人NPO(社会勉強&社会貢献)活動をしています。
     勝手にコマツナとニンニクの相性実験をしています。
     コマツナは虫に食われやすいので、生態防除対策をしようと。
     家の前に雑木林があるので、その土(堆肥?)を発泡スチロール
     の容器に入れています。HB-101などを投与しましたが、
     種が古いのかコマツナらしき芽は出ず、雑草ばかり
     生えてきます(笑)。

    コンピュター関係の仕事で気になるのは、やはり電磁波の影響ですね。
    大型の計算機よりも初期のパソコン(特にとなりや前の人のCRT)
    が体感的には心配でした。
    慢性的な電磁波の曝露によって、電磁波過敏症のようなものがあるか
    定かではありませんが、電磁波によって、”そううつ”がおこるような可能性
    はあるのでしょうか?
    特殊な金属が脳にはいりこんで、それが電磁波に反応するなども。
    予防措置として、部屋に電磁波が発生するものを置かない、
    電源を抜く、電磁波緩衝用に水槽や植物を置く、寝る前に電磁製品を
    使わない、携帯電話を使わないなどが考えられるでしょうか?
    治療措置として、重金属のキレート剤による解毒療法があるようです。
    キレート剤は必須イオンも排出させてしまうので、医師の監督のもとに
    行う必要があるようです。

    プログラマーの資質として、0か1かで切り分ける思考が必要ですが、
    日常生活の問題すべてをそれでみようとすると、ストレスがかかってしまいます。
    脳を使い分ける柔軟さがあるといいのではないでしょうか。
    (ファジー回路を開拓するなど?!)

    あくまで、1個人の見解ですので、ご参考までに。


    > 近藤です。
    >
    >  「医科学・分子生物学の集いML」ゆえ、医師、医学者、生物学者、農学者の方

    > 参加されていると思い、相談兼医療最前線や完治の可能性が高い方法を教えて欲し

    > のです。
    >
    >  当方、8年ぐらい前から躁鬱病の気があり、プログラマーという職業柄?過労
    で、
    > 4年ほど前に鬱の発作が起き、それいらい、ろくに仕事に就けない廃人状態です。
    >
    >  今は、ネットで色々調べられる時代ですので、(躁)鬱病を調べたのですが、S

    > RIなどを中心とした薬物治療が主です。
    >
    >  しかし、荒療治?かも知れませんが、電気ショック療法とかインシュリンショッ

    > 療法、あと催眠療法など色々な治療方法がある事を知り、このまま、廃人路線を
    突っ
    > 走るなら、試してみたく思うのですが、その効果や適用症状は、どのようなものな

    > でしょうか?
    >
    >  私は、精神科医の診断では、躁鬱病ということです。しかし、99%以上抑鬱状

    > です。また、俗にいう仮面鬱病状態も併発しており、嘔吐など身体症状もありま
    す。
    > また、メールを打っているように、医学的には軽症鬱病で、完全看護の必要な鬱病

    > はありません。


  • MLNo.1576   近藤くんさん  (0) 2004/05/11 07:38  [メール表示する]
    近藤です。

     臨床医学の話題はMLにそぐわないという趣旨の意見が出ましたので、簡潔に。

    > 在原です。

    > コンピュター関係の仕事で気になるのは、やはり電磁波の影響ですね。
    > 大型の計算機よりも初期のパソコン(特にとなりや前の人のCRT)
    > が体感的には心配でした。
    > 慢性的な電磁波の曝露によって、電磁波過敏症のようなものがあるか
    > 定かではありませんが、電磁波によって、”そううつ”がおこるような可能性
    > はあるのでしょうか?

     マトモな職場では、女性は常に妊娠している可能性があると、電磁波を遮るエプロ
    ンを義務づけているようです。躁鬱病と電磁波の因果関係は知りませんが、8ビット
    パソコンの時代、店頭でパソコンを近づけて展示すると、誤作動を起こした事から、
    電磁波の強さは半端で無いと察します。

    > プログラマーの資質として、0か1かで切り分ける思考が必要ですが、
    > 日常生活の問題すべてをそれでみようとすると、ストレスがかかってしまいます。
    > 脳を使い分ける柔軟さがあるといいのではないでしょうか。
    > (ファジー回路を開拓するなど?!)

     ブール代数的に0か1で考えるっていうか、この枠に収まらない、浮動小数点演算
    は大嫌いです。割り切れない物に物凄くストレスを感じる事は事実です。しかし、こ
    の様な性格がPGに適していて、また鬱病に罹患しやすい性格であるのは、因果なも
    のです。



  • MLNo.1578   さん  (0) 2004/05/11 20:07  [メール表示する]
    皆さん今晩は。谷津@管理人です。
    うつ病についての投稿がありましたのでそれに関連した
    投稿をさせていただきたいと思います。

    うつ病というと世間的には「やる気のない奴だ」とか
    「甘えている」とか言われますが、実際は神経科学的、
    分子生物学的な原因で発症するれっきとした病気です。
    個人的には花粉症の逆パターンかな、と思っています。

    簡単に言うと、「元気の出る」神経伝達物質である
    セロトニンやノルアドレナリンの放出量が何らかの原因で
    減ると憂うつ感などを引き起こし、うつ病になります。
    決して「怠け」などが原因ではないということを強く
    アピールしておきます。

    症状としては意欲低下の他、身体的症状として
    強烈な肩こりや頭痛、胃腸の異常、食欲や性欲の
    減退等が挙げられます。

    抗うつ剤は神経伝達物質がもとの神経細胞に
    再び取り込まれるのを阻害して、神経伝達物質の量を
    正常に近い状態に戻します。

    >  当方、8年ぐらい前から躁鬱病の気があり、プログラマーという職業柄?過労
    で、
    > 4年ほど前に鬱の発作が起き、それいらい、ろくに仕事に就けない廃人状態です。

    ところでこの抗うつ剤は種類によっては非常に強い
    副作用があり、私の知人ではほぼ寝たきりになっていた
    人もいます。他にも手が震えたり、強烈な眠気を感じたり
    といった副作用もあります。近藤さんは重い躁鬱病である
    ようですので、きっと強い薬を使っていらっしゃるのでしょう。
    強い薬はそれだけ強い副作用を生じるようです。

    一方軽い作用の薬であれば、副作用も軽くてすみ、
    例えば学校に通ったり働きながらでも十二分に治療を行う
    ことができます。うつは早めの治療が肝心です。

    >  今は、ネットで色々調べられる時代ですので、(躁)鬱病を調べたのですが、S

    > RIなどを中心とした薬物治療が主です。

    従来の抗うつ剤はセロトニンやノルアドレナリン以外にも作用するため
    副作用が出やすいものでした。SSRIはこれを改良したもので、
    セロトニン系にだけに選択的に作用するというものですね。
    薬学系のもっと詳しい方のフォローがあればありがたいです。

    因みに胃の粘膜保護剤として開発されたドグマチールという
    薬がありますが、これにも抗うつ効果があることが判明し、
    現在広く用いられています。作用は軽く、副作用もあまり
    ありません。

    −−
    谷津裕介
    page-one@…


  • MLNo.1585   さん  (0) 2004/05/13 19:46  [メール表示する]
    皆さん今晩は。谷津@管理人です。

    まずは鈴木@大阪府立母子保健センター研究所さん、
    投稿をフォローしていただきありがとうございました。
    大変勉強になりました。この場をお借りしてお礼を
    申し上げます。

    さて、近藤さんのご質問の内容に関してあれから
    調べてみました。

    >  しかし、荒療治?かも知れませんが、電気ショック療法とかインシュリンショッ

    > 療法、あと催眠療法など色々な治療方法がある事を知り、このまま、廃人路線を
    突っ
    > 走るなら、試してみたく思うのですが、その効果や適用症状は、どのようなものな

    > でしょうか?

    とりあえず電気ショック療法に関しては、治療として
    ちゃんと確立されているということが分かりました。
    電気ショックといってもよく漫画などであるような、
    体がスパークしてビリビリ痙攣するほどのものではありません。
    恐らく微弱な電流を用いるのでしょう。

    しかし脳は痙攣に似た状態になり、セロトニンを多量に
    分泌するそうです。一度放出されたセロトニンの
    シナプス末端への再吸収を阻害することで細胞間隙の
    セロトニン量を増加させる薬物療法とは異なり、
    電気ショック療法はセロトニンの分泌量自体を
    増加させる療法です。

    電気ショックという言葉から連想するような怪しい
    ものではなさそうですので、医師とよくご相談のうえで
    試されるのもいいかもしれません。

    ところでどうして脳が痙攣に類似した状態になると
    セロトニンを分泌するのか、そこまでは分かりませんでした。
    どなたかご存知の方がいらっしゃいましたら
    フォローをお願いいたします。

    それではまた。

    −−
    谷津裕介
    page-one@…


  • MLNo.1587   さん  (0) 2004/05/14 17:14  [メール表示する]
    > ところでどうして脳が痙攣に類似した状態になると
    > セロトニンを分泌するのか、そこまでは分かりませんでした。
    > どなたかご存知の方がいらっしゃいましたら
    > フォローをお願いいたします。

    私は、医者ではないですが、神経科学の世界にいる者としてコメントしてみます。

    脳の中で神経細胞同士はシナプスを介して複雑なネットワークを形成しています。
    ローカルなネットワーク同士がまた相互に連絡しあって脳ができています。
    そういったところにあたりかまわず強い電気刺激が入れば、
    いろんな神経細胞が興奮し、その興奮が伝播してついには脳全体が興奮状態になりま
    す。
    興奮する細胞の中にはセロトニンを分泌する細胞も当然あるでしょうから、
    うつにセロトニン放出が重要なのであれば治療法になるということですかね。
    (電気刺激で直接か、あるいは細胞体の興奮が伝わったりしてシナプス前末端が興奮
    する(脱分極する、膜電位があがる)と、
    (電位依存性カルシウムチャネルの開口に伴って)細胞内にカルシウムが流入し、
    (セロトニンを蓄えている)小胞のエキソサイトーシスが誘発されて、セロトニンが
    細胞外に放出されます。)

    電気ショック療法は、セロトニン・トランスポーター阻害薬を飲むことよりもかなり
    非特異的な効果を与えると思いますが、
    その薬では神経を刺激してセロトニンを多く放出させるという効果がない。
    セロトニンを分泌する神経細胞自体が何らかの理由であまり活動していないような状
    況では、
    その細胞が直接刺激されると言う点で電気ショックのほうが有利ということになるで
    しょう。
    実際、薬が効かないような重症の患者さんには適用されていてかなりの効果があるそ
    うです。
    ただ、微弱な電気刺激ではなくて、
    (痙攣が生じないように)全身麻酔下で筋弛緩剤を投与してから結構強い刺激を与え
    るものだそうです。

    実際のところ電気ショック療法の作用機序が完全にわかっているわけではないでしょ
    うし、
    うつ病がセロトニンだけで単純に説明できるものばかりとも思えませんが。

    山下 貴之



  • MLNo.1588   さん  (0) 2004/05/14 19:03  [メール表示する]
    みなさんこんばんは。谷津@管理人です。

    山下さん、表題の件に関して早速フォローを頂き
    ありがとうございます。

    > ただ、微弱な電気刺激ではなくて、
    > (痙攣が生じないように)全身麻酔下で筋弛緩剤を投与してから結構強い刺激を与

    > るものだそうです。
    >
    > 実際のところ電気ショック療法の作用機序が完全にわかっているわけではないで
    しょ
    > うし、
    > うつ病がセロトニンだけで単純に説明できるものばかりとも思えませんが。
    >
    > 山下 貴之

    なるほど、全体的に興奮させることで非特異的に伝達物質を
    放出させるのですね。非特異的だとしてもセロトニンだけが
    相対的に多めに分泌されるのかな、と思っていましたが
    そうではなさそうですね。

    電気刺激は麻酔下ですか・・・。(ゾッ!)
    実際これでセロトニンの分泌量は増えるのでしょうが、
    それは一時的なもののような気がしますし、その後も
    継続的な治療を要するように思えます。また非特異的と
    いうことで副作用もありそうな気がしますが、
    実際のところはどうなのでしょう。

    とりあえずうつ病発症に関わっているものの主たるものとして
    セロトニンとノルアドレナリンが挙げられていますが、
    例えば何故それらの分泌量がストレス等により
    減少してしまうのか。そして何故分泌量の減少が
    一時的なものでなくなってしまい慢性化してしまうのかなど、
    分からないことは山ほどあるかと思います。その辺に関しても、
    ご存知の方がいらっしゃいましたら些細なことでも
    結構ですのでフォローを頂けたら幸いです。

    また、現在の話題とは無関係でも構いませんので、
    この機会に自己紹介をしていただける方も募集いたします。
    特に今まで発言をしたことのない方などは、この機会に
    勇気を出してMLデビューをされてはいかがでしょうか。(^^)

    それではまた。

    −−
    谷津裕介
    page-one@…



  • MLNo.1589   さん  (0) 2004/05/14 19:12  [メール表示する]
    竹中@札幌です。

    精神科医ではありませんが、最近読んだ「救急精神病棟」
    (野村進 講談社)に電気ショックの最近の精神科臨床で
    の実際の姿が結構わかり易く描写されています。

    学術書ではありませんが、なかなかよく書き込まれた本だと
    思います。

    同書によると、あまり思い入れて電気ショック療法を受ける
    のはどうかとも思いますが、十分選択肢のひとつにはなる
    かもしれません。

    詳しくは同書を読んでみてください。

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    〒005-0812
    札幌市南区川沿12条5丁目1の11
          もなみ法律事務所
       弁護士・医師  竹 中 郁 夫
         TEL/FAX 011-572-6284
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    dns05127@…
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    ----- Original Message -----
    From: "Takayuki Yamashita" <mm37327@…>
    To: <medicalscience@…>
    Sent: Friday, May 14, 2004 5:15 PM
    Subject: [medicalscience:1587] Re:うつ病の電気ショック療法の作用機構


    > > ところでどうして脳が痙攣に類似した状態になると
    > > セロトニンを分泌するのか、そこまでは分かりませんでした。
    > > どなたかご存知の方がいらっしゃいましたら
    > > フォローをお願いいたします。
    >
    > 私は、医者ではないですが、神経科学の世界にいる者としてコメントしてみます。
    >
    > 脳の中で神経細胞同士はシナプスを介して複雑なネットワークを形成しています。
    > ローカルなネットワーク同士がまた相互に連絡しあって脳ができています。
    > そういったところにあたりかまわず強い電気刺激が入れば、
    > いろんな神経細胞が興奮し、その興奮が伝播してついには脳全体が興奮状態になり

    > す。
    > 興奮する細胞の中にはセロトニンを分泌する細胞も当然あるでしょうから、
    > うつにセロトニン放出が重要なのであれば治療法になるということですかね。
    > (電気刺激で直接か、あるいは細胞体の興奮が伝わったりしてシナプス前末端が興

    > する(脱分極する、膜電位があがる)と、
    > (電位依存性カルシウムチャネルの開口に伴って)細胞内にカルシウムが流入し、
    > (セロトニンを蓄えている)小胞のエキソサイトーシスが誘発されて、セロトニン

    > 細胞外に放出されます。)
    >
    > 電気ショック療法は、セロトニン・トランスポーター阻害薬を飲むことよりもかな

    > 非特異的な効果を与えると思いますが、
    > その薬では神経を刺激してセロトニンを多く放出させるという効果がない。
    > セロトニンを分泌する神経細胞自体が何らかの理由であまり活動していないような

    > 況では、
    > その細胞が直接刺激されると言う点で電気ショックのほうが有利ということになる

    > しょう。
    > 実際、薬が効かないような重症の患者さんには適用されていてかなりの効果がある

    > うです。
    > ただ、微弱な電気刺激ではなくて、
    > (痙攣が生じないように)全身麻酔下で筋弛緩剤を投与してから結構強い刺激を与

    > るものだそうです。
    >
    > 実際のところ電気ショック療法の作用機序が完全にわかっているわけではないで
    しょ
    > うし、
    > うつ病がセロトニンだけで単純に説明できるものばかりとも思えませんが。
    >
    > 山下 貴之
    >


  • MLNo.1600   さん  (0) 2004/05/20 21:38  [メール表示する]
    竹中さん、皆さんこんばんは。
    谷津@管理人です。

    先日竹中さんにご紹介いただいた書籍『救急精神病棟』の
    「通電療法」の部分を、本日さっそく読みました。
    竹中さんに代わりまして、概要をご説明いたします。

    <治療方法>

    これは先に山下さんがおっしゃられた通り、
    全身麻酔下で行うようです。その上で体を軽く拘束し
    (血圧測定の時に腕を固定する要領)、心停止状態の時に
    心臓を再び鼓動させるための通電に用いるような
    機具を用いて、頭部に5秒程度、強い電流を通電いたします。

    これを紹介例では週に2回程度のペースで行っていました。
    自殺未遂を繰り返す重症のうつ病患者も、数週間で
    効果が現われていました。

    <治療の効果と作用機構>

    薬物による治療と異なり、この治療法は即効性があります。
    薬物は月単位で効果が現われるとされていますが、
    通電療法では週単位で効果が現われるようです。

    また薬物を用いないため、以下のような患者には有効です。
    1.薬物の効かない患者
    2.早急な治療が必要な患者(自殺の恐れなど)
    3.薬物を使用できない患者(妊婦やアレルギー症状etc.)
    ただ妊婦に麻酔を用いても大丈夫なのか、疑問は残りました。

    作用機構については、正直まだ分かっていないようです。

    医師の中には、特に若い医師の中には
    薬物治療に代わる第2の選択肢としてまずこの
    通電療法を挙げる人が多いようです。

    逆に年配の医師には通電療法を避ける傾向のある
    人が多いらしく、また麻酔を用いない「生」通電でないと
    効果が無いと主張する方もいるようです。
    そのような医師は要注意・・・?

    それでは今日はこの辺で。

    −−
    谷津裕介
    page-one@…


  • MLNo.1603   さん  (0) 2004/05/21 07:31  [メール表示する]
    竹中です。

    若干の補充的コメントです。

    同書にも書かれているとおり、従来マスコミ中心に人権上の
    問題を指摘されてきた治療です。
    十分にインフォームド・コンセントを形成した上でなされるべき
    治療です。

    また、従来死亡事故なども起こっており、あまり安易に飛びつく
    と危険であることは踏まえておかなければなりません。

    ****************************************
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    ----- Original Message -----
    From: "Yusuke Yatsu" <page-one@…>
    To: <medicalscience@…>
    Sent: Thursday, May 20, 2004 9:40 PM
    Subject: [medicalscience:1600] Re:うつ病の電気ショック療法の作用機構


    > 竹中さん、皆さんこんばんは。
    > 谷津@管理人です。
    >
    > 先日竹中さんにご紹介いただいた書籍『救急精神病棟』の
    > 「通電療法」の部分を、本日さっそく読みました。
    > 竹中さんに代わりまして、概要をご説明いたします。
    >
    > <治療方法>
    >
    > これは先に山下さんがおっしゃられた通り、
    > 全身麻酔下で行うようです。その上で体を軽く拘束し
    > (血圧測定の時に腕を固定する要領)、心停止状態の時に
    > 心臓を再び鼓動させるための通電に用いるような
    > 機具を用いて、頭部に5秒程度、強い電流を通電いたします。
    >
    > これを紹介例では週に2回程度のペースで行っていました。
    > 自殺未遂を繰り返す重症のうつ病患者も、数週間で
    > 効果が現われていました。
    >
    > <治療の効果と作用機構>
    >
    > 薬物による治療と異なり、この治療法は即効性があります。
    > 薬物は月単位で効果が現われるとされていますが、
    > 通電療法では週単位で効果が現われるようです。
    >
    > また薬物を用いないため、以下のような患者には有効です。
    > 1.薬物の効かない患者
    > 2.早急な治療が必要な患者(自殺の恐れなど)
    > 3.薬物を使用できない患者(妊婦やアレルギー症状etc.)
    > ただ妊婦に麻酔を用いても大丈夫なのか、疑問は残りました。
    >
    > 作用機構については、正直まだ分かっていないようです。
    >
    > 医師の中には、特に若い医師の中には
    > 薬物治療に代わる第2の選択肢としてまずこの
    > 通電療法を挙げる人が多いようです。
    >
    > 逆に年配の医師には通電療法を避ける傾向のある
    > 人が多いらしく、また麻酔を用いない「生」通電でないと
    > 効果が無いと主張する方もいるようです。
    > そのような医師は要注意・・・?
    >
    > それでは今日はこの辺で。
    >
    > −−
    > 谷津裕介
    > page-one@…
    >
    >
    >

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