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バイオの波

投稿者:"Yusuke Yatsu"さん  2001/08/06 19:15  MLNo.490   [メール表示]

皆さん今晩は!谷津@管理人です。

世界陸上では室伏浩二が銀メダルを取る快挙を成し遂げました!
最近は日本のスポーツが強いので、見ていて励まされます。

さてさて、今日はバイオ産業に関する話題です。
日経新聞によると、バイオ先進国アメリカではベンチャービジネスにおいて
ITとバイオの融合が進んでいるようです。
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米VC協会と米調査会社ベンチャー・エコノミクスが共同でまとめた調査によると
・・・(中略)
バイオや医療・ヘルスケアなど生命科学企業への投資額は14億6700万ドルで、
主要業種の中で唯一、前年同期の実績を上回った。全投資額に占める比率も
前年同期の3.9%から13.8%へと跳ね上がった。とりわけ情報技術(IT)を駆使した
新薬・未来型治療法の研究開発への投資がおう盛という。
http://www3.nikkei.co.jp/kensaku/kekka.cfm?id=2001080105530
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将来の花形産業としてバイオが注目されているそうです。
今後どんなバイオ産業が台頭してくるのでしょう。楽しみです。

また、国内では東レなどがナノテクとバイオを融合させた新技術の
開発を目指すそうです。アメリカだけではなく、日本にもどんどん
波が押し寄せています。
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ナノテク研究体制一斉に強化、東レ・富士通など

 大企業がナノテクノロジーの研究体制を一斉に強化する。
東レと三菱化学が専門の研究所をスタートさせるほか、富士通は
日米欧で研究体制を敷いた。
(中略)
 東レはナノテク研究所を約50億円をかけて医薬研究所(神奈川県
鎌倉市)内に建設する。2003年春に完成、50-60人の体制でナノテクと
バイオを融合させる研究を開始する。国内外からトップクラスの研究者などを
招き、「次世代の医療材料や情報素子など全く新しい技術を確立する」
(小林弘明常務)。
http://www3.nikkei.co.jp/kensaku/kekka.cfm?id=2001051501147
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私の研究室の修士の先輩は「今はバイオ系企業への就職は厳しいよ」と
言っていました。でも、今後はそういう道がどんどん開けてくればと期待
しています。

ところで私が初めてナノテクを知ったのは高校時代読んだSF漫画
からでした。その頃は遠い未来の科学だと思っていたのですが、
ほんの少し(?)経ったらもう現実世界の技術になっています。
やっぱり科学はすごいです・・・!

少し長くなりましたので、これで失礼いたします。

谷津 裕介
埼玉大学理学部分子生物学科
細胞分化研究室(定家義人教授)
yuimix@…(自宅用)
yusukeyatsu@…(臨時)


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  • MLNo.505   "mikelyth"さん  (0) 2001/08/12 19:29  [メール表示する]
    はじめまして。
    かなり以前にこのメーリングリストに登録したのですが、全然
    参加していませんでした。

    バイオ研究機器のメーカーに勤めて3年目になります清水と申します。
    ここのメーリングリストは学生以外の人も参加していいのでしょうか?

    バイオの波を読んで、これからますますこの分野はおもしろくなりそうだと
    思いました。本当にあと5年後にはどんな技術が開発されて、実際に
    利用されているのかなと思うと、楽しみであると同時にちょっと怖いような
    感じもします。

    特に、人のクローン技術がもう実施されてしまいそうな新聞記事を読んだ
    時には、すごいと思うのと、これはちょっとまだやめておいたほうがいいの
    では?と思うのと両方混じった気分でした。

    クローン技術や遺伝子組換え食品など、一般的には怖いと思われる
    技術が安全だと証明することは、可能なのかナとも思います。
    実際に何十年後かの影響なんて、わからないので、難しいなと思います。

    これからも、いろいろな方の話を楽しみにしております。
    よろしくお願いいたします。

    清水





  • MLNo.506   "Yusuke Yatsu"さん  (0) 2001/08/13 21:24  [メール表示する]
    皆さん今晩は!谷津@管理人です。このところバイオ系の
    ニュースが頻繁にあり、楽しい毎日ではあります。その分
    チェックが大変ですが。(笑)

    さてさて、清水さん、ようこそおいでくださいました!

    > はじめまして。
    > かなり以前にこのメーリングリストに登録したのですが、全然
    > 参加していませんでした。

    あはは!きっとこういう方は多いと思います。参加者の登録メール
    アドレスを見ると非常に様々なバックグラウンドの方が参加されて
    いるのだなと分かります。そういう方々にも、是非自己紹介からでも
    発言していただけたらと思います。きっと楽しい議論ができるでしょう。

    > バイオ研究機器のメーカーに勤めて3年目になります清水と申します。
    > ここのメーリングリストは学生以外の人も参加していいのでしょうか?

    もちろん大歓迎です!(^^)むしろ学生だけでは非常に狭い視野の
    議論になってしまうので困ります。実際アドレスから判断するに、
    当MLに参加されている方々の2割は企業の方です。そして院生や
    学部生が4割、その他は個人用アドレスなので所属不明です。
    その他実際研究者の方や医師の方、海外から参加されて
    いる方など、分かる範囲だけでもバックグラウンドは様々です。
    参加者層がバラエティーに富んでいて、非常にいいMLですね。

    >バイオの波を読んで、これからますますこの分野はおもしろくなりそうだと
    > 思いました。本当にあと5年後にはどんな技術が開発されて、実際に
    > 利用されているのかなと思うと、楽しみであると同時にちょっと怖いような
    > 感じもします。

    本当にそうですね。複雑な感じがします。以前人工子宮の研究を
    している研究室がTVで紹介されていましたが、子宮が剥き出しに
    されたヤギがもがいているのを見たときは思わず目をそらしました。
    そして将来人工子宮が開発され、剥き出しの子宮の中で胎児が
    ぴくぴく動いている図を想像するとぞっとします。この場合、再生医学で
    子宮を作ることになるのでしょうか。う〜ん、必要とする人はいるのでしょうが、
    それにしても怖い・・・。

    > 特に、人のクローン技術がもう実施されてしまいそうな新聞記事を読んだ
    > 時には、すごいと思うのと、これはちょっとまだやめておいたほうがいいの
    > では?と思うのと両方混じった気分でした。

    もしクローン人間を作ろうとする医師に生まれてくる子供を思う
    気持ちが少しでもあれば、こんなことは出来ないと思います。
    もし子供が異常を持ってしまった場合、その医師はどうする
    つもりなのでしょうね。いずれにしろ、もしクローン人間が
    誕生したら、「ヒトが生まれること」に対する人類の意識が
    大きく変わるのではないかと思います。生命の尊厳とか
    神秘とかに、最近の科学はズカズカ土足で入り込んでいるように
    思えてなりません。科学を志す人間として、複雑な心境です・・・。

    > これからも、いろいろな方の話を楽しみにしております。
    > よろしくお願いいたします。

    こちらこそ、どうぞよろしくお願い致します。
    もしよろしければこれを機に、まだ発言をしていない参加者の方も、
    気軽に自己紹介等をしてくださることを期待します。
    発言しないと損ですよ〜!(笑)

    それではまた!

    谷津 裕介
    埼玉大学理学部分子生物学科4年
    細胞分化研究室(定家義人教授)
    「医科学・分子生物学の集い」代表
    yuimix@…




  • MLNo.507   さん  2001/08/14 15:38 
    このMLメールは投稿者により削除されました。

  • MLNo.508   "Yusuke Yatsu"さん  (0) 2001/08/14 18:45  [メール表示する]
    皆さん今晩は!谷津@管理人です。
    花市さん、ようこそおいで下さいました。(^^)

    > 皆さんはじめまして、花市と申します。
    >
    > 私は現在、愛知県岡崎市で電子顕微鏡による解析受託サービスを
    > 行う会社を父親と営んでおります。
    > 形態観察・構造解析のプロではありますが、多方面の分野に関する
    > 専門的な知識は持っておりませんので、このような場で色々と
    > 勉強できればと考え、参加させていただきました。
    > 会社の性質上、幅広い試料(金属、高分子、生体試料、ウイルス等)
    > を扱っておりますが、今後はやはりバイオ分野が一番熱いのではと
    > 感じていますし、そのような仕事も増えております。

    やはりバイオ系の仕事は増えているのですか。そういった時代の
    流れは、やはり実社会で活躍されている方でないと実感できない
    ものと思います。ところで解析に関してですが、例えば染色体の
    クロマチン構造についての解析とかも出来るんですよね?
    最近クロマチン構造について興味を抱くようになりまして・・・。

    例えばかの有名な抑制遺伝子Rbは、ヒストンH3のメチル化と
    HP1のプロモーター領域への結合を引き起こすのだそうです。
    ヒストンのメチル化というと、アセチル化同様クロマチン構造に
    寄与するのではと考えられます。院ではそういったクロマチン構造に
    ついても調べてみたいと思っておりますので、やはり電子顕微鏡の
    活用が必要となります。(院試を終えてRbの論文を早く読みたい!)

    > このような生物系と材料系を融合させて新しい物を創り出すという
    > 試みは(以前からありましたが)ますます増えていくはずです。
    > そこでは今まで考えもしなかった研究者とパートナーを組む必要が
    > 生まれてきますし、幅の広い視野と人脈が必要とされ、個々の
    > 専門分野の知識を結集し、議論し、研究・開発を進めて行くことが
    > 不可避だと思います。

    いわゆる学融合ですね。わくわくします。そんな風に研究できたら
    きっと人生幸せでしょうね・・・。(うっとり)

    今はまだ想像すらできないような素晴らしい研究が、学融合により可能に
    なるのでしょう。どんな研究が生まれてくるのか・・・だから科学は
    面白いです!

    > 皆さんと熱い話ができるのを楽しみにしております。

    こちらこそ、熱い議論を楽しみにしております。まだまだ私は勉強不足
    ですが、これからも精一杯勉強して皆さんの議論について行きたいと
    思います。

    それではまた。

    谷津 裕介
    埼玉大学理学部分子生物学科4年
    細胞分化研究室(定家義人教授)
    「医科学・分子生物学の集い」代表
    yuimix@…

    P.S.「医科学・分子生物学の集い」参加者数が376人となりました。
    今後とも宜しくお願い致します。



  • MLNo.509   Yamaji Naokiさん  (0) 2001/08/15 12:20  [メール表示する]

    > 例えばかの有名な抑制遺伝子Rbは、ヒストンH3のメチル化と
    > HP1のプロモーター領域への結合を引き起こすのだそうです。
    > ヒストンのメチル化というと、アセチル化同様クロマチン構造に
    > 寄与するのではと考えられます。院ではそういったクロマチン構造に
    > ついても調べてみたいと思っておりますので、やはり電子顕微鏡の
    > 活用が必要となります。(院試を終えてRbの論文を早く読みたい!)


    細胞の分化にはクロマチン構造の変化がかかわっているそうですね。

    偶然ですが最近、植物(タバコ)からRbのターゲットのE2Fを単離しました。
    今度これを使って実験しようと思っていたところです。
    正直言ってこの分野に関しては植物はかなり遅れていますので、
    (たとえばRbが壊れたときに腫瘍化するかどうかもわかっていません)
    医科学の方の進展に期待しています。
    何かおもしろいことがわかったら教えてください。






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