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Re: 人工赤血球による脳卒中等の治療

差出人: さん "Yusuke Yatsu"<page-one…>
送信日時 2004/05/17 21:19
ML.NO [medicalscience:1593]
本文:

皆さんこんばんは。谷津@管理人です。

今回は自分の投稿に関する追加情報ということで、
関連したテルモの特許文献をご紹介いたします。

先日自己紹介した通り、現在私は特許事務所に
特許翻訳者として勤務をしております。

そこでは特許関連を中心とした各種翻訳の他、
海外特許担当者として海外出願の中間処理
(オフィスアクションへの対応等)などもしております。

仕事量で考えると、ぶっちゃけ翻訳と中間処理は
50:50くらいになってます。半分は特許屋してます。

そのため特許調査は日常的に行っておりまして、
今回私がご紹介した東海大とテルモの研究に関連する
特許文献はないものかとWeb検索したところ、
日本の公開特許広報(まだ特許になる前のもので、
特許になった特許広報より最新度では上)を
発見いたしました。URLをメールに載せてそこから
たどって行ってもエラーになってしまいますので、
特許請求の範囲とその他タイトル等だけを
ご参考までに転記します。

ちなみに特許庁HPの以下の場所から検索できます。
http://www7.ipdl.jpo.go.jp/Tokujitu/tjkta.ipdl?N0000=108

下記の【特許請求の範囲】の【請求項6】が前回ご紹介した
内容に相当する発明です。

*****************

(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公開特許公報(A)
(11)【公開番号】特開2002−161047(P2002−161047A)
(43)【公開日】平成14年6月4日(2002.6.4)
(54)【発明の名称】ヘモグロビン溶液およびヘモグロビン含有リポソーム
【請求項の数】6
(21)【出願番号】特願2000−361082(P2000−361082)
(22)【出願日】平成12年11月28日(2000.11.28)
(71)【出願人】
【氏名又は名称】テルモ株式会社

(57)【要約】

【課題】ウイルス感染リスクが低減され、安全性が高く、
かつヘモグロビンのメト化進行の抑制作用を有し、
人工赤血球 および人工酸素運搬体として有用な
ヘモグロビン溶液およびヘモグロビン含有リポソームの提供。
【解決手段】ウイルス除去処理されたストローマフリーヘモグロビン溶液と、
(A)酸化型ニコチンアミドアデニンジヌクレオチド(NAD)および/または
還元型ニコチンアミドアデニンジヌクレオチド(NADH)と、(B)イノシン、
イノシン酸、グアノシンおよびリボース-1- リン酸からなる群より選ばれる
少なくとも1つとからなるヘモグロビン溶液。

【特許請求の範囲】

【請求項1】分子量150kD以上の成分が除去された
赤血球 由来のストローマフリーヘモグロビン溶液と、
(A)酸化型ニコチンアミドアデニンジヌクレオチド(NAD)
および/または還元型ニコチンアミドアデニンジヌクレオチド
(NADH)と、(B)イノシン、イノシン酸、グアノシンおよび
リボース-1- リン酸からなる群より選ばれる少なくとも1つとからなる
ヘモグロビン溶液。

【請求項2】分子量150kD以上の成分が除去された赤血球
由来のストローマフリーヘモグロビン溶液と、(A)酸化型ニコチン
アミドアデニンジヌクレオチド(NAD)および/または還元型
ニコチンアミドアデニンジヌクレオチド(NADH)と、
(B’)リボース-1- リン酸または代謝系で最終的に
リボース-1- リン酸となりうる物質からなる群より選ばれる
少なくとも1つとからなるヘモグロビン溶液。

【請求項3】前記ストローマフリーヘモグロビン溶液は、
分子量15万以上の解糖系酵素を実質的に含まない
請求項1または2に記載のヘモグロビン溶液。

【請求項4】前記ヘモグロビン溶液がヘモグロビンを
30〜60重量%の濃度で含有する請求項1〜3の
いずれかに記載のヘモグロビン溶液。

【請求項5】前記ヘモグロビン溶液のpHが7.0〜8.5である
請求項1〜4のいずれかに記載のヘモグロビン溶液。

【請求項6】請求項1〜5のいずれかに記載のヘモグロビン溶液が
リポソームに内包されてなるヘモグロビン含有リポソーム。

********************

この他に関連外国出願を米国と欧州について調査いたしましたが、
今のところは発見することができませんでした。

テルモくらいの規模の企業だと、この日本の出願をベースに
さらに進んだ内容の海外出願をしているでしょうから、
恐らくまだサーチエンジンの方でWeb公開できる状態に
なっていないのだと思います。出願が2000年ということから
考えて、もっと進んだ内容の出願がされていることでしょう。
(いくつかの国内出願を併合して出願にした可能性もあり)

外国出願もやがて時期がきたら検索可能な状態に
なるでしょうから、その時はまたMLに流してみたいと思います。

とりあえずテルモ側の、産業サイドからの情報(特許文献)は
上記のとおりですが、東海大学側の、アカデミックサイドからの
情報(学術論文)はどうなってるんでしょう?PubMedで
調べてみましたが見つかりませんでした・・・。(検索下手)

−−
谷津裕介
page-one@…

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