NOEMBLEM/エンブレムが設定されていません。

メールの詳細(メール表示)

件名:

Re: 枯渇資源としてのリン

差出人: さん "Yusuke Yatsu"<page-one…>
送信日時 2004/05/10 23:10
ML.NO [medicalscience:1571]
本文:

谷津@管理人です。

> (A)の回収のために、生ゴミ、糞尿の回収ルートを現状の下水道と
> 分別することが必要と思います。

例えば家庭用台所排水口にディスポーザーを設置し、
それとし尿用排水経路を一緒にした上でそこから
資源回収を図ればかなり容易に目的が達せられると
思います。現在の生ゴミと他の可燃ゴミを一緒に
してしまう回収方法では問題がありますね。

> (B)(C)は農産地で発生しますから、バイオプラントなどでメタンや水素を
> 取り出した後、残りの無機成分(液肥など)を農地へ還元してやれば
> いいでしょう。
> 炭素、水素分を取り出すことは、エネルギー回収と同時に、
> 肥料を最適C/N比にする目的もあります。
> (高分子の)C成分が多いと土壌が腐りやすいという弊害がありますので。

メタン等のエネルギー回収もできれば一石二鳥ですね。
土中のC成分が多いと農地が使えるものになるまで時間が
かかり、作物の生産速度が低下するという問題もあります。
農業をより有機的にする反面、作物の生産速度も考えないと
増えつづける人口への安定した食料供給は果たせません。

> 勿論、農地の周辺にクヌギ、コナラなど落葉広葉樹の雑木林を作り、
> 落葉の堆肥を利用するようなことも行われるべきです。
> 江戸時代はこれらの林の植林が幕府により奨励されていたと聞いています。

広葉樹の葉は1年程度で堆肥化できるのに対し、
針葉樹の葉はその2〜3倍の時間がかかります。
仮に有機的農法を大規模に行うのであれば、現在山野に
広く植えられている杉を中心とした樹木栽培ではなく、
広葉樹のウェイトを増やしていく必要があるかと思います。
江戸時代の政策もなかなかいい視点をしていますね。

また、広葉樹の葉をより高速に生分解して堆肥化する
技術の開発も必要になるかと思います。
どのバクテリアが適しているのかとか、そのバクテリアを
より強力なものにするにはどのような遺伝子操作を
行えばよいのか、などです。私が卒研でいたラボでは
微生物による下水処理の研究に着手し始めていました。
今まで長年のカンに基づいて行われていたそれら操作に
ゲノムサイエンスのメスをいれ、最適化しようという研究でした。

このエントリーをはてなブックマークに追加
添付:

このメールは下記のメールに対する返信です:

このメールには下記のメールが返信されています: