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Re: 食と重金属 〜糞尿、生ゴミの有効利用〜

差出人: さん "Yusuke Yatsu"<page-one…>
送信日時 2004/05/23 22:38
ML.NO [medicalscience:1605]
本文:

在原さん、皆さんこんばんは。谷津@管理人です。

> 改善方向として、
> 1)生ゴミを混ぜ、重金属濃度を下げ、基準値上利用できる濃度にする。
> 2)生ゴミだけを回収するルートを設け、堆肥化する。
> 3)メタン発酵などで、エネルギーを回収し、液状にしたあと、重金属を除去し、
>   液肥として、利用する。
>
> があります。
> 1)は本質的な解決方法ではありません。
> 2)の場合、水分が少ないので、処理が効率的ですが、新たに配送システム
> (ロジスティクス)を作る必要がでてきて、コスト(費用、エネルギー)が
> かかります。糞尿は利用できないままです。
> 3)の場合、生ゴミを一緒にすることも可能です。下水処理場に嫌気メタン発酵処

> 施設を設置することが前提になりますが、2)よりは投資が一過性なので経済性
> では勝るように思われます。薄められたものを扱うコスト増大分など、
> 本格的に考えるなら、きちんと試算すべきですが。

糞尿は塩濃度が高く、肥料としては向かないと
聞いたことがあります。糞尿を利用する際は
微生物分解だけではなく、塩濃度を下げることも
必要かと思われます。

(2)の手法は、例えば各家庭にディスポーザーと、その処理物の
ろ過物を蓄積する設備を設け、昔の汲み取り式トイレの「汲み取り」の
ような方法で、週に1回でも回収するシステム(つまり現在の
資源ごみの回収と同じ)を設ければ、現在の生ゴミ回収方法で
回収される生ゴミの量を減らせることで回収にかかるコストを
下げることができ、その分をディズポーザーによる処理ゴミ回収
費用に回すことができ、結果としてコストの上昇は少なく
抑えられるように思えます。

いきなり全家庭とはいかずとも、例えば○×年以降に新築された
家には義務化するとか、そういった制度を設ければ将来的には
新たな資源リサイクルができ、資源を節約することに繋がるでしょう。

> 地域雑誌「新川時論21」第13号の紹介
> ― 奇妙な「実証試験」 ―
> 魚津市東城地区のディスポーザー問題を考える
> 加藤 輝隆(富山医科薬科大学公衆衛生)
> http://kyonc.cool.ne.jp/jiron/JIRON13.HTM

上記サイトの記事について補足です。

生ゴミ焼却時のダイオキシン発生について上記サイトでは、
温度管理により発生を抑制できるとあります。実際には低温では
ダイオキシンが発生しやすいので、溶融炉という焼却炉を用いて
通常の焼却温度より高温の1,300〜1,600℃で焼却することで
ダイオキシンをも分解いたします。

恐らくこれを用いることで将来的にはダイオキシン問題を
解決可能と言っているのでしょうが、残念ながら今後国内で
新たに建造される予定の焼却炉のほとんどは旧来の、
ダイオキシンを分解できない焼却炉だそうです。
溶融炉の建造コストは従来のものより割高だからです。
それに何より、行政側の意識がまだ十分ではないようです。

ダイオキシン問題がこれだけ騒がれているのに行政は
焼却炉の改良を行おうとはしません。焼却炉などの巨大建造物は
おいそれと作り変えることはできないので、一度作ってしまったら
その先数十年はダイオキシンを大量に排出しつづけることに
なってしまうでしょう。

生ゴミ焼却時のダイオキシンの発生問題の解決は
まだまだ当分先(恐らく半世紀以上先)のようです。

医科学MLの議題とは大分それた感がありますので
(それでも環境問題は大切な問題ではありますが)
今回はこの辺で終わりにしようと思います。

−−
谷津裕介
page-one@…

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